さて、各方面で大絶賛だった「アナザースカイ2」風間俊介ゲスト回の放送から早くも1か月が経ってしまいました。奇しくも、あの日が東京ディズニーリゾートがコロナウイルス蔓延予防のための休園に入る前日ということで、数多くのディズニーファンがリアルタイムで放送を見ながら、ディズニーリゾートの空気感を味わおうとしている雰囲気がありました。
放送当日にリアタイした後は、週が明けてから2週目を観たのですが、あらためて見直すと細かいところを色々と探ってみたくなってしまう構成なことに気が付いてしまい。いつものことながら悪い癖ですね。
ということで、実際の放送を見ていて気が付いた点、掘り下げておくべき点を、ジャニーズJr.黄金期時代からの風間担であり、海外ディズニーリゾート全制覇済みのDヲタでもあるという、なかなか被ることがないであろうヲタク経歴を生かして、本放送の中では触れられていない部分について、深掘りしてみたいと思います。
- ロケが行われたのはいつなのか
- 完全な編集が施された放送内容を解体してみる
- 衣装パターンと共に振り返る撮影内容
- 訪れた場所から推測される現地でのスケジュール
- 華麗なる編集の力を垣間見たポイント
- 私の心が最も震えた場面
ロケが行われたのはいつなのか
前週の斎藤工さん回ラストに予告が流れた時点で「もしかしてZIP!でロケに行った際に同時に撮ってたの?!」「それにしては暖かそうなものを着てる…」と、ほんのわずかな時間からの考察が止まらなかったわけですが、これについては結論が出ました。
ZIP!のウォルト・ディズニー・ワールドとは別撮りです!
みなさんのツイートのおかげで光の速さで反応できました、ありがとうございます🙏おそらく去年の秋に弾丸で行った時に撮ってるはずなんだけど、私みたいなクソヲタ対策なのか華麗にMagic Band隠されてて、ぐぬぬ…となってる😇←嬉 キャッスル見た感じ、秋だとは思うんだけど合ってるかな🍁 #風間俊介 pic.twitter.com/mzCg7h3RpD
— にあぽん (@imagicaln) 2020年2月21日
あと、着てるものからして同時進行だったのか別スケで飛んじゃったのかは正直ちょっと難しい。9月末にフロリダでこの素材って、めちゃくちゃ明け方にこの部分撮ってるとかじゃないと考えにくい気もするので。 pic.twitter.com/x9OzjnnS7Q
— にあぽん (@imagicaln) 2020年2月21日
というのも、予告に反応したツイートがフィーバーしたついでに、ZIP!ロケを行った際の考察記事を紹介していたところ、ハネムーンでWDWに行っていたという方が、1/29に現地で目撃したという情報が入ってきたのです。
ショーの演出内容的にクリスマスのイベント開始後ではないと思うのけど、最貧前線終わってチート落ち着いてからだとしたら、ZIP終わってからの月曜午後発で同日現地着、火曜日から4日間フルで動いて土曜に現地発で日本時間の日曜着が可能な週もあったかな?やはりZIPの時と比べて厚着なのが気になる… https://t.co/qosZOSLC12
— にあぽん (@imagicaln) 2020年2月21日
この目撃情報から、実際のオンエアを見ながら収録時期を特定する必要がなくなったので、番組に集中するという意味で非常に助かりました。情報提供、本当にありがとうございます!
