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世界のディズニーリゾートと風間俊介さんが大好きすぎて、2018年にJGC修行を決行。お気に入りのコスメや美味しいものについても語ります。イエベ春、骨格ウェーブ(プロ診断)です。

【デジモンアドベンチャー:】第7話「その男、城戸丈」無印世代アラサーOLの感想

2020年4月5日(日)よりフジテレビ系列で放送が開始した『デジモンアドベンチャー:』の感想を綴っていくシリーズです。

前回の内容はこちらから。4連休中、特に連日お出かけしてたとかでもないので全く着手しなかったので、今回も直近のオンエアより1つ前の感想になってしまいました。今回は丈がメイン&ゴマモン初登場回です。

スタッフとあらすじの比較

:第7話「その男、城戸丈」

2020/07/19 放送
脚本:古怒田健志 絵コンテ:えらん 演出:茉田哲明 作画監督:Noh Gil-bo  美術:⇒公式サイトに掲載されなくなってしまったので、後で本編映像から補完します


デジモンアドベンチャー: 第7話予告 「その男、城戸丈」

大陸を目指し、ついに海岸にたどり着いた太一たち。そこには太一と同じ小学校の6年生・城戸丈とゴマモンがいた。

しかし、一流中学を目指す受験生である丈は突然デジタルワールドに来てしまったことに戸惑い、自分の使命を受け入れられずにいた。ゴマモンをパートナーとして認めようとせず、太一たちといっしょに行くことも拒む丈。

太一たちは丈の説得ができないまま大陸へ渡ろうとするが、海に棲む凶暴なデジモン・ゲソモンがあらわれその行く手を阻む。太一たちとともに戦うゴマモン。その懸命な姿を目の当たりにした丈は──。

丈先輩、サマーキャンプのシーンにちょっとだけ登場していましたが、名乗りがあるのは今回が初めて。無印でもそうだったけど、これだけ受験勉強に追われていながらもサマーキャンプに参加しなければならないって、どういう事情なんだ…。

無印第7話「咆哮! イッカクモン」

脚本:大和屋暁 演出:小坂春女  作画監督:信実節子 美術:飯島由樹子

一行がムゲンマウンテンに近づくにつれ、あたりに冬景色が広がり始めた。雪合戦の話で盛り上がる太一たちをよそ目に、ひとりため息をつく丈。 「太一は気楽でいいよな、雪なんて降られたらこっちはたまんないよ……」 

食料の調達や寝床の問題。考えれば考えるほど心配は増えていく。年長者としてひとりですべてを背負い込んだ気分の丈だが、実際には生真面目で慎重すぎる性格が災いしてなかなかみんなの信頼を得られないでいた。

その日の夕食でもそうだ。雪原にポツンと立っていた冷蔵庫。その中でせっかく玉子を見つけたのに、冷蔵庫の持ち主が気になって手をつけられない。太一たちに押されて結局食べることにしたものの、今度は目玉焼きに何をかけるかでムキになる始末。あげくにみんなから逆に心配された丈は、リーダーとしての自信をなくして落ち込んでしまう。

さらに決定的だったのは、太一とヤマトのケンカを止められなかったことだ。島全体を見渡すためにムゲンマウンテンに登ることを主張する太一。みんなの安全を考えて太一に反対するヤマト。二人に意見を求められても、自分は何も決断することができなかった……。 「このままじゃダメだ。僕がしっかりしなくては……。僕がみんなをまとめていかないといけないんだ」

何もできなかった悔しさ。優柔不断な自分自身へのいらだち。年長者としての責任感。思いつめた丈は寝静まる仲間たちを残してひとりムゲンマウンテンを目指した。 「オイラも一緒に行くよ」  そんな丈の背中にゴマモンが声をかける。 「ダメだ。あの山は危険だって言ってたじゃないか」 「まったく、素直じゃないよな丈は」

