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世界のディズニーリゾートと風間俊介さんが大好きすぎて、2018年にJGC修行を決行。お気に入りのコスメや美味しいものについても語ります。イエベ春、骨格ウェーブ(プロ診断)です。

【デジモンアドベンチャー:】第1話「東京デジタルクライシス」無印世代アラサーOLの感想

いつまで続けられるか分かりませんが、2020年4月5日(日)よりフジテレビ系列で放送が開始した『デジモンアドベンチャー:』の感想を綴っていくシリーズを始めてみたいと思います。果たして*11年間追い続けられるのでしょうか。

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初回は放送開始5分前に目が覚めたので、慌ててトコモンを抱えてテレビの前へ。念のため、お口直しの無印も手元に用意した上で待機していました。

私とデジモンアドベンチャー

シリーズを始める前に、まずはここからよろしいでしょうか。出会いは『デジモンアドベンチャー』TVシリーズ、いわゆる「無印」からでした。作中の選ばれし子どもたちと同世代だった私。放送開始と同時に見始めたわけではなく、また毎週欠かさず見れていたわけでもありませんが、ちょうど太一が一度デジタルワールドから戻ってくる超名作「コロモン東京大激突!」以降は、日曜日でもしっかり目覚ましをかけて、テレビの前で毎週楽しみにリアタイしていました。

その後のテレビシリーズ『デジモンアドベンチャー02』『デジモンテイマーズ』『デジモンフロンティア』までは面白かったかどうかは別として、一応全ての作品をリアタイ。その後枠だった『金色のガッシュベル』も初回から最終回まで見ていたと記憶していますが、全く違うテイストの絵柄で製作された『デジモンセイバーズ』には関心が持てずに未見。

しかし、2010年にかつてのデジモンシリーズに近いキャラクターデザインで『デジモンクロスウォーズ』がスタートした際には、テレビ朝日での放送ということに違和感を感じながらも完走しました。そういえば、あの作中の最後の方に過去の選ばれし子どもたちがゲスト出演したりもしましたね…。

2014年の8月1日にはアニメ放送15周年を記念し、過去作品の上映会+主題歌&挿入歌&EDテーマのライブという豪華すぎるイベントに当選。『デジモンアドベンチャー』の八神太一が高校生になった世界を描く続編が制作されることの発表された場に立ち会いました。思えば、あれが最後の和田光司さんの生歌だっただろうか…。

その後、宣言通りに製作された『デジモンアドベンチャーtri.』さらに2020年1月に公開された『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』と、『デジモンアドベンチャー』を名乗る作品についてはTV版、劇場版、成長後の劇場版と全てを見守ってきました。無印⇒tri.⇒絆⇒02最終回という時系列を考えると、もうtri.と絆にはツッコむことが多すぎて、ブログに書くこともなく*2*3、今回のリメイク版における「キャラクターはそのままに舞台を2020年の現代に」という設定に思うことがありつつも、見ずに文句は言えまいということで、できる限りリアタイしていこうと決めた、非常に面倒くさいヲタクです。

スタッフとあらすじの比較

:第1話「東京デジタルクライシス」

2020/04/05 放送
脚本:冨岡 淳広 演出:三塚 雅人 作画監督:浅沼 昭弘 美術:木下 了香 

2020年、夏。突如、東京のネットワークに障害が発生。システムの誤作動や情報の流出、交通管制に影響が生じ、都心は混乱に陥る。小学5年生・八神太一は、自分の母と妹ヒカリが首都環状線に閉じ込められていると知る。4年生・泉光子郎の協力で事態を把握した太一が走り出した時、彼を呼ぶ声と強烈な光が迸り、コロモンが飛び込んできた。それはネットワーク空間に棲息する生命体・デジモンの一種。コロモンは太一に抱きとめられた途端、アグモンに進化!同時に、太一の手には「デジヴァイス」と呼ばれる不思議なアイテムがあった。 

 さて、ということでリメイク版の話に戻ります。あ、リメイク版の正式なタイトルが『デジモンアドベンチャー:』←いや、なんて読むんだよ!って感じなので、このブログではひとまず「リメアド」とでも呼んでみましょうか。長いけど。

まず、この初回のあらすじを読んで事前に感じたのは「なんか、やたらと太一が主人公っぽいな?」ということです。いや、確かに無印も太一が中心人物として描かれているように見えますが、シリーズを通して彼だけが単独の主人公ではないことが『デジモンアドベンチャー』が名作として語り継がれている理由の一つだと思うんですよね。

では、せっかくなので無印の第1話についてもスタッフとあらすじを並べてみましょう。参照元は先ほど21話のあらすじにリンクを貼った、今なお生き残っている番組公式サイトです。

