入国審査になかなか時間を要しましたが無事に仁川国際空港へ到着。今回の旅におけるスケジュール感から、当初はソウル駅近くで24時間営業しているチムジルバン「シロアムサウナ」で一夜を過ごそうと思っていたのですが、コロナウイルスの一件もあるので個室にしておくか…と考え、出発まで1週間を切ったぐらいのタイミングで空港近くのエリアのホテルを予約することに決めました。
コネストのクチコミを読んでみると、私が渡韓した翌週あたりに利用しようとした方が入館を断られたということもあったみたいなので、やはりホテルを取っていたのは正解でした。
ホテル選びのポイントと基準
仁川空港に到着するのは日付が変わる頃になるのが分かっており、その時間は空港鉄道もリニアモノレールも終電が終わってしまっていることから、空港から出る場合の移動はバスかタクシーに限られます。バスにしてもタクシーにしても深夜便で到着した人で長蛇の列が出来ると聞いていたこと、一人旅なのでタクシー移動に予算を取られたくないこと、空港内のホテルやサウナを利用するには出足が遅すぎるということから「空港に近いエリアのホテルを予約する」という結論に達しました。
いくつかの候補の中から最終的に予約に至ったのが、こちらの「仁川エアポートホテル」(サイトによっては旧名表記の場合もあり)でした。付近には同様のホテルがいくつかあるようでしたが、空港からホテルの送迎サービスが深夜便着の際に非常にありがたいシステムだったこと、1泊5,000円ほどでバスタブ付きの広いお部屋に泊まれるということが決め手となりました。
仁川空港からホテルまでの送迎について
こちらのホテルが提供している送迎のサービスは以下の通り。
- 夜12時まで:ホテルのシャトルバスによる送迎
- それ以降の深夜:ホテルが手配したタクシーで移動、レシートをフロントで提示して料金を精算
ホテル予約サイトに下記のような説明書きと、シャトルバスやタクシーを待機する時の指定場所が投稿されているのも非常に親切です。事前に予習していたこともあって、送迎の待機場所については迷わず到着することができました。
ちょっと苦戦したのが、ホテルへの電話について。送迎に関する案内や過去に利用した方のクチコミでは「空港のインフォメーションカウンターで番号を見せるとホテルに電話をかけてくれる」とあったのですが、私の時は2か所のインフォメーションで聞いてみても「公衆電話があの場所にあるから、そこから自分で電話して」とのこと。あれかな、英語で尋ねたから自分でかけられると判断されたのかな…。
今回の旅行で利用するSIMカードは音声通話を含まないものだったので、SIMを入れ替えたスマホからは電話ができず。公衆電話はあるけど小銭がない…と思って困っていたところ、どうやらT-moneyカードを使って電話をかけられそうということが判明!その場合のかけ方をネットで調べてから、チャージする用も含めたウォンを引き出すためにATMを探し、コンビニで明日の交通費分も考慮してチャージを終えたところで、やっと電話をかけることができました。あまり英語で電話かける機会がなかったので、This is (名前)~っていう文を口にしたの、10年以上ぶりな気がする。HKDLのエンチャを電話で予約した時が最後だったんじゃなかろうか…。
電話でホテルのスタッフと交わした内容としては、こんな感じのニュアンス。英語も聞き取りやすかったのでスムーズに会話が成立して、電話を切った時の安心感が半端じゃなかったですw
にあ「今日チェックインで予約をしている(本名フルネーム)です。仁川空港に着いたので送迎をお願いしたいのですが、今からだとタクシーでのピックアップですか?*1」
ホテルスタッフ「ホテルのシャトルバンで迎えに行きます。どちらのターミナルですか?」
にあ「第1ターミナルです」
ホテルスタッフ「では、出発ロビーのある3階の7番出口から出た通路の近くで待っていて下さい。10分から15分ほどで車が向かいます。白い車でナンバーは「XXXX」です。いいですか?」
にあ「(この間、聞きながらスマホにメモ)3階の7番出口で白い車ですね。ナンバーをもう一度教えてもらってもいいですか?*2」
ホテルスタッフ「大丈夫ですよ。ナンバーはX・X・X・Xです。」
にあ「分かりました。ではシャトルバンの到着を待っています。ありがとうございました。」
いくつかのホテル予約サイトを巡りながら情報収集をしていた際に、ピックアップの場所や白いバンであることを予習していたこともあって、バンが到着するスポットには迷わずに辿り着くことができました。下図で言えば、横断歩道を渡った先の通路で待っててねということです。
