2021年9月4日に開園20周年を迎えた東京ディズニーシー。私の好きな「ディズニー」の大部分を占めているのが世界各地のディズニーリゾート(テーマパーク、ホテル、ディズニークルーズ)なわけですが、中でも数多くのパークの中で特に思い入れがあるのが、他ならぬ東京ディズニーシーです。
楽しい話の記事だけど、あえて直近の胸糞悪かったパーク内でのお話を置いておきます。ひでぇもんだよ!(言い方)
と、こんな最近の冷めっぷりからは、あまりそう思われないかもしれないけど、それはOLCの方向性と私の好きなTDSの方向性が合わないのが態度に出ちゃってるだけで、東京ディズニーシーというテーマパークの存在が私は好きです、はい。
プライベートダイニングのプラン内容
利用したのは、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの小宴会場「フェリチタ」または「フォルトゥーナ」で6人から宴会を催せる、プライベートダイニングプランです。以前、東京ディズニーリゾート35周年の年に同様のプランを利用した際の話を記事にしていますが、今回はお料理のコンセプトが東京ディズニーシーにかなり特化した内容になっていました。
料理の紹介をする前に残念だったポイントを述べちゃいますが、今回のプランで用意された記念品が東京ディズニーシーの20周年には全く関連しない「ディズニーホテル」として共通で、20周年の期間が終わってからでも提供できるんだろうなぁという、面白みのないアイテムだったの、悲しかったです…。15周年の年に宴会した時の記念品が良かったから、尚更。
プラン内容にデフォルトで含まれているのは、プラン限定のオリジナルコース、ソフトドリンクのフリードリンク、会場費、基本音響照明費、装花、オリジナルの記念品で、120,000円/6名から開催できます。人数追加の場合は1名あたり19,600円。
今回はお酒飲む人と飲まない人が半々だったので、赤白ワインの飲み放題を1人あたり1,000円で付け(一部人数とかにはできない)その分を飲む人たちで折半、また乾杯用のノンアルコールスパークリングワインをオプションとして追加した内容で利用しました。
7人で乾杯するので、7つのテーマポートっぽく並べてみたけど、スフィアたちを可愛く写そうとするとグラスの位置関係なんて分かんないよね~!の図w
我々の宴会を担当するキャストさんが2名ほどついていて、料理やドリンクを提供して下さいます。最大で3名いらっしゃった気がしたけど、タイミングによるかも?
アミューズ
それではコースで提供された順番に則って、お料理を紹介していきますね。まずはアミューズから。左の器と緑と黄色のドットに「フィガロ&クレオ*1っぽいね?」という推察の声が上がったのですが、キャストさんがあまりピンと来てなかったので違うっぽいw
右のクラッカーのようなものの下に敷かれているのは、確か朴葉だと仰っていて、いつぞやのチェーナでも朴葉使ってたよね!と盛り上がりました~。確認してみたら、TDSがテーマでDCLのシェフが来日してくれた、私にとっての初めてで最高のチェーナでのことでした。
食べられないものでも、気になった部分にはいちいち触れてしまうヲタクたちの集まりなので、食べるペースが料理の提供ペースに追い付かない場面も多々…(でも1人2万円払っていて基本的に2時間っていうのは、ちょっと短いよね←)
前菜
前菜は20周年にちなんで20種類の野菜のプレッセ。全部分かるかな?と、野菜の名前を挙げながら食べようとしてみたものの、訳分からなくなってきたので途中で断念w
プレッセの上にのったオマール海老とエスプーマと、色とりどりの野菜を交互に食べ進めながら、ノンアルスパークリングと白ワインを同時に飲み進めていきました。周りをぐるっと囲んでいるのがポロ葱っぽかったので、そこからまたしても過去チェーナの思い出話を始めてしまう懐古厨なのでしたw
20周年メニューならではのパフォーマンス
前菜を食べ終えるかどうかの頃合いで、次の料理が提供される前にとあるパフォーマンスが。このプライベートダイニングプランの情報が発表された時、一番の注目を集めていた「プロメテウス火山を模した塩釜焼き」の登場です!
