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世界のディズニーリゾートと風間俊介さんが大好きすぎて、2018年にJGC修行を決行。お気に入りのコスメや美味しいものについても語ります。イエベ春、骨格ウェーブ(プロ診断)です。

革に触れて『生き物の命』を感じた「いいレザーの日」

羊フェスタとワイン飲み比べイベントをはしごした日、たまたま通りかかった青山のスパイラルで開催されていた面白そうなイベントに入ってみました。

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11(いい)03(れいさん)=「いいレザー」というごろ合わせで、11月3日が「いいレザーの日」ということなのでしょう。何の前知識もなく立ち寄っただけだったにしては、なかなか面白い企画で楽しかったのでレポします。

皮革素材を見て触って

会場に入ると、壁やパネルには様々な色、大きさ、形のレザーが展示されています。このイベントのユニークなところは、これらの展示物たちを自由に触れること!

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1枚目下のパイソン=蛇革や2枚目左のオーストリッチ=ダチョウ、右のシャムワニなど、素材になっていることは知っていて、動物園などで生きている実物を見たことがあっても、革になってしまった状態を見るのは初めて!この3種類は特に生前の姿かたちが想像しやすいこともあって、入ってすぐの展示として非常に目を引いていました。

同じワニでも種類によって背中からお腹にかけての四角形のうろこのサイズ幅に違いがあるらしく、それによって価値が異なるんだそう。ワニの品種として有名なクロコダイルの革が高価なのには、そういう理由があるとのことです。

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こちらはリングトカゲとスプリングボックという比較的小柄な生き物たちの革。
トカゲの中でも体が大きめの品種のようですが、それでも今回展示されていた中では一番小さく、これは希少価値が高そうだなぁ~などと考えてしまいます。

隣に並んでいるスプリングボックは鹿のような角を持つウシ科の動物で、ラグビーワールドカップ2019で見事優勝を果たした南アフリカ共和国代表の愛称「スプリングボクス」はこの動物から来ているんだそうです。勉強になる~。

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展示されていた中で、とりわけ大きかったのがこの黒い革。これ、何の動物か分かりますか?正解は馬です。近くに牛も並んでいて、牛のほうが体面積がありそうな気がしていたのですが、確かにそもそもの身体の高さとかが全然違うか、と思うと納得。

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こちらは生後6か月以内の子牛の革、カーフスキンの毛が付いた状態のものです。食用の肉においてもラムやマトンのように年齢で分けられたりしていますが、皮革の世界にもそういった区切りがあるんですね。なかなか奥が深い。そしてこのイベント主催者さんの意向に添うものではないかと思いますが、人間が育てているのだとしても、なかなかのことをやっているんだなぁと実感しました。

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こちらも毛付きのシールスキン。アザラシの革です。大きさからして、こちらも子どもですね。人間の都合で命を奪うことを考え始めてしまうとキリがないのですが、手触りは今回の会場にあった毛付きのものの中で特に良かったです。耐久性が高いため、財布など使用頻度の高い製品に使われることが多いのだそう。

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こちらはラムスキン。ラム食べてきたし、撮らないわけにはいかないよねってことで。マゼンタピンクは裏から革を広げてくれている、とむさんです。 

こんな感じで、様々な生き物たちの皮革が自由に触れるように展示されており、その多くはカットなどを行っていない状態を知ることができます。リアルだし、勉強になるし、考えさせられました。

革の種類当てクイズ

これらの展示を見終えた後は、壁に6種類の革が吊られているコーナーが。ここでは大きさや質感から、それぞれの革が何の動物のものなのかを当てるクイズが行われていました。当日は先着順でプレゼントも用意されていたようですが、すでに終了。でも、よければクイズだけでも~ということで、自分たちの感覚を試してみることにしましたw

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これがその6種類の革。解答用紙には牛、馬、羊、鹿、山羊、豚の6つの選択肢が書かれており、何番がどの動物なのかを結び付けるという形式の解答法でした。
一番大きなものが馬で、次に大きいのが牛というところまでは決められたものの、そこから先が難しい…。幅があるのが豚かな?とか、一番小さいのがこれかな?みたいな感じで決めていきました。

結果は6問中4問正解!羊と鹿を逆に答えてしまいましたが、あとの4種類は当てることができました!賞品がなくても、思っていたより正解できたので嬉しかったです。

レザー製品を作る

さらに奥に進んで行くと、革製品を使ったワークショップコーナーが。革をリボンのように加工したヘアゴムや小物入れ、キーホルダーなど複数のブースが出ていましたが、どちらも混み合っていたり当日分は終了してしまったりしていたので、参加はせずに退散。

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調べてみると、毎年この時期に同じ会場で催されているイベントのようなので、興味のある方は今のうちから2020年のカレンダーに「いいレザーの日」と書き込んでおくと良いかもしれません。

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最後にこの記事の冒頭に写真を載せている革製テディベアのツリーを撮影して会場を後に。やはりテディベアはリアル熊っぽい感じの色や質感の子が好きです。

革製品にしろ、食用肉にしろ、命を頂いている身としてその経緯を理解しておくというのを、人として大切にしたいなぁと思ったイベントでした。ベジタリアンになるとか、オーガニック食材しか食べないとかはできないけどね。何も知らないよりは、知っておいたほうが絶対いいよね。