完全な編集が施された放送内容を解体してみる
リアタイ時は番組の流れに沿って純粋な気持ちで番組の内容を楽しんでいましたが、録画確認の回を重ねていくうちに「同じトピックについて話をしてるけど、別のタイミングに収録した内容が繋がってるな?」ということが気になり始めてしまった私。
どのタイミングに何の話をしたのか整理するため、 ①撮影を行った場所を衣装毎にまとめ ②それぞれの場所でどんな話をしたのか ③そこから導き出される実際の時系列 を辿ってみることに。撮影のための全行程が何日間だったのかは確定に至るまでの情報がありませんでしたが、生放送のレギュラー番組やその他の仕事が詰まっていることを考えると、とんでもない弾丸スケジュールで飛んでいたのではないかという可能性が見えてきました。
衣装パターンと共に振り返る撮影内容
今回、オンエアの中で確認できた衣装のパターンは全部で3種類。うち1つはスタジオで着ていたものなので、WDWでの撮影時に着ていた衣装はわずか「2種類」。このことから、撮影を行うために要された日数は2日間だけではないのかということが考えられるのですが、まずは衣装ごとにWDWのどんな場所で撮影を行っていたのかを辿ってみたいと思います。
白ロングカーディガン×黒チェックシャツ×白インナー
オーランド空港からWDWへの移動車
CMを含んで30分という限られた放送時間の中で、まさか空港からWDWへ移動している時間を本編に入れてくるとは…と思わずにはいられなかった、冒頭の場面。ここをわざわざ入れるということは、リゾート入口のゲートの紹介でもするんじゃないの?と勘ぐりツイートをした3秒後ぐらいに、そのままの話の流れが番組中に出てきたの、リアタイ中で一番テンションが上がったポイントでした。方向性が同じすぎるから、もう結婚しよ?*1
って呟いた瞬間www やっぱり通じ合ってるごめんなさいwww #風間俊介 #アナザースカイ #anothersky https://t.co/iBiFJedWgv
— にあぽん (@imagicaln) 2020年2月28日
ちなみにこのシチュエーションについて、後から冷静になって考えてみると、ある気付きが生まれました。というのも、アナザースカイの番組公式Instagramではオーランド国際空港からウォルト・ディズニー・ワールドへの移動手段として、ディズニーホテル宿泊ゲストに無料で提供している、マジカルエクスプレスのことを紹介してるんですよ。
風間添乗員の後に続きますとは言ってますが、本編の内容と照らし合わせてみると、肝心の本人はマジカルエクスプレスのバスに乗らず、別の車で移動してることになるんですよね。となると、このWDWのゲートをくぐる瞬間の感動をテレビを見ている人たちに伝えるために、無料の送迎とは別に移動車を手配し、カメラマン同乗の上で撮影してほしいということを事前に打ち合わせして、準備と手配を進めておかなければならなかったわけで。
マジックキングダムでトーキングのミキミニとシンデレラ城を背景にグリーティングをする場面があることからも、ウォルト・ディズニー・ワールドによるバックアップがしっかりされてることが確認できるので、もしかすると公式様が移動車の手配もしてくれているのかもしれません。
しかしながら、近年よく見かけるようになった日本のメディアによるWDW取材において、あの画を撮るために移動車を別に手配したいと願い出ていた媒体は、なかなかないのではないでしょうか。あくまで推測ですが。
ディズニー・コンテンポラリー・リゾート
続いて、車でディズニー・コンテンポラリー・リゾートへ到着した場面。衣装も移動車も空港からの移動時そのままなので、時系列としては繋がっているだろうと思われます。チェックインカウンターのあるエントランスフロアから、エレベーターでレストランやショップのあるフロアにエレベーターで向かっていました。
この投稿をInstagramで見る
この投稿、今になってじっくり見返してみて気が付いたんですが、3枚目にひっそり本人が写ってるんですよね*2。私はスタバ投稿の地面とかばっかり見てたので今さらになって気が付きました。なお、この3枚目を撮った4階のバルコニーでは番組内で使用されたインタビューのいくつかが撮影されています。
マジックキングダム・パーク
放送の流れとしても、移動経路の自然さからも、おそらくコンテンポラリーのテラスでの撮影をしてから、そのままの流れで向かったであろうマジックキングダムパーク(以下:MK)。歩いてMKに移動できるのはコンテンポラリーリゾート利用者の特権ですからね。