塩釜単体の写真もあったけど、これ何なんだよってなりそうだったので、キャストさんによって山を持ち上げようとしている場面をどうぞ。火山のようにするだけでも大変だと思うんですが、ちゃんと溶岩が流れて固まったみたいなビジュアルになっているのに萌えます。
で、こちらが蓋を開けた状態です。うん、分かってはいたけどお魚丸ごとというわけではなくて、人数分に切り分けられた状態で鎮座しているのですね。実際、塩釜だけで調理してるのかどうかの真相は分からないけど、こういう機会でもないと実現できないと思うので、かなりテンション上がります。
温前菜
続いての温前菜。サーブするキャストさんからも「実はこちらのお料理が皆さまからの評判が一番良くて…」と聞いていたのですが、私たちも『バケツで欲しい』というくらいに印象に残ったのが、こちらのお料理でした。
鮑の身も肝も入って、食感と風味が存分に口の中に広がる一品。貝殻の上にいる細長い黒い棒のようなものは竹炭を使ったパンで作ったクルトンでした。竹炭で黒くしたやつ、メズム東京のオペラ座の怪人コースでも出てきたなぁ。
魚料理
先ほど、プロメテウス火山を模した塩釜が披露されたお料理が美しく盛り付けられて再登場です。
赤いトマトペッパーソースは溶岩をイメージしたとのことで、調理の工程だけではなく提供する状態まで、コンセプトが一貫していることが分かります。付け合わせの野菜たちもアーティチョークなどのイタリアを感じさせるものでした。
肉料理
ここまで来るとコースも終盤。魚料理の途中くらいから赤ワインも貰い、肉料理に向けての準備を整えておりました。今回のコースでは牛肉がメイン食材。
赤ワインソースは定番ですが、バターナッツのソースとは珍しい!お肉の火入れ加減については特に確認されたりしないので、全員一律でこれくらいの焼き加減なんだと思います。赤身が苦手と伝えておけば、しっかり焼いてくれたりするのかな?ちなみに私はブルーが好きです。
デザート
コースメニューにおける正統派の映え担当は、やっぱりデザート!このプランではアクアスフィアを模したホワイトチョコのドームが待ち構えています!
ちょっとボケてしまったのか、プリントの画素が元からこんな感じなのか何とも言えないミッキーは砂糖菓子にプリントされたもの。
ホワイトチョコのアクアスフィアは球体上のものが横半分に分けられる状態になっていて、北半球を持ち上げると中からアーモンドアイスをのせたマスカルポーネムースが登場します。アーモンドの香ばしさの奥にビターなキャラメルの風味が広がって、とても好みのデザートでした!
アクアスフィアを支える水色のゼリーや、周囲を彩るマンゴーなど、お皿の上にあるものは全部食べられますよ~とご案内がありましたが、ホワイトチョコを全部食べられる組とそうでない組に分かれましたねw
プライベートダイニングプランを振り返って
他の方のレポートを読んでみて思ったのは、季節が違ってもコースの主な食材は変わらず一定の内容なんだなということ。過去のプライベートダイニングは、そのタイミングによって旬の食材を使っている印象だったので、なるほどなぁ(深くは言わん)という感じです。
記念品の件は少し残念ですが、それぞれの会のために用意されたメニューを記載した台紙に、宴会の名称と20周年のロゴが入っているものがあったので、それを思い出の品としようかなと思っています。
パークの閉園時間と宴会の終了時間がバッティングしたので、ロビーに戻った頃にはとんでもないごった返した状態だったのですが、やっぱりミリアルリゾートホテルズはゲストを楽しませるために頑張ってくれているなぁ…と実感して、帰路へとつきました。
グランドフィナーレグッズのお目当ては一つも買えそうにないけど、それでもやっぱり東京ディズニーシーが好きだなぁ。冒険とイマジネーションの海、その世界に唯一のテーマパークがこれからどのように成長していくのか、遠くから細目で見守り続けていきたい次第です。
*1:ミラコのラウンジで提供されるノンアルコールカクテル