さて、日帰り神戸遠征の翌日は「イセタン サロン ド パルファン」の初日に行ってきました。
思いがけず沈丁花の香りのアイテムを見つけて…揺れている… #イセタンサロンドパルファン pic.twitter.com/G1XmxUIECS
— にあぽん (@imagicaln) 2018年11月3日
去年は予約抽選に当選したSUQQUのホリデーコレクションを受け取った日に、開催されていることを偶然に知って立ち寄った程度でしたが、今年は事前にご案内を読み込んで気になるブースをいくつか絞り込んだ上での参加でした。
イベント概要
イセタン サロン ド パルファン
会期:2019年10月20日(日)~23日(水)(最終日は18:00まで)
場所:伊勢丹新宿店本館6階 催物場
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
日本初上陸ブランド:パルファム ドゥ ラ バスティード、エルメティカ
催事初登場ブランド:バイレード、フレデリック マル、キリアン、フエギア 1833、ココラックス、イストワール ドゥ パルファン、クヴォン・デ・ミニム、シロ、ソンボン、ナーズ
昨年は10月31日から11月3日までの6日間開催だったのが、今年はギュッと濃縮されて4日間の開催。うち2日が日曜と祝日ではあるものの、23日には1階のフレグランスコーナーがリフレッシュオープンすることもあって、このような日程になったのかな?と勝手に想像しています。
足を止めてみたブース
約40ブランドが集う催事場で、立ち寄ってみたのは以下のブランドブース。
イセタン メイクアップパーティでも同じことが言えるんですが、こういうイベントだと普段は軽い気持ちで入店しにくいようなブランドのものでも、気軽に香りを確認できるのが良いなと思っています。
- BYREDO(バイレード)
- JO MALONE LONDON(ジョー マローン ロンドン)
- GUERLAIN(ゲラン)
- FUEGUIA 1833(フエギア 1833)
- TOBALI(トバリ)
- CLEAN(クリーン)
- ANTICA FARMACISTA(アンティカファルマシスタ)
- TOM FORD BEAUTY(トム フォード ビューティ)
- NARS(ナーズ)
こうして並べてみると意外にも少ないような?とも思うんですが、軽く嗅いでみて特に何も残らなかったブランドについては省略してますw
それでは、特筆することがあったブランドのブースについて振り返ってみたいと思います。
BYREDO
10月23日のリニューアルより、伊勢丹のフレグランスコーナーに仲間入りするブランドの一つであるBYREDO。これまでは国内に専門店がなく、一部のセレクトショップなどでの取り扱いであったことからも、呼び名が「バレード」だったり「バイレード」だったりで揺れていたのですが、今回の参入からは後者がオフィシャルな呼び名になりそうです。
フレグランスの全ラインナップとそれぞれのムエットが並んでいる中から、気になる香調のものを選んで試した中で、特に気になったのがこの「INFLORESCENCE」という香り。フローラル系の中でも特に爽やかでフレッシュな生花が放つような新鮮な香りがとても印象に残りました。これについては、また後程。
JO MALONE LONDON
イベントの詳細が発表された時点で、最初に足を運ぼうと決めていたのがジョーマローンのブース。というのも、ホリデーコレクションのアイテムが先行発売されることが決まっており、その中に今年の冬にお迎えしたい香りとしてマークしていた「ローズ&マグノリア」のコロンが含まれているから!
