今週のお題「寿司」
久しぶりにお題に参加します。JALの国内線航空券で羽田~札幌区間が破格で購入でき、かつ2020年の秋に札幌を訪れた際に応募したキャンペーンに当選していて、実質負担0円でホテルを予約することができたので、私にしては珍しく(というか初めて)、母親と二人旅に行きました。
時系列バラバラでお送りしていた、札幌の美味しいお店レビューのうち、2人で来店していたのはこのタイミングで訪れたお店たちです。そんな二人旅の初日は新千歳空港から小樽へ。小樽まで足を伸ばしたメインの目的が、今回紹介するお店でのランチでした。
お店の情報
数ある小樽のお寿司屋さんの中でも評判も雰囲気も良さそうだったのが「伊勢鮨」さん。普段、ちゃんとしたお寿司屋さんに行く機会があまりないものの、せっかく小樽まで行くのであれば、ちょっと背伸びしたっていいじゃないかということで選んでみました。
予約は利用予定日の1か月前くらいだったかな?利用を考えている2日ともカウンター席は予約が埋まってしまっているのでテーブル席になること、お昼は11:30から営業とのことだったので、到着日の11:30からテーブル席の利用でお願いすることに。
1泊2日の旅程だったので、初日に行くか2日目に札幌から向かうか迷ったのですが、新千歳空港から乗り換えなしで1本で行けるのと、札幌から乗車する人も多く、確実に座って小樽まで行けることを考えると、到着日に直行するスケジュールにしたのは大正解でした。
オーダーしたもの
10時ちょっと前に小樽に到着し、小雨の降る中を軽く散策しながら開店と同時に店内へ。店内奥の個室に2組分のテーブルが用意されたうちの1席へ案内されました。もう1組は私と同じか少し年下くらいのカップルだったので、初めてのちゃんとしたお寿司屋さんでしたがあまり緊張することなく、リラックスして味わうことができました。笑
お寿司をどうオーダーするかは決めていたので、とりあえずビール!法的にお酒が飲めるようになってから、ビールを飲めるようになるまで10年くらいかかったけど、こういうのできるようになったのは良かったなと思います。お店のロゴ入りグラスで流し込むサッポロクラシック、とっても美味しい。
おまかせ握りに単品を追加するオーダーが良かったというレビューを多く見かけたのと、着席して早々に「数量限定 雲丹の冷製茶碗蒸し」の別紙が目に入ってしまったので、頼まないわけにはいかないなぁということで。左奥はお通しです。お土産としても購入可能な岩のりクラゲと何か…。早く書かないとこういうの忘れてしまって良くないですね。
続いて、アワビのやわらか煮、タコの桜煮、シャコの三種が集った「おたる盛り」を。同じものを2つ頼むよりも別のものをシェアするぐらいがちょうど良い量かなと思ってのチョイスだったのですが、おたる盛りに関してはメインのおまかせ握りと被る部分もあったので、選択ミスだったかな。先に単品料理を頼むよりも、お寿司を食べた後に物足りなかった部分をお好みの握りで埋めるか、一品を追加するほうが調整しやすくて良いのかも。
おまかせ握りのラインナップ
さて、ここからはおまかせ握りです。テーブル席なので職人さんがお寿司を握る姿は楽しめませんが、3回に分けて5~6貫ずつ、合計16貫が提供されるので、握ってから間もない状態で味わうことができるとのこと。まず最初に登場したメンバーはこちら!単独の寄った写真を撮る前に食べ始めてしまったので、いきなり数が合ってないですがご容赦下さい。
まとめての提供となるテーブル席だからか、手書きの絵入りお品書きと共に。お店の方からも説明がありますが、煮切醤油などネタに合わせた味付けがされているので、そのままいただきます。
まずはお魚さんたち。左から順番に…
- 平目昆布〆(わさび・柚子胡椒)
- 桜ます(わさび・生姜)
- 本マグロ赤身漬け(わさび・三升漬)
- 本マグロ中トロ漬け(わさび)
- ニシン〆(わさび・生姜)
初めましてなニシンのお寿司、いち早く食べたくなってしまったので単独での写真を撮り損ねました~。
続いての6貫は貝や甲殻類。
- ズワイ蟹(甘だれ)
- シャコ(甘だれ)
- 水だこ頭(甘だれ)
- ボタンえび(煮切醤油)
- 北寄貝(煮切醤油)
- ホタテ(煮切醤油)
甘だれチームと煮切醤油チームが3貫ずつだったので、それぞれ交互に。この中だと水だこと北寄貝が印象に残ってます。
ここまでのラインナップから、最後は何が来るんだろう?と想像していたところに運ばれてきたのが、こちらの軍艦オールスター!また、牡丹海老と昆布で出汁をとったというお味噌汁もこのタイミングで用意していただきました。あの味噌汁、海老の香りがとんでもなく深かったな~。
- バフンうに
- いくら
- たらこ
- 昆布細切と数の子
- ねかぶ
率直な感想としては、数ヶ月経った今でも忘れられない味だった…みたいな衝撃を感じたネタはなくて。雲丹とかイクラも美味しかったことは間違いないけど、今後の味覚の判断基準における標準値をグッと上げることになるほどの絶対的なものが一つでもあったら、また印象が違ったんだろうなぁ。
カウンターに座って目の前で握られたお寿司を食べるのと、テーブル席で何貫ずつかにグルーピングされた状態で味わうのとでは感じ方も大いに異なるのだろうとも思います。あと、そもそも私自身がちゃんとしたお寿司屋さんで食事することに慣れてないのでね!
しかしながら、16貫6,500円でその季節とその土地ならではのこだわりが詰まった美味しいお寿司をいただける点と、お店の方々の細かな気配りが嬉しく、入店から退店するまで終始心地良く過ごせたというのが、小樽での体験としてこれからも思い出に残り続ける時間になりました。
次の機会があったら、おまかせではなく好みなネタだけをピンポイントにリクエストして頼むのが、自分には合っているのかもしれないなぁという気付きにもなったので、今後のお寿司チャンスの時には今回の経験を活かしたいと思います。