2018年1月11日(木) 18:30開演
『ひかりふる路(みち) 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』
『SUPER VOYAGER!』
2018年の観劇初めが、まさかまさかの初宝塚で幕を開けました。
東宝系(というか主に市村さん)の作品で日生劇場や帝国劇場には何度も足を運んでいますが、宝塚歌劇団の演目を観賞するのは今回が生まれて初めて。
Dヲタでジャニヲタな私が初観劇で感じた点をあれこれ書き連ねてみたいと思います。
劇場に足を運ぶに至った3つの理由
これまで、避けて通ってきた宝塚。
理由はシンプルに「これ以上、沼を増やしたくない」というのに他ならないのですが、そんな自分が劇場に足を運ぶに至った理由を簡単に振り返ります。
衣装が猛烈に好み
まずは衣装がすごく好きな雰囲気だったのが1つ。これは年明けにBSプレミアムで放送されていた番組で実際の公演内容を見たのと、Twitterで見かけた素敵なイラストの影響が大きいです。
SUPER VOYAGER! 合言葉はBon Voyage! pic.twitter.com/eY1Kvr0wP3
— てらい (@terraaai) 2017年12月18日
ディズニーアンバサダーホテルのコスチュームのような爽やかな青と白、そしてマリンテイストなところがツボでしかない。
オーバー・ザ・ウェイブやディズニークルーズラインのショーの雰囲気もあって、これにかなり心惹かれました。
アンダルシアに憧れる
ジャニーズカウントダウンライブ2017-2018では、ほぼ毎年恒例の『アンダルシアに憧れて』が歌われず、やや不完全燃焼だった2017-2018の年越し。
トニーがしくじってくれないと年を越した気がしない、みたいなところがあるので(個人差あります)、年明けから始まったジャニーズJr.を中心とした舞台と、こちらのSUPER VOYAGERで『アンダルシア~』が使われているのがとても羨ましくですね!
そういえば「年明けの日比谷では1日に最大4回トニーがしくじる」というパワーワードが今年の初笑いだったような気がw
好みの衣装が見られて、アンダルシアも聴けるのか~と思ったら、いつの間にか手が勝手にチケット情報を調べておりました。
今年はバレンタインナイトがないからエンタメの課金先がないといのも背中を押してくれた気がします。
思っていたよりもチケットが入手しやすい
劇場入りが決まるまでに最も驚いた部分はここでした。
定価以下での取引が大前提であるチケット救済サイトの「おけぴ」で調べてみると、宝塚歌劇団のチケットに関するやり取りの投稿が非常に多い&流動的!
もちろん演目によっても異なるとは思いますが、今回は条件を【譲渡のみ】にしても数時間でかなり多くの取引が更新されていたので、平日ソワレで後方中央ブロック寄りの通路席をお譲りいただくことができました。
あとチケット代もS席で8,800円という安さで衝撃でした。1万円を出したら1,200円もお釣りがくる!
初めての東京宝塚劇場
仕事を終えてから18:30開演のソワレへ。日比谷駅からの距離も近いので、職場の最寄り駅から15分ほどで劇場前に到着しました。
劇場の印象
煌びやかなロビーから、階段・エスカレーターを上がって客席階へ。
1階席の最後列から2列目だったのですが、着席してみると想像していた以上にステージが近い!というか劇場そのものが思っていたよりもコンパクト!
ステージ→オケピ→銀橋→客席という構造だからなのかな?