マグノリア大好き芸人で、ネイビーとゴールドの組み合わせも大好物、さらにはローズの香りを含んでいるものってそういえば持ってないかも…ということで気になった次第です。
スタメンフレグランスの1本であるスターマグノリアと比べるとローズの存在感がより女性らしさを際立たせるような香り。単独での香りの立ち方は優しめかなと思ったのですが、香りの重ねづけを提唱していることを考えると、これぐらいの香り方がほど良いバランスなのかな。
GUERLAIN
悩みに悩んだアクアアレゴリアから、免税店限定キットとの出会いでフローラチェリージアをお迎えしたのも記憶に新しいゲラン。
コスメもそれなりにお世話になっていますが、サロンドパルファンのブースでは「1つのブランドでこんなに数多くのフレグランスがあるんだ!」と感じさせる、圧巻のラインナップでした。
そんなゲランのブース内では、特殊なヘッドセットを装着した上で香りを試している最中の脳波の状態などから、その人の好みに合わせたフレグランスを提案してくれる新サービス「マインドセント」を体験。
順序としては、最初にベースとなる4系統の香りを15秒ずつ確認し、その中で自身の感覚に沿ったものに加えるとしたらどんな要素が好みか、という質問に答えることでその内容からさらに詳しくおすすめのフレグランスが提案されるという流れ。
最後はその推薦された香りをランダムに嗅ぎ、反応の良かった順にランク付けされて結果が出るという内容でした。
私の場合はベースとなり香りの好みが「フレッシュ」、そこに加えたい要素をグリーン系で選択*1してみたところ、以下がおすすめフレグランスのベスト3になりました。
- アン ディマンシュ ア ラ カンパーニュ
- アクア アレゴリア ハーバフレスカ
- コローニュ デュ パフュマー
最も感覚にあった1番のもの、まさかの新宿伊勢丹と帝国ホテルの店舗でしか取扱いのないアイテムでした。
日本初上陸の際はGINZA SIXの店舗のみで取り扱っていたようですが、今あの場所はメゾンクリスチャンディオールが入っちゃいましたからね…。
3種類を嗅ぎ比べしながら、何となく心地良いのはこれかな~と思っていたものの順位が1番上だったのは、なかなか面白かったです。
ANTICA FARMACISTA
昨年のサロンドパルファンでダフネフラワー=沈丁花の香りが存在することを知り、米アマゾンからお取り寄せしたハンド&ボディウォッシュを現在も使用中なこちらのブランド。
今回は普段なら伊勢丹新宿店の店頭に置いていないルームスプレーが並んでいたのが大きな収穫でした。が、ちょっと他のブースも回ってから考えようかなということで一旦見送り。Amazonからも買えちゃうので、ギフト券が貯まった時にこっちで…というのも手かなとも考えてます。
Antica Farmacista ルームスプレー ダフネフラワー 100ml
- 出版社/メーカー: Antica Farmacista(アンティカファルマシスタ )
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- この商品を含むブログを見る
フレグランスだと香りが濃いかなぁと思っていたので、ルームフレグランスを上着の内側などに纏って、ふわりと香らせるくらいがちょうど良さそうとは思っているのですが。
NARS
コスメブログさんたちの間では、誰もが1アイテムは持っているだろうというぐらいにおなじみのNARS。
ブランド初のフレグランスということで、気になってチェックしてきました。1アイテムのみなのでほとんど通路みたいな壁際で寂しい感じでしたが…涙
伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店、オンラインショップのみでの販売となる、こちらのフレグランス。
トップノート:プルメリア、お香の煙
ミドルノート:ティアレ、イランイランエッセンシャルオイル、サンダルウッド
ベースノート:ホワイトシダーエッセンシャルオイル、ホワイトムスク
プルメリアやティアレの花から受ける印象としては甘さのあるものかなと思っていましたが、お香の煙やサンダルウッドの深みが加わることで奥行きのあるユニセックスで大人なイメージを連想させる香りでした。ブランドのメイクが目指す方向性のように、どこか「ハンサムさ」を感じると言うか、何と言うか。