無印第1話「漂流? 冒険の島!」

脚本:西園 悟 演出:角銅博之  作画監督:八島善孝 美術:飯島由樹子

サマーキャンプにいた7人は何も知らずにいた。それが誰も知らない世界への冒険の始まりになることを……。  干ばつ。洪水。真夏に降る雪……。世界中がおかしかったその夏。日本からは見えるはずのないオーロラを目撃した太一たちは、オーロラの裂け目から飛来した謎の光に異世界へと連れ去られてしまう。すべてが未知のその世界で太一たちが最初に出会ったのは、自分たちを「待っていた」という奇妙な生物、デジタルモンスターだった。  突然のなりゆきに戸惑う太一たち。しかし考えるヒマもなく凶悪なデジモン・クワガーモンが一行を襲う。太一たちのデジモンも必死に応戦するが、赤ん坊デジモンである彼らに勝ち目はなかった。 「バカヤロウ、なんてムチャを……」 「だって、ぼくは太一を守らなきゃ……」  太一たちを守るために、傷つき倒れながらも決死の想いで立ち上がるデジモンたち。そんな彼らに太一たちの心の叫びが届いたとき、まばゆい光が奇跡を呼んだ。 「コロモン進化! アグモン!」  光の中で次々に進化するデジモンたち。新しい力を得た彼らは、協力してついに強敵クワガーモンを倒すことに成功したのだった。

既に完結している作品だからか、物語の結末まで詳しく書いてくれていますが、もう書き出しから秀逸ですよね。「サマーキャンプにいた7人は何も知らずにいた」って、誰か一人だけがこの物語の主人公ではないことを示唆しているようではないですか?

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というか、あらためて無印初回を見返したんですけど、これがまぁ~素晴らしい初回でした。もうナレーションがギルモンという時点で「これはデジモンアドベンチャーではない」感がとてつもなく漂うんですけど、やっぱり選ばれし子どもたちのそれぞれが輝いてこそ、だと思っちゃうんですよね、無印信者は。

「東京デジタルクライシス」とは

第1話をリアタイで見て、一番残ったのは「いや、次回予告のタイトル、随分と挑戦的だな」ということ。もう、初回のタイトルが残らないすぎる。無印を知る世代は、おそらくいくつかのシーンで「ウォーゲームっぽさあるな」という感情を抱いていたことでしょう。私は劇場版最新作の『絆』においても、ウォーゲームの呪縛から逃れられない空気を感じていたので、まさか新TVシリーズまで引っ張られているとは思ってもいませんでした。

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おかげで初回リアタイの後は準備していたTVシリーズではなく、劇場版のBD-BOXを出してくることになってしまったではないか。ウォーゲームは、もう人生で50回以上は再生している作品だと思うので、見ながら大体の台詞を言えてしまうのですが、TVシリーズではなく、ウォーゲームをなぞったというのなら、今回の第1話も多少はなるほどと思え………いや、光子郎が太一の家に来たり、ヒカリが在宅していなかったりぐらいだな。

リアタイしながらツイートしていた自分の様子を振り返ってみると、大体こんな感じの流れで反応を示していました。

  • テイマーズじゃん
  • ミーコ出てきた!
  • 光子郎はんのお声がなかなかフレッシュ
  • タブレット端末の立ち上げロゴがTACHIKAWA*4でアガる
  • 電車が…と言われて路面電車だと思ったのに違った時の残念感
  • コロモンの声を聞いた瞬間の安心感たるや
  • ちょっとリブートのことが頭を過る
  • 今作でのデジヴァイスがディーアークに見えて、やはりテイマーズ
  • ウォーゲームのBGMがアレンジされたテーマが流れてきてアガる
  • 徐々にウォーゲームらしさが露骨になってきたことを感じる
  • ヤマトがクロスウォーズにおける初期のキリハっぽい空気出してる
  • いや、次回のタイトルwwマジかよwww

やはり、最終的には次のタイトルに全てを持っていかれていますね。そんな物議をかもしまくっている第2話ですが「ウォー・ゲーム」というタイトルです。いや、ここまで真正面から挑戦してくるとなると、その勇気は買いたい。

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デジヴァイス、カラーリングやデザインがなかなかディーアークだなぁという点や、当時の挿入歌を担当した谷本貴義さんがオープニング曲を担当している点や、ナレーションが野沢雅子さんという点など、「実質これデジモンテイマーズじゃん」な要素がありすぎる今作。こりゃインプモンとか出てきてもオラ全然驚かねえぞ。

オープニングでは太一が、エンディングではヤマトがピックアップされすぎた印象を持った初回放送でしたが、『絆』での方向性も含めて考えると『tri.』がそれぞれの選ばれし子どもたちに焦点を当てようとして納まりきらなくなった反省を活かそうとしているのかな…とも感じられます。

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「私の愛するデジモンアドベンチャーとは別物である」という大前提の下ではありますが、同じ時間にTLのデジモン好きたちが一緒に感想をツイートしてる雰囲気が非常に楽しかったので、これからもリアタイしながら過去作との共通点を見つけたりしながら、1年間追っていきたいと思います。

デジモンたちの声優さんは基本そのままとのことですが、すでに担当した方がお亡くなりになられているデビモンやピッコロモン、また太一役の藤田淑子さん、空役の水谷優子さんが担当したキャラはどうなるのかな…という視線からも追っていくつもりです。ウィザーモンやパンプモンやゴツモンとは、また会えるかな。会えたらいいな。

*1:色々な意味で

*2:多分Twitterであれこれ吐き出してる

*3:tri.の第2章と第3章は良かった

*4:ミミちゃんの名字