強がってひとりで行こうとする丈。気にせず後を追うゴマモン。こうしてムゲンマウンテンの山頂を目指す二人だけの冒険が始まった。しかしそんな二人の前に強敵が立ちはだかる。黒い歯車の力で凶哩サしたペガサスの羽とユニコーンの角を持つ神獣系の強力なデジモン・ユニモンだ。

自在に空を駆けるユニモンの攻撃に逃げ場を奪われて追いつめられる二人。駆けつけた空と太一に危ないところを救われたものの、ユニモンの素早い動きの前にバードラモンとグレイモンまでが返り討ちにされてしまう。 「そうだ! あれを外せば……」

ユニモンの体に食い込んだ黒い歯車を見つめる丈。みんなを守るために、年長者の責任を果たすために、丈はすくんだ足で覚悟を決めて崖を蹴った。ユニモンの背中に飛びつき、歯車に必死でしがみつく。 「ヒヒーーーン!」いななき魔黷ワわるユニモン。無情にも振り落とされる丈。 「うわあああ」 「丈!ジョーーー!」丈が地面に叩きつけられる直前、ゴマモンの体が光に包まれた。

「ゴマモン進化! イッカクモン!」イッカクモンに進化して柔らかな毛皮で丈を受け止めるゴマモン。 「ハープーンバルカン!」頭上から攻撃をしかけるユニモンを巨大な角を撃ち出して迎撃する。軽々とかわすユニモン。しかし失敗と思った次の瞬間、空中で炸裂した角が無数のホーミング弾になってユニモンを直撃した。ユニモンを狂わせていた黒い歯車が砕け散る。ホッとして腰を抜かす丈を背中にのせたまま、イッカクモンは勝利の咆哮を高らかに響かせた。

「見直したよ丈」「丈先輩の勇気がゴマモンを進化させたのね」口々に丈をほめる太一と空。「丈の勇気というよりオイラが頑張ったおかげだと思うよ、多分……いや絶対そうに違いない」

ゴマモンが自信たっぷりに胸を張る。そんなゴマモンに素直に手を差し出す丈。 「ありがとうゴマモン、君のおかげで助かったよ」丈の思わぬ反応に照れながら握手するゴマモン。「ああ、ゴマモンが照れてる」「うるさい!照れてなんかないよ」

一同を明るい笑い声が包む。気分も新たに山頂を目指す丈たち。しかしそこで丈たちが目にしたのは、ある衝撃的な事実だった……。

例によって、ストーリーが丸っと紹介されるタイプのあらすじ。これ、どのタイミングから短くなったんだろうな?というのも、この感想を毎週残しながらの楽しみになってきました。

無印のゴマモン進化回、久しぶりに見ましたが「目玉焼きに何をかける派か」の議論はこの回だったんですね。ミミちゃんの個性的な味覚が明らかになる回です。そして、状の頭の固さも…w

無印の放送当時、どうしてもキャラの見た目だけで推しを決めてたみたいなところがあったので、あまりゴマモンに特別な感情を抱いていなかったのですが*1今になって見てみると、当時からゴマモンの姉さん女房というか、融通の利かないパートナーを軽くいなしながらも上手に関係性を築いているあたり、変わってないんだな~と感じました。

さすがは「その男、城戸丈」というタイトルである

いや~、城戸丈はブレない男でしたね~。めちゃくちゃ丈。太一は住んでいる場所が、ヤマトや空は根本的なキャラが、光子郎も割と明るめでコミュ力ある感じだし、ミミちゃんも思っていたより大人だしで、やはりタイトルだけ引き継いだ別人たちなんだな~というのを第6話までに感じていました。が、しかし。やってくれましたよ、城戸丈。

この令和の時代になっても、参考書とノートというアナログな方法での勉強方法を貫き、ゴマモンの気持ちは考えず、自分より年下が場を進めようとすれば年長者として自分が…みたいな部分を出してくる、そういう人間くさいところが城戸丈らしくて非常に良い!小6だし、まだ冒険も始まったばかりだから、今はそんなもんでいいんだよ~って褒めてあげたくなるぐらいに、知ってる城戸丈で安心しました。

デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」

そんな変わらぬ丈先輩ですが、無印・tri.・絆・:とあるデジモンアドベンチャーのシリーズの中では、tri.の第2章の次に好きな丈な気配な気がします。この状況なのにそれはどうなの?と思う人もいたかもしれないシーンですが、「人の役に立てというなら大人になってからいくらでも…」みたいなところに、今すぐ現実に向き合えと言われても難しいけど、将来のことはちゃんと考えてるんだな、みたいなのが見えたので。

tri.の第2章は、ミミちゃんと2人のシーンがとっても好きです。ネトフリにもあるので、よろしければ是非。あ、何度も言っていますが第1章と第5章以降は見なくても大丈夫です。

マーチングフィッシーズの魚たちが可愛い

ゴマモンの愛おしさについては、もう今さら語るほどではないかなぁと思ったのですが、海に落ちた太一たちを救うために必殺技の「マーチングフィッシーズ」を繰り出した際、かなり丁寧にお魚ちゃんたちが描かれていたのが印象的でした。あと、丈の勉強小屋をゴマモンが事前に造っていたと思うと、健気やなぁ…と涙ちょちょ切れそうになる。

リメアド*2、子どもたちの設定変更はさておき、デジモンの進化シーンやバトルシーンの描写は現代技術を駆使した見応えのある演出になっているので、その手のシーンが現状で一番楽しみなポイントだったりします。

あと、アグモンの美少女戦士みたいな進化バンクね。きっとガブモンにも来るのでしょう。できればパタモンとテイルモンでも見たいんですが、特別枠として扱われるっぽいから、もしかしてもしかしたらワンチャンあると思って期待しててもいいですかね?

出会った初日から容赦ない年下組

無事にゲソモンを倒した後、イッカクモンの背中に乗って海峡を渡ることになった選ばれし子どもたち(のうち4人)ですが、丈が上級生風を吹かせた勢いで海に落ちたところで、太一、空、ミミの3人が*3「落ちた!」「先輩が落ちたわ!」と言っちゃうの、とても遠慮がなくて関係性が目に見えてる~と思いました。それが良いか悪いかは別として。

しかし、最近もあいかわらず『受験生の前で「落ちた」「滑る」は禁句』みたいな風習って続いてるんですかね。ちょっと古典的なようにも思えましたが、その辺りは脚本家さんの世代によるものなんでしょうか。

次回、いよいよヤマトが合流!

まぁ、もう放送されているので見ちゃいましたけど、意外と普通にヤマトがデジタルワールドにいるんだなと。光子郎が未だにネットワーク世界を漂っているというのに、(おそらく)島根組のヤマトがこんなに早く来てるだなんて。あれかな、回線の混雑とかないから逆に早いのかな?←


デジモンアドベンチャー: 第8話予告 「子供たちの攻城戦」

クールキャラっぽさ前回だった放送休止前のエピソードでは、ガルルモンとしての姿しか見せていないので、早くガブモンの愛らしい姿を拝みたいところ。また、バードラモンからイッカクモンまでの進化回は無印のストーリー進行とリンクした並びで進んできたので、この次に進化を迎えるであろうパタモンはいつ登場するのかというのも、気になるポイントです。

無印のパタモン回がめちゃくちゃ泣けたのは、他の仲間たちのパートナーデジモンが続々と進化する中、パタモンだけが…という時間があったからこその感動だったと思っているので、タケヒカが一緒に冒険をしていないリメアドにおいて、どう描かれるのか注目したいと思います。

*1:パタモン→テイルモンと経て、今ではみんな好き

*2:『デジモンアドベンチャー:』のことを私が勝手にそう呼んでいる

*3:そういえば、この4ショットって珍しいような?