番組内で使われていた映像と番組公式SNSに投稿された内容から、訪れている場所が特定できた場所だけを拾ってみましたが、MKの中で行動した範囲はそれほど広くありません。
- シンデレラ城前(トーキングミッキー&トーキングミニーとのグリーティング)
- セブンドワーフ・マイントレインに乗車
- 空飛ぶダンボの前でトーク
- ピーターパンの空の旅の前でトーク
- ニューファンタジーランドのポップコーンワゴンに食いつき
- 城前からリバティスクエアに向かう橋の上(映像のみ)
- ワッフル屋さんからファンタジーランドへ向かう濠横の通路
- クリスタルバレス(レストラン:インスタ&Twitterより)
撮影クルーを引き連れている場合に、正面エントランスから入ってメインストリートU.S.A.を通るのか、バックステージを通ってある程度の場所まで行ったのかは不明ですが、城前とファンタジーランド以外のカットが一切確認できませんでした。ちなみにクリパレでのブッフェはメニューの内容から朝食ではなく、ランチの時間帯ではないかと予想しています。
ディズニー・ハリウッド・スタジオ
ZIP!でのWDW特集の際にも、さらっと涼しい顔して差し込まれていたハリウッドスタジオ(以下:HS)のパート。今回も『ファンタズミック!』のために作られた特設会場だけが、番組本編の中で登場していました。
テレビ番組の編集ってすごいなぁと思ったのが、ショーを紹介する際に使われていたのが、参考映像としてディズニー側から提供されているもの=今回のロケで撮ったものではない映像ということが、一瞬分からなかったこと。
MKのFOF部分など、分かりやすいところはすぐに分かったんですが、ナレーションや後入れの音楽との組み合わせ方が非常に自然なまま、公演終了後の客席で撮ったインタビューに繋がったので、なんでここだけミッキーのビジュアルが…って普通にぽかーんとしちゃいました。いや~、これにはやられました。
ちなみに参考映像とそれ以外を判別する分かりやすいポイントは、画面の一角に「©Disney」の文字があるかどうか。この表示を含んで始まったカットは、公式からの提供映像で間違いないです。逆にこれが入っていないけど公式素材っぽいものを特定するほうが難しいですね…。
ベージュと赤のチェック柄ロングシャツ×ベージュTシャツ
続いて、現地で2つ目の衣装がこの組み合わせ。今回、スタジオでのシャツも赤いチェックだったので、なかなかのチェック柄でお祭りになってます。まあ、どう考えてもいつものスタイリストさんなので、そんな雰囲気のチョイスになるよね~というところ。過去のディズニーファンとかを見てみても、近い感じの衣装であることが多いです。
ディズニー・アニマルキングダム
こちらの衣装を着ていた日は、アニマルキングダム(以下:AK)での撮影が中心になることから選ばれたアイテムたちで構成されているんじゃないかな?と思えるアースカラー中心のコーディネートでした。
#フロリダ #ディズニー パーク内にある
— 公式_ANOTHER SKY (@ANOTHERSKY_NTV) 2020年2月24日
スターバックスの『ミッキーシナモンロール』
風間さんがスタッフに
分けてくださいました!#WDW #ディズニー飯#風間俊介 #日テレ#アナザースカイ #ANOTHERSKY pic.twitter.com/ZwQO1PMZqO
このシャツですね。別にこの腕が本人だよ~とも、AKの中にあるスタバだよ~とも書いてないけど、見る人が見ると分かるやつです。SNS担当スタッフさんの中に匂わせが超上手い人(誉め言葉)がいますね。
- キリマンジャロ・サファリ
- アバター・フライト・オブ・パッセージ
- Creature Comforts(AK内のスターバックス:Twitterより)
番組内ではキリマンジャロサファリに乗ってからアバターという順番でしたが、私の勝手な見解では実際に乗った順番は逆ではないかと考えています。
一つは通常の運営時間中には撮影が難しそうな、スタンバイのキューラインで人がほとんどいない状態で撮影している場面があること。もう一つはキリマンジャロサファリに乗っている最中のほうが、日が高く上がっているように感じたからです。いずれも憶測ですが、情報までに。
ディズニー・アニマルキングダム・ロッジ
