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世界のディズニーリゾートと風間俊介さんが大好きすぎて、2018年にJGC修行を決行。お気に入りのコスメや美味しいものについても語ります。イエベ春、骨格ウェーブ(プロ診断)です。

タップのミュージカルとストレートのシェイクスピアと【前編】

この週末は土日ともに現場でした。土曜日はハセジュン主演の戦国TAPミュージカル『TAKEDA』、日曜日はなにわ男子の道枝俊祐くん主演の『Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-』と作風も出演者の世代も全然違った2演目。

ハセの舞台は『虎者』のお席を全然ご用意いただけないので、2019年の『京都 都大路謎の花くらべ』*1ぶり。2020年の『有頂天作家』もチケットは持っていたのですが、コロナ禍で全公演中止となってしまいましたので…。

みっちーは、なにわ男子が結成される以前の『ぼくらの勇気 未満都市 2017』で光一さん演じる、中学教師になったヤマトの教え子で、ドラマの中心ともいえるキャラクターだったことがきっかけで知り、メイキング番組であの伝説のJr.こと小原裕貴くんと談笑する様子を見て「これは将来楽しみだな…」と勝手に期待している存在でした。

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直近では『俺の家の話』での振り切った役どころも印象的で、この若さでクドカンに遊んでもらうとは、将来有望すぎるじゃんね?ということで、現役Jr.の中で東西合わせてもトップレベルに類稀な存在だというのが私の中でのみっちーへの印象です。きっと身長があれだけ伸びてしまったから、KinKiとは共演NGになってしまっているに違いない…。(笑うところですw)

2019年の夏ぶりにハセ現場へ

会場は横浜市泉区民文化センターのテアトルフォンテ、JFC先行なしで一般販売のみでした。「横浜なら近いし、1日しか公演ないし、既存の予定もないから取るぜ!」と下調べせずに購入したところ、横浜駅から約30分ほど相鉄線に乗って移動した”いずみ中央駅”が最寄駅の会場でした。相鉄線自体も滅多に乗らない(最後に利用したのが『最貧前線』大千秋楽)ので、ちょっとした遠征気分。

別件で午前中から行動していて、朝も昼も食べずに会場最寄駅に着いてしまったので駅に隣接しているベーカリーカフェで塩パンと紅茶メロンパンを購入。店内にも席がありましたが、近くにある公園の桜並木を見ながら外で少しだけ腹ごしらえ。会場に入ると受付にて当日払いでチケット購入をする方が10組ほど並んでおり、手元にチケットがある人はすんなり入場できました。なお、入場時には検温とチケット半券裏面に氏名と電話番号を記載するというルールが定められていました。

戦国TAPミュージカル「TAKEDA」フライヤー

入場時、ちょうど私の前で終わってしまったフライヤー。もう出てる限りですか?と尋ねてみたところ、終演後に合わせて追加しておきますとのことだったので、ちょっとホッとして客席へ。席は券面ではC列となっていますが、最前列のB列を使用していないため、実質最前列でした。客層は老若男女幅広い感じで、下は小学生くらいのお子さんから70代くらいの方々まで。主催のスーパーエキセントリックシアターさんはスクールもやっているから、その生徒さんたちもいたりしたのかな~。

戦国×タップ×ミュージカルとは?

今回の演目が再演というのは聞いていたのですが、初演がいつ頃の上演だったのか記憶になく、バイオグラフィーのページで確認したところ2018年11月から12月にかけて、東京芸術劇場シアターウエストで上演されていたとか。なるほど、となると私が2年ぶりのDCL乗船などにはしゃいでたくらいのタイミングでチケット発売ってところですかね。把握していたら、チケットを取っていたような気がします。

あと年男でかざぽん来るだろうと思っていたカウコンにふぉとぷとして出ることが決まってフィーバーしてた、そんなのが2018年12月でしたね、はい。開演前、1~2列くらい後ろ?に初演も観ている感じのハセ担さんたちと思われる複数名グループの方々が「確か最初から出てくるわけじゃないんだよね」「途中から気付いたら合流してる感じだったはず」みたいなことを仰っていたので、なるほどそういう感じなんだなと勝手に予習。

幕が開くとまずは10名ほどでの軍舞。なるほど確かにOPにハセジュンの姿なし。実質的に最前列なので、大人数で一度にタップを踊っているとステップを踏んで生まれる舞台の振動がそのまま伝わってくるほどの迫力を感じることができました。かつて、リヴァーダンスを最前列で見た時のことを思い出す、そんな空気感から始まりました。

世は戦国、登場キャラはみんな馬!?