が、0時すぎたらタクシーが絶対ではないこと、空港のインフォメーションからは電話をかけてもらえないことなど、思っていたのと違う部分も多かったので、到着ロビーに着いてから空港を出るまで1時間ほどかかってしまったので、こうして事の顛末をブログに載せることにした次第です。
イレギュラーすぎた深夜のチェックイン
空港でシャトルバンを待っている間に、コンビニで夜食用のキンパとビールを調達。電話で教えてもらったとおりの白いバンが到着すると、第2ターミナルでのピックアップもなく貸切でホテルまで10~15分ほどの距離を送迎してもらえました。タクシーだった場合、目的地を伝えたりレシートを貰わなければいけなかったりするので、ホテルのバンに迎えてきてもらえたのは非常にありがたかったです。
ということでホテルに到着。写真は翌朝のチェックアウト時に撮影したものです。右側に写ってるのは空港行きの予約制無料シャトルバスなんだと思います。フロントでチェックアウトの手続きをしてもらおうと、パスポートを貴重品用バッグから出そうとしたところ、名前も名乗ってないのにルームキーを渡されるw おそらく電話で名前を告げていたのと、バンの利用者が1人だけだったことから私が私であることを特定していたのでしょうが、海外のホテルでこんなにユルいチェックインは初めてだったのでちょっと驚きました。
アップグレードしてくれたっぽい広々としたお部屋
小さなエレベーターで宿泊フロアに上がり、部屋に入ると思っていた以上に広い!そして一人用のスーペリアダブルで予約していたはずが、大きめのベッドが2台!アメニティなどの細かい部分の写真は撮りませんでしたが、とにかくメインのお部屋が広くて明るいので深夜ですが元気になっちゃいました。
お風呂場といい、建物の造りといい、噂通りにラブホをリノベした感がすごいですが、広い浴槽があるのは嬉しいのでね!ちなみにドアを開けると靴を脱ぐ玄関があって、そこから先はオンドルになっていたのでスリッパを履かない方が暖かさを感じられるようになっていました。冬のソウルということで使い捨てカイロを用意してたりしましたが、結局使わなかったな~。
備え付けのアメニティはシャンプーとボディウォッシュだったかな?使い切りたいサンプルのシャンプー&コンディショナーがたくさんあったので、ホテルのものは使用していません。左手に写ってるガラスのところに浴槽とは別にシャワーがありました。
深夜の巷を徘徊して夜食をゲット
近くにコンビニや深夜まで営業している飲食店があることも確認していたので、最低限のものだけ持って、深夜1時すぎくらいだったかな?事前にリサーチしていた深夜2時まで営業しているチキンのお店を目指して歩いてみたのですが*3、残念なことにすでに店じまいをしていたので、その少し手前にあったテイクアウトできそうなお店に飛び込み!
空港で買ったキンパもあるし、一人で同じものを食べるには量が多いかな~と悩んでいたところ、何やら右下に5ピースで5,000ウォン=約500円のものを発見。これだけ英語の説明が書いてなくて分からなかったけど、指さし注文でどうにかお店のお母さんに伝わりました。
注文してから揚げるとのことで、店内のベンチで待機していたわけですが、ちゃんと揚げる前に「今から揚げるのは、これとこれとこれと…」とちゃんと5つを見せてから調理を開始してくれました。めちゃくちゃ優しい~!初めての韓国で、関係があまり良くないタイミングと言われていた頃だったので実は少しビビッていたところがあったのですが、お店のお母さんのぬくもりに「やっぱり人それぞれだよな」ということを改めてかみしめたのでした。
ということで、調達した夜食が画像右側の紙袋に入っているものたち!熱々だったのと手が油まみれになるのでこの角度からの撮影しかしていないのですが、イカフライ2本、ニンジン玉ネギじゃがいものかき揚げ、サツマイモの天ぷら、春雨海苔巻きの天ぷらという揚げ物5点セットでした~!
かき揚げやサツマイモの天ぷらは見た目のままの味ですが、付属のタレがピリ辛でめちゃくちゃ好み!そして面白かったのが「キムマリ」という韓国の春雨を海苔で巻いたものを天ぷらにしたもの。最初、見た目から茄子かな?と思ったのですが、食べてみたら海苔だしプチっとした食感の謎の粒たちの集合体だし*4、未知のものだけど美味しい~!ということで正式名称を調べるに至りました。
キンパもビビンパ風でお肉が入っているもので大当たり。失敗したのは軽くて量が多いビールだけでした。めちゃくちゃビールに合う夜食たちなのに、その相手が弱すぎて相性~となりながら、2時近くまでダラダラしつつ最初の夜が更けていきました。