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世界のディズニーリゾートと風間俊介さんが大好きすぎて、2018年にJGC修行を決行。お気に入りのコスメや美味しいものについても語ります。イエベ春、骨格ウェーブ(プロ診断)です。

資生堂パーラーとコスメブランドのコラボパフェ企画に対するお気持ち表明

何かと話題になっている、資生堂パーラーとコスメブランドのコラボパフェを食べに、資生堂パーラー ザ・ハラジュクに行ってきました。本件については色々と書きたい話が多すぎるため、いつものごはん記事のような形式でのパフェレポは別途お送りするつもりです。予めご了承下さい。

似た傾向の記事あるかなぁと振り返ってみると、奇しくも同じ「資生堂」という括りに関するお話になってしまいました。ジャンルとしては別の部門が担当しているようにも思えますが、どちらにしても関係者の中に詰めが甘いというか、先を読むのが苦手な人がいるんですかね…という印象にはなってしまってます。

今回の企画について

私が利用したのは、WITH HARAJUKUの8階に入っている「資生堂パーラー ザ・ハラジュク」と、1階の「資生堂ビューティ・スクエア」で展開しているコスメブランドのコラボレーションしたパフェを提供する、という期間限定の催しの一環。

全4弾に分かれる今回の企画の中でも、特に気になっていた第3弾「和栗のティーグラデーションパフェ」とローラメルシエの「キャビアスティックアイカラー」のミニサイズがセットで提供される期間に足を運ぶことができました。

ウィズ原宿の賑わいっぷりは想像できていなかったのですが、これは人気が出るだろうなぁ…とリリース発表当初から予想していたので、ラウンジは予約受付の対象外で当日の先着順というのがどのようなことになるのか、本命の期間が来るまでの間、見守っていました。

日を重ねるごとに加熱していった現地の状況

第1弾と第4弾はセットのコスメもパフェのフレーバーもあまり興味がなかったので、とりあえずどんなもんだったのか様子だけ把握しておこうかな~と軽率な気持ちでリサーチしてみた、開始2日目。

今になってみれば、この時は公式SNSからのアナウンスがあったのが10時台だっただけで、実際には何時ごろに受付できる人数に達したのかは分かりません。夏休み?の学生さんたちがいるであろう8月中だったことから、これだけの様子になっているのかと思いきや、9月に入ったら引いてくるどころか更にヒートアップ。

まぁ、これは第2弾のコラボがNARSだったのも大きいだろうと思います。あと提供される「イチジクとベリーのショコラモードパフェ」が可愛くて美味しそう!だからこそ、6時前にはすでに結構な人数の待ちが形成されているという、予想の遥か上を行く状況が生まれることに繋がったんでしょうね。

ついには、その状況は「多くの人が集まってしまうことにより、感染症拡大防止対策としても問題がある」という判断の元、NARSのコラボパフェ提供終了目前から、電話受付への対応変更がアナウンスされることになりました。

受付方法の変更に関して

日に日に加熱していく状況の報告ツイートを追いながら、そんな時間から大勢の人が集まってしまったら、受付をする資生堂パーラーのスタッフも、ビルの警備員さんも、早い時間から仕事を始める*1ことになってしまうよね?と思っていたので、受付方法の切り替えに踏み切ったのは良いことだと感じています。

さすがに6時台から原宿に出向いて11:30以降の入店まで時間を潰すほどの労力をかけるのはな…と思っていたからというのもありますが、報告される感染者数が落ち着いてきてはいるものの、明確な目的もなく外出する時間を短くするのに越したことはないと思っている部分もあったので、コラボパフェを用意していただけることが確定した上で出かけることができるのは、今の時代を考えてもいいんじゃないかなと。

電話受付がスタートした初日から、トータルで5日目のチャレンジで予約が取れたのですが、この受付方法については人によって受け止め方がかなり違うみたいで。私はチケットの電話予約に挑戦する機会も少なくないので、

  • 受付時間が午前9時から10時までの1時間と決められている
  • おなじみの『こちらはNTTです』のアナウンスを聞かなくてもいい
  • 早朝から出かけて開店までの時間を持て余さなくて良い

という条件であることから、1時間が経てばその日の当落結果が確定して、それ以降の時間は好きなように使えるため、特に苦を感じることなく挑戦できました。録画番組の消化とかしながらでも全然できるし、やはり終わりが見えているのがとにかく楽。予定枚数終了のアナウンスを聞くまでは何時間でもかけ続ける、という状況と比べてしまうからですけど…。

また、そういった経験からコールした回数が多いから繋がるというわけでもないと割り切っているので、何回かけても繋がらないこともあれば、受付開始直後にサクッと繋がることもあるし、運でしょ~と思いながら挑戦できたからこそ、大きなストレスを抱えずに日々チャレンジできていたんだと思います。

なので「○○○回かけてるのに繋がらない」「これなら早朝から並んだほうが良かった」「毎日1時間無駄にしてる」「資生堂○ソ」みたいな声を見かけては、何だかなぁ~と感じていたわけです。が、必ずしも『この運営方法が最善だった』と言いたいわけではありません。

事前予測ができなさすぎ問題

この企画案を持ち出したのが「株式会社 資生堂パーラー」なのか、「資生堂パーラー ザ・ハラジュク」なのか、「資生堂ビューティースクエア」なのか、「WITH HARAJUKU」なのか、「株式会社 資生堂」なのかは分かりません。一番最初のプレスリリースでは問い合わせ先が『資生堂パーラー 広報担当』となっているので、今回の件で最も非難を浴びるのが「資生堂パーラー」になってしまうのは仕方ないことだと思いますが、いずれにしても実現に至るまでに実際の現場でのオペレーションに対して、起こり得る事態を想定できなかったのが、今の状況を生み出しているのは間違いないでしょう。

1日に提供できるパフェの数には限りがあることについては、レストランを主体として、それに併設しているラウンジで行う企画であることから、致し方のないことだと思っています。しかし、提供できる数の目安が事前に想定できるものであれば、当日の来場や電話1回線での受付ではなく、Web予約システムを利用して、ユーザーにも従業員にも余計な負担をかけない方法が選ばれていればなぁ、と感じずにはいられません。

朝8時から受付を行うのであれば、さすがに前日までに材料の入荷による提供数の上限は決まっているはず。ザ・ハラジュクの店舗ページからは、ディナータイムにのみ対応している資生堂パーラー独自の予約ページが用意されているので、これを改修することでラウンジのWeb予約を期間限定で行うことは不可能ではなかったと思えますが、おそらく企画の段階では、通常営業時と同様に来店した人にそのメニューを提供する方法で充分だろう、と考えられていたのでしょうね。そんなところに予算をかける必要はないと判断されたのでしょう。

開催を知り、行ってみたい!食べてみたい!と期待に胸を膨らませる顧客のことも、実際に店舗でお客さんを迎えるスタッフのことも、あまり深くは考えずにスタートしてしまった。そのように捉えられてもおかしくない残念さが随所に垣間見えてしまったのが、今回の企画において強く印象的になってしまったのは、何とも言えないです。

エレベーターで8階に上がると、このお知らせが

コスメブランドとのコラボレーションしたパフェを提供するという発想はとてもユニークで、「資生堂」というグループらしさがあって、他の国内ブランドではなかなかできることではない良い取り組みだという印象を受けています。ただ、次の機会があるのであれば、今回の件で起こってしまった事例を解消するためにはどうするべきなのかを、改めて考えた方法を提案してもらえたら嬉しいなと思います。もし、またやってくれるなら…ですが。

*1:現に8時ごろから受付を開始していたとのこと