作品の舞台は戦国時代。登場する役柄はなんと人間ではなく、武田信玄率いる武田勢の騎馬隊の「馬」たち!なるほど、つまりタップシューズは蹄なわけですね。男性キャストの多くは全身が茶色ベースで黒いたてがみ、数名の女性キャストは全身黒で艶があって毛並の良い馬を連想させる出で立ちでした。

正直なところ、戦国時代については全然分からなくて、つい先日まで放送されていた『麒麟がくる』に出てくる範囲のことは何となく分かるけど、「次、そろそろ〇〇〇の戦いだけど、あの場面来るかな?」みたいな感じの事前盛り上がりに全然参加できないタイプです。なお、真田丸は三谷脚本で組!メンツも多かったので見てたけど、記憶喪失になった木村佳乃が帰ってくるぐらいまでで、リタイアしちゃいました。それが時代的にどの辺りなのかも分からない…w

しかし!『麒麟がくる』で描かれていた時代と大体同じくらいだということがセリフの中から理解できたので、「徳川家康」の名が出ればかざぽんの顔が、「織田信長」の名が出れば染谷翔太くんの顔が浮かんできたので、どの辺りのタイミングで起きていることなのかというのは自分の中で理解しやすかったです。麒麟組だと足利義昭、朝倉義景あたりの名前が出てきてました。

ハセジュンの役どころは、元は徳川勢の馬だったが、初陣でいきなり乗り手が命を絶たれ、どうしていいか分からずに走り回っているうちに武田の騎馬隊に紛れ込んでいた…そんなポジションでした。この役割が初演当時と同じかどうか分からないのですが、永遠のふぉとぷ担、かざはせシンメ永遠に派の私からしてみたら「えっハセジュンあの家康様の家臣のお馬さんだったの!?えっやだ何それ最高…!」ってなってしまって、本編のストーリーで描かれていない物語が勝手に私の頭の中で始まりそうになりました。危ない危ない。

戦国時代に疎すぎて、「武田信玄」という武将がどのような最期を迎えた人物なのかを知らずにストーリーを追っていたわけなのですが、最終的に自分でも想定外の涙を流していました。作品そのものはフィクションの物語として描かれているものだけど、この神奈川でのプレビュー公演を経て、最終的には「信玄公生誕500年記念公演」として山梨県のYCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール)で上演されるんだよなぁと思ったら、過去の思い入れもないのに自然にぽろりと…。

タップダンスのことは分からなくとも…

これまでにしっかりとタップダンスの演目を見たりしたことがない*2ので、何がどういう技で…みたいなのは分からないんですが、斗真やかざぽんと違って現在もジャニーズ主催の舞台に出演しているハセジュンが、こういった本格的なタップを主軸にした作品に出るというのは、その後また後輩と共に舞台を作り上げる際にも大きな財産になるんだろうな、みたいなことを感じながら見ていました。

また、日本のタップダンサーといえば…のHideboHさんも振付と出演をしている今作。後半、ソロで踊られるシーンがあるのですがもう言葉になりませんでした。上半身が全然動いてないのに音めっちゃ聴こえたりとか、もう何が起きてるのか目では分からないくらい。感覚としては、SHOCKの中で始まる石川直さんのドラムパフォーマンスみたいな感じです。圧倒的すぎる。以前からジャニーズの楽曲への振付提供も行っているそうなのですが、こういった分野でトップを走る方に振付をしていただいたり、同じ舞台に立って踊れるというのは、歴史と信頼を重ねてきた事務所だからこそ、実現に繋がるのだろうなぁ…なんてことをあれこれ考えてしまいました。

札幌公演は会員制の観劇会ということで、これからチケットを買うとしたら山梨での記念公演になってしまうのかなとは思うのですが、とても心打たれる熱い作品でした。当初は1つの記事で2つの演目について感想を書きたいと思っていたのですが、思っていた以上の長さになってしまったので、ロミジュリ感想は後編に続きます!

*1:劇中でまさかのCan do! Can go!をソロで歌って踊るという衝撃の演出を新橋演舞場の最前ドセンで拝んだ思い出

*2:舞浜の某劇場では死ぬほど見てるけど、あれとはもう別物