ブロードウェイミュージックシアターの最後列からステージまでより近いのでは?くらいの距離に感じました。
ブロードウェイ・ミュージックシアター - Wikipedia
意外だったのはクロークが見当たらなかったこと。1階にロッカーコーナーがあったのを後からフロアマップで確認しましたが、女性客が多い劇場だし預ける場所があるだろうと勝手に思ってました。
2階のカフェで公演の内容にちなんだメニューがオーダーできるのは楽しそうでした。1種類じゃないところもリピート心をそそられるというか…。
新鮮だったことベスト3
今回の初観劇にあたり、新鮮だったことを3つに絞ってランキング形式で振り返ってみます。
第3位 開演前の撮影OK&演目名・演出家名のアナウンスがある
これ、ありそうで今までになかったので不思議な感覚でした。特に開演前の撮影が可能というところ。こういう文化が当たり前の場所での観劇が多い方であれば、確かにBBBの開演前とか何で写真撮っちゃダメなの?ってなりますね、納得。
思えばバレンタインナイトで開演前は撮影OKなのと、数年目から追加された開会宣言という名のアナウンスも、宝塚の文化が大きく影響してるんじゃなかろうか。演出家さんの出身が出身ですし。初期はMト、からのCルが担当していたのでポジション的にも合点が。
第2位 カーテンコールがない
2部のショーが華やかにフィナーレを迎えて幕が下りる…のは当然なのですが、驚いたのはそこから!
サラ~っと流れるように拍手が通り過ぎると、客席は明るくなり続々と人の流れはロビーへ。
舞台のラストはカーテンコールがつきものだと思っていたので、宝塚の公演にカテコの文化がないというのは大きなカルチャーショックでした。
けど、あれだけの衣装を身にまとったまま何度も挨拶するのは大変ですもんね。
第1位 客席への目線落ちが半端じゃない
「アリーナ席は見ない、スタンド席は見えない」でおなじみのKinKi Kidsと、ストレートプレイの舞台作品か映画の舞台挨拶など限られた現場しかない風間俊介を昔から応援している私。
KinKiはさておき、かざぽんは演技中に完全に役としての人生を生きるタイプで、カテコでの挨拶もほとんどは真正面→深くお辞儀→去り際に手を合わせて感謝の意を示す、というのが定番。客席に視線を落とすことがほとんどありません。
唯一、世に言うジャニーズのファンサっぽいことが味わえたのは2016年のドラクエライブツアーの時くらいなんですが…。
この日のTwilogは今読んでも興奮するし泣ける...(;ω;`)
宝塚の演目ではミュージカルでもショーでも、これも演技指導のうちですよ~というくらい自然に客席へ視線を落としたり、流し目をされたりする!!
噂には聞いていたけど、生で見ると1階の最後列からでも目線落ちてるの分かる!!!その落ちっぷりを見てるだけでも超楽しい!!!!!
KinKi Kidsとかざぽんというファンサ要素がないタイプのジャニヲタの視点から見ると、ステージから客席への目線配りすんげええええええ!!!!!!!!って感じでした。はるか後方から見てるだけでも楽しくなるくらいには目線落ちるの!!!!!すんごい!!!!!
— にあぽん (@imagicaln) 2018年1月11日
後方の席から全体を見るのが楽しかったのとショーの選曲がツボすぎたのが大半を占めていて、パンフやグッズは買わずに会場を出た実感としては、個人推しより演目推しで沼る可能性があるような気がしています。
ミッキーは好きだけど、衣装が好みじゃなければそこまで通わない、みたいなやつです。
有料だけど、演出と楽曲が好きすぎるので年パスがないのにバレンタインナイトに行きまくっていたころのようなやつです。
幸か不幸か、今年は大好きなバレンタインナイトの公演がありません…年パスはあるのに…。
一応、BSプレミアムでの映像が手元にあるので今回はリピなしで考えてますが、うっかり暇な時にチケットがあったらホイホイ買ってしまう可能性は大いにあるような気がしています。
カテコなしでサクっと終わってくれたので、リニューアルした日比谷シャンテで夢のような時間を反芻しながら、ゆっくり夕食も。
公演の内容についての感想も書きたいのですが、曲やシーンに対する感想を書き連ねるとかなりの長さになってしまいそうなので今回はここまで。
新ジャンルへの船出、楽しいものではありますがハマりすぎないように自制心を持ってふれあいたいと思います。
長文になりましたが最後までお読みいただきありがとうございました!