AKに最も近い、デラックスタイプのディズニーホテルです。放送前のSNS投稿内容から、このアニキンロッジ内にあるBomaというレストランで朝食をしたのではないかという考察をしていたので、ここが出てきたことは予想の範囲内でした。が、まさか共用部のソファでのインタビューがあんなに出てくるとは思ってもいませんでした。
ディズニー・ハリウッドスタジオ
本編でHSにいるのが映っていたのはファンタズミック!明けの白いロングカーディガンを着ている場面のみでしたが、実はこちらの衣装でHSにいる場面が前番組の金曜ロードショー終了後に「この後は~」として紹介される数秒間だけ放送されています。
場所はトイストーリーランドの入口付近。ZIP!の時にもスリンキー・ドッグ・ダッシュに乗っていましたが、今回もまた行ってたんだなと。過去に出演したTV番組で初WDWだった時に泊まったと思われるディズニー・オールスター・ムービー・リゾートで大きなバズの前で写真を撮ったりしていたので、そんなに声を大にして言っていないものの、トイ・ストーリー大好きなのかな?なんてことを考えてしまったり。
ディズニー・コンテンポラリー・リゾート
はい、そしてオンエアを普通に見ていた時には全く気が付かなかった不思議ポイントがこちらです。コンテンポラリーリゾートでの撮影は、日中にモノレールの線路を背景に白ロングカーディガンを着て撮影している場面がありましたが、テーマパークビューのお部屋のベランダから、MKでのHappily Ever Afterを見ているシーンは、茶色チェックロングシャツのほうで撮影をしてるんです!いや~、やられた。
訪れた場所から推測される現地でのスケジュール
こうなってくると、実際に現地ではどういった順番で撮影が行われていたのか、気になってきませんか?私はめちゃくちゃ気になります!そして、この内容だとホテルをチェックアウトして空港に向かう日を含めても、最短で3日の現地滞在で撮影を完了することができてしまったのではないか、という推察に至りました。
1日目のスケジュール(予想)
午前
- オーランド国際空港から(マジカルエクスプレスとは別の移動車で)ディズニー・コンテンポラリー・リゾートへ移動
- コンテンポラリーリゾート4階の共用エリアで撮影
- MKへ移動
- 城前でトーキングミッキー、トーキングミニーとご挨拶
- 左周りでファンタジーランドへ?(ピーターパン⇒マイントレイン⇒ダンボ?)
- 城前に戻ってきたタイミングでミッキーのロイヤルフレンドシップフェア?
- クリスタルパレスでランチ?
空港からコンテンポラリー、マジックキングダムまでの流れは放送内容と実際の時系列で同じなんじゃないかなぁと思っています。ただ、あれこれ辿ってみると、最初に足を運んだコンテンポラリーリゾートにそのまま宿泊したというわけではないのじゃないか、という疑念が。
なお、巡った順番については日の高さと影の長さ、ショーが開催されている際のシンデレラ城の時計、ピーターパンのFPリターンクロックからの推測です。
午後(翌日午後の可能性もあり)
- ディズニー・スプリングスで気球
- ディズニー・リビエラ・リゾートを見学
この2件、前者は番組内でもSNSでも一言も触れてないんですが、何度も見直していたら「©️Disney」が入っていない、高いところから撮影した風景がインサートされていることに気が付いてしまったんですよ。
だあああああ😭考察記事を書きながら、また一つ新しい気付きが生まれてしまった😭本編でも番組公式SNSでも触れてなかったけど、今回のロケでもDisney Springsで気球乗ってるんじゃん😭 #アナザースカイ #風間俊介 pic.twitter.com/uOLcJXnqaq
— にあぽん (@imagicaln) 2020年3月22日
これです。番組中に差し込まれた高所からの景色と、ディズニー・スプリングスの気球が上空に上がった時に見える景色が完全に一致。これオンエア中に気が付けた人がいたら、めちゃくちゃすごいと思う。ZIP!のロケでここで気球に乗った時に「暴走しがちなWDWで気持ちを落ちつけられる」と言っていたので、おそらく今回はリゾート内の気になる場所をあれこれ巡ったのではないのかと。リビエラは私も泊まれなくていいから見学だけ行ってみたいと思っている憧れホテルの一つです。
この2か所に行った日を1日目と予想しているのは、夜にハリウッドスタジオでファンタズミック!を見ていることから、リゾート内の動線を考えた上で達した結論です。
日没後
- ハリウッドスタジオでFantasmic!観賞
- アニマルキングダムロッジ泊?
