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世界のディズニーリゾートと風間俊介さんが大好きすぎて、2018年にJGC修行を決行。お気に入りのコスメや美味しいものについても語ります。イエベ春、骨格ウェーブ(プロ診断)です。

「一度は観ておきたい」から「今後もずっと観たい」に印象が変わったミュージカル『モーツァルト!』

突然ですがクイズです。私が一番好きなミュージカル俳優さんはどなたでしょう?このブログ、あまり観劇の感想を書いていないのでTwitterをフォローいただいている方じゃないと難しいかもしれないですが…。

正解は、2021年1月に御年72歳を迎えた、劇団四季出身ホリプロ所属の市村正親さんです!特に好きな作品はリンク先で熱く語っている『ラ・カージュ・オ・フォール』と、日本初演でファントムを演じてから、長い時を経て日生劇場にファントム役として帰ってきた『ラブ・ネバー・ダイ』の2作品です。

そんな市村さんが前々から出演していることを認識しながらも、なかなか劇場へ足を運ぶ機会を得られなかった作品があります。それがウィーンミュージカル『モーツァルト!』です。

市村さんと『モーツァルト!』

2002年に井上芳雄さん、中川晃教さんが主役・モーツァルトをWキャストで演じた初演から2021年までの19年間、モーツァルトの父親であるレオポルト役を演じ続けている市村さん。当時はまだ劇場に足を運んでミュージカルを観る習慣はなかったものの、2005年に再演された頃には、所属していた吹奏楽部にミュージカル好きな先輩が多かったので、MD*1に焼いてもらったミュージカル曲のオムニバスCDに入っていたこともあり、作品名と主要な楽曲と主な出演者の方々については把握していました。

再演されるたびに人気度も上がっていった『モーツァルト!』だったので、自分でチケットを取って劇場に行くことができるようになった2010年以降は、上演されることは把握していながらも、どうしてもチケットを手に入れることなく、観賞する機会を得ない日々が続いていました。

これについては、普通に倍率が高かったということもありますが、「市村さんが主演なわけじゃないから、そんなに頑張らなくてもいいかなぁ…」という、観る前だからこそその役の重要度が分かっておらず、甘い気持ちだった部分もあったことを今さらながら反省しています。

チケットの入手ルート

そんな大人気作品『モーツァルト!』ですが、今年はイープラスでの貸切公演の上演日と発売日が、ちょうど良い具合だったので、古川雄大さんがモーツァルトを演じる平日のソワレでチケットを確保しました。

ミュージカル『モーツァルト!』イープラス貸切公演

劇場の入口には「イープラス 帝国劇場 貸切公演」のバナーも。ちなみに全く打ち合わせなどしていなかったのですが、私がチケットを取った公演とは別日で同じ演目のイープラス貸切公演を母が買っていたのには思わず笑ってしまいましたw特にお目当ていないはずなのにどうしたw

初めて(ちゃんと)観た『モーツァルト!』

作品を通しで観たことはなかったものの、楽曲や登場人物の関係性だけは何となく頭の中に入っていた『モーツァルト!』の世界観。特に、『ナイツテイル』で光一さんと共演する機会も多かった井上芳雄さんが、歌番組などに出演するとなると多くの場面で「僕こそ音楽(ミュージック)」を歌われていたので、この曲に関しては本編を見ていなくともカラオケで歌えるくらいにはしっかりと覚えていました。

帝国劇場『モーツァルト!』

平日休みだった2014年ごろは、東宝演劇部が主催するミュージカルの製作発表会にもやたらと当たりまくっていたので、「星から降る金」もそんな製作発表の歌唱披露でピアノ伴奏+歌唱という贅沢な環境で聴かせていただく機会がありました。その時、ちょうど市村さんは胃がんの手術後で会見にはいらっしゃらなかったけど、お手紙が来てたんだったなぁ…。

ということで、主要な楽曲や登場人物については「何となく知っている」というテンションで迎えた、初めての『モーツァルト!』だったわけですが、結論から言ってしまうと「また!観たい!これ!」の一言に尽きます。いやぁ…良かった…。

2021年4月15日(木)夜公演のキャスト表

タイトルがタイトルなので、モーツァルトのお父さんってそこまで出番ないんじゃないかとか、あっても脇役だから大した見せ場がないんじゃないかとか勝手に思っていた自分が恥ずかしい…。レオポルト、めちゃくちゃ美味しい役どころだし、衣装がすごく好みの系統だし、何ならここ数年に市村さんを目当てで劇場に足を運んだ作品の中でも、最もコンディションの良い歌声を聴けたのではないかな?と思うくらいには、私の琴線に触れる演目と楽曲でした。

胸熱な『オペラ座の怪人』共演

また、今作では『オペラ座の怪人』が大好きな私にとって、今回が共演しているのを初めて観ることになった出演者の組み合わせがありました。それが劇団四季による『オペラ座の怪人』初演でファントムを演じた市村正親さんと、同じく初演でラウルを、後にファントムを演じ、CDでは何度もその甘い歌声を聴いていた山口祐一郎さんのコンビネーションです。

いやぁ、何やかんやで祐様が出演されているミュージカルとは今までご縁がなかったし*2、コロレド大司教がどんな役柄なのかも予習していなかったんですが、まさかあんなにも長いマントを翻して立ち去るシーンがあるとは!!!!

祐様のあの迫力だと、もっともっと「なんて酷いことを…」みたいな、とんでもない悪事をやってのけてくれるんじゃないかと思っていたのですが、色々な作品の悪役と比べると意外と大したことなかったのが物足りないくらいでしたw ミュージカルの『ライオンキング』観たことないけど*3、スカー演じてほしいなぁ、スカー。

コロレド大司教の曲はあまりしっかり覚えていないのですが、とにかく甘い低音がめちゃくちゃ蕩ける歌声で、2022年に再演?と噂されている『ラ・カージュ・オ・フォール』でジョルジュを演じてもらえないものか…と本編を見ながら考えてしまうほどでした。

いや、そりゃね?鹿賀ジョルジュと市村ザザのペアが大好きですよ?でも、既に前回の公演の時点でジョルジュの出番が来るたびにヒヤっとしてしまうことが多くて…。ホリプロミュージカルコンサートで再演するかも?な情報がポロリされた時も、Twitter上では「とりあえずメインキャストはWキャストにしません?」みたいな声が多かったので、そんな新世代のカップルも検討していただけたら嬉しいなと思います…。

個人的には祐様のジョルジュと岡さんのザザを観たいです。うわ、自分の妄想に過ぎないけど、それめっちゃ良いな。通いまくっちゃうな。鈴木壮麻(綜馬)さんもいいな。とりあえずラウルとファントムがカップルになるのが観てみたいな。

最後はオペラ座好きの妄想トークになってしまいましたが、とにかく市村さんのレオポルトと祐様のコロレド大司教が胸に突き刺さりまくった(もちろん主役のモーツァルトも、台詞は一切ないのにその感情を表現しなければならないアマデも素晴らしかったです!!)ので、今後また再演される機会があれば、確実にチケットを取れるように努力をしたいと、作品への向き合い方が変わりましたよというお話でした。

何年か前にWOWOWで放送されたものを録画していたはずなので、今度のお休みに焼き込み済みディスクの山の中を掘り出してみようかな…。

*1:懐かしすぎる!

*2:なのに祐様とか呼んでいる

*3:ディズニーのミュージカル、『メリーポピンズ』以外観たことないんです