お迎えを検討することにしたフレグランス
こんな感じで色々とお試しした中で、次にお迎えするとしたら…と候補に挙がったのが以下の3つの香りです。
ジョー マローン ロンドン ローズ&マグノリア
実物の香りを確認してみて、最終的に肌にまとって帰ってくることにしたのがこちらの香り。これぐらい優しいローズであれば問題なさそうと判断していますが、今回のイベントで焦って買わなくても良いかも?と思ったところもあり、ひとまず落ち着くことに。
神秘的に香る官能的なフローラル。それはまるでマジックのよう。きらめくマグノリアとローズのデュエットが魅惑的な香りを奏でます。漆黒の夜空、銀色に輝く月明かりの下で息づく香り。柔らかいニュアンスと甘く香るローズ ドゥ メの享楽的なハートノートにスパイシーで贅沢なダマスクローズがあたたかみをプラスしています。さらに官能的なパチョリとぬくもりのあるアンバーウッドが優美に全体を覆います。
トップノート:マグノリア
ミドルノート:ダマスクローズ
ベースノート:パチョリ
トップノート:レモン ハートノート:スター マグノリア ベースノート:サンダルウッド
ジョーマローン スターマグノリア コロン - imagical pleajous
現在の手持ちであるスターマグノリアと比べると、フローラルの要素が前面に出るので寒くなってくるこれからの季節に良さそうだなというところ。コロンなのでコートやマフラーをさりげなく香らせるのにも良い仕事をしてくれそうな気がしています。
バイレード インフロレッセンス
ブランドブース訪問時に強く印象に残った、バイレードのインフロレッセンス。ブランドのレギュラーアイテムということで、頂いたムエットの印象を最後まで確認してみてからにしようと即決はなし。バイレードではムエットをビニール袋に入れて手渡していただけました。こういったイベントだからこそ、このような気遣いは嬉しいですね。
毎年繰り返される、自然の力強い再生である春の訪れ。これを祝して、ベン・ゴーラムは野生の庭園とフローラルな香りを思い描きました。花の盛りのパワーと美しさを捉えます。
トップノート:バラの花びら、ピンクフリージア
ハートノート:モクレン、スズラン
ベースノート: フレッシュジャスミン
トップからベースまで、お花の香りだけで構成されているからこそのフレッシュさなのでしょうか。こちらもバラと木蓮=マグノリアということで、今の自分が本能的に求めている香りがこのあたりの系統なのかなぁ。
クリーン リザーブ アヴァンガーデン ホワイトフィグ&バーボン
巡ったブランドブースの話では特に触れませんでしたが、完全にノーマークだった中で気になった一本がこちら。
クリーンのフレグランスの中でも、調香師が特別に「リザーブ」しておいた上質な香料を用いたシリーズの中で新たに登場するラインのうちの1アイテムです。
闇と光が出会う、月食のような魅力を表現した香り
豊かなベチバーバーボンや温かな木々の包み込むような温かさと、爽やかな果実やフィグが輝きのコントラスト
香調:スパイシーアロマティック
トップノート:プルーン**2、ブラックペッパー*、ドライフルーツ、イタリアンベルガモット
ミドルノート:レッドティー、ホワイトフィグ、マグノリアブロッサム
ラストノート:ベチバーバーボン*、パピルス、シダーウッド
好きそうなコンセプトでしょ?笑
こちらも他の2種類と同様、マグノリアの花が含まれています。
スパイシー系、アロマティック系、ともに現在の手持ちにはないタイプで、ブランドとして地球環境や地域社会に配慮した製品づくりを行っているという点にも興味があります。
サロン ド パルファンの開催日は残り2日!
今年は残すところ2日の開催となってしまった、このイベント。
前半でも少し触れましたが、複数のブランドブースが一同に介しているお祭りのような場だからこそ、肩肘張らずに様々な香りを気兼ねなく試すことができるのが魅力の一つだと思います。
初日かつ日曜日だったからかもしれませんが、多すぎず少なすぎずのちょうどいい人出という感じで、直営店に一人で足を踏み入れるのにはちょっと勇気がいるかなぁというようなブランド*3に挑戦してみるのに最適でした。
気になるブランドがあるよ~という方も、特にそういうのはないけど自分好みの1本に出会えたらいいな~と思っている方にもおすすめなので、年に一度のこのお祭りに是非とも足を運んでみてください!