前半で「このホテルで叶えたい夢が…」と言っていたものの、コンテンポラリーリゾートのテーマパークビューでHappily Ever Afterを見るのはこの日ではありません。翌日、おそらく開園前に入園して撮影を行ったであろう要素から、1日目も2日目も宿泊先はディズニーアニマルキングダムロッジなのではないかというのが私の見立て。理由は3日目のスケジュールを見ながら、改めてご説明します。
2日目のスケジュール(予想)
日中
- 開園前のアニマルキングダムへ入園し、アバター・フライト・オブ・パッセージ
- キリマンジャロサファリ
- スタバでミッキーシナモンロール(Twitterより)
- アニマルキングダムロッジの共用エリアで撮影
スタンバイのキューラインでしか見られないものを、周囲に人がいない状態で撮影していたことから、通常の開園時刻よりも前に園内での撮影を開始していたのではないか?と読んでいるのが2日目。ただし、撮影が行われた1月は日が昇るのも遅いので、ホテルのレストラン「Boma」で朝食を食べてからの出発でも、どうにか撮影開始時刻に間に合った、とかなのかな?などと妄想を膨らませてみたり。*3
アバターの後、一度ホテルに戻って朝食⇒ロビーでのインタビュー⇒園内に戻ってキリマンジャロサファリ⇒小腹が空いたのでシナモンロールという流れも考えられるような。こちらのプランのほうが、より効率的にかつ周囲が静かな状況の中でコメントを撮れたりするのかな?私がもし、開園前にアバター乗れるよ!と言われたら、後者のプランで組むかもしれません。
日没後
- コンテンポラリーリゾート テーマパークビューの客室バルコニーで『Happily Ever After』観賞
- AKL泊?
現地での滞在中スケジュールを勝手に予想する中で、なかなか難しかったのが宿泊したホテルについて。コンテンポラリーリゾートのテーマパークビューの客室バルコニーから『Happily Ever After』を観る場面を「どうしてもやりたかったこと」として紹介していたし、番組の肝である”ここが私のアナザースカイ”も打ち上がる花火を背景にして撮影していたことから、単純に考えたらコンテンポラリーに泊まったものだと思ってしまいます。
が、よく考えてみたらバルコニーでのあのシーンを撮影するにはカメラさんも音声さんも照明さんも部屋に入ることになります。しかも海外のホテルなので原則として土足のはず。ゲストが宿泊する部屋だとすれば、当然スーツケースや着替えなどの私物類も部屋に置いているはず。自分が泊まる部屋に何人もの人が入ってくるのも、そんな出入りがあった部屋でその後にゆっくり休めと言われるのも、なんとなく違和感あるような気がするんですよね。
3日目のスケジュール(予想)
- アニマルキングダムロッジのレストラン、Bomaで朝食?(Instagramより)
- アニマルキングダムロッジからマジカルエクスプレスでオーランド国際空港へ
オーランド空港へ向かうマジカルエクスプレスを待っている光景に見える背景、そしてアニマルキングラムロッジ内にある「Boma」で朝食を食べていると思われる写真が投稿されていることから、やはり宿泊先はAKLに連泊だったのではないか?というのが、今回のロケでの宿泊先に関する、私の考察の結論です。
あと、マジカルエクスプレスを待っている時点で日が出ていることから、MCOを早朝に出発する便ではなさそうという予想。いや、一度空港に出てからユニバーサル・オーランドとか、WDWからMCOで出国じゃなくて、空港直結のホテルに泊まって翌日の早朝便で帰国とかいうのも考えられなくはないのですが。
華麗なる編集の力を垣間見たポイント
WDW内の様々な場所でのトークを、場所とその内容で箇条書きにしてみたんですが、同じトピックについて話しているものの、別のタイミングで撮ってたんですね??と気付いて驚いた箇所がいくつか。そんな素晴らしい編集担当さんの技量を感じた部分をピックアップしてみたいと思います。
やりたい仕事の原点がディズニーに起因する話
「小学校6年生の時、将来の夢はディズニーランドで働くことでした」というトピックを日中のコンテンポラリーリゾートで語るところから始まった部分。続いての「アニメーターになりたかったが、絵を描く才能がないことに早々と気が付いた」「アトラクションキャストのセリフ(スピール)を真似して覚えるようになり、これが演じることの原点だった」「テレビドラマが好きで、いつか出てみたかった」という話題は、アニマルキングダムロッジのロビーで撮影した場面で話しています。
放送で使われた部分の割合や、その場所での撮影にかけた時間のことを考えると、昼コンテンポラリーで軽く話した部分について、後からアニキンロッジで掘り下げて聞いてみたのかな?とか予想してみたり。
過去のキャリアを振り返るターン
続いては、ジャニーズJr.の黄金期と言われていた時代から、「風間俊介」の認知度を一気に上げた『3年B組金八先生』への出演を経て、レギュラーとしての連続ドラマ出演が10年なく…と、これまでの仕事について思い返していく部分。
これについてはアニマルキングダムロッジでの「Jr.時代の話」、スタジオでの「ジャニーさんがかけてくれた魔法」、もう一度アニキンロッジに戻って「リハなしの状況でもどんどん舞台に上げられていた」「10年間、連ドラにレギュラーで出ることはなかった」という話へと繋がります。
アナザースカイのスタジオ収録時に、現地で撮影したVTRを何分間くらい見ているのかは定かではありませんが、思い出の場所での映像とスタジオでのトーク内容を組み合わせて30分間の番組とする力量はさすがとしか言いようがありませんでした。
バルコニーで花火を見ながらのエンディング
ここはショーを待ちながら話をしていると、音楽が聞こえ始めて…という瞬間の表情が風間担各位から非常に好評だった場面。実際にコンテンポラリーリゾートのテーマパークビューに宿泊したことはあるものの、部屋からの花火観賞をしたことがないので、あの距離でどれくらいの音が聴こえるのかという実証はしたことありませんが、おそらく部屋のテレビを所定のチャンネルに合わせることで聞くことができる、ショー音源も流しながらの観賞だったのではないでしょうか。
実際、Happily~を見ている間に入っている本人の肉声はよく聞くと別録りです。これはきっと、ずっと憧れていた「あの場所からパークに上がる花火を見る」という特別な時間を、本人の過ごしたいように過ごさせてくれたスタッフの方々の配慮なのかなぁと。
私の心が最も震えた場面
最後に、今回の放送の中で私の感情をめちゃくちゃ揺さぶった場面についてお話させてください。それはアニキンロッジの共用スペースで語っていた部分でのワンシーン。
これまでの仕事についてを振り返りながら「どんなに努力しても、やり切ったってことないと思う(中略)ディズニーの映画やテーマパークについて、ここまでやった人たちがいると思うと、『やっぱりエンターテインメントってそれくらいやんないとダメなんだもんね』って、自分が頑張る理由になる」というようなことを言っていた場面です。
私には、このコメントの向こう側にウォルト・ディズニーが発言したとされている「ディズニーランドは永遠に完成しない。世界に想像力がある限り、成長し続けるだろう」という言葉が見えました。そして、安定した仕事がなかった10年間のことも含めて、自身の仕事への向き合い方を振り返った先に、映画やテーマパークで表現されてきた「ディズニーの世界」があるということが、こんなにはっきりと本人の口から語られる日が来るとは。
こんなのを公共の電波で発信するとかズルすぎです。今回もやっぱりファンサがすぎる!2018年、2019年と嬉しすぎるディズニーお仕事案件を各方面からご用意いただいてきましたが、1本の番組で1人について掘り下げてくれる『アナザースカイ』は、やはり格別です。
これからも様々な方向性で、自身にとっての「種」となったディズニーに関するお仕事を、時間をかけながらも大きく成長する過程を歩み続けてきた「ジャニーズ事務所」という土壌で、育み続けていってもらえることが両方のファンとして何よりの幸せです。
もうここまで来ると、あとはジャニーズ事務所からしばらく排出されてない「ディズニーアニメーションの声優を担当する」のが次に期待できる新しいお仕事でしょうか。公開が予定されている作品については実写版が続いているため、ウォルト・ディズニー・スタジオとしての新作アニメーションを待つとなると時間がかかりそうですが、実写映画やピクサー作品ではなく「ウォルト・ディズニー・スタジオのアニメーション」に声を吹き込んでくれる日が来てくれることを静かに期待してみたいと思います。
今回もとんでもない長文になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。製作に携わったスタッフの方、またゲスト出演した張本人からのツッコミ・補足もお待ちしておりますので、よろしくお願いします!笑