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世界のディズニーリゾートと風間俊介さんが大好きすぎて、2018年にJGC修行を決行。お気に入りのコスメや美味しいものについても語ります。イエベ春、骨格ウェーブ(プロ診断)です。

物語は続く、どこまでも。『鳩の撃退法』完成披露試写会レポート

2021年8月27日公開予定の映画『鳩の撃退法』完成披露試写会にお招きいただきました!キャストが登壇する試写会も、公開記念の舞台挨拶も、嬉しいことにご縁をいただく機会が多いのですが、今回はものすごく久しぶりに映画に出演する自担:かざぽんこと風間俊介さんが、あの藤原竜也さんと初共演ということで、情報解禁の頃から早く見たいと心待ちにしていた作品でした。

『鳩の撃退法』完成披露試写会における丸の内ピカデリーの装飾

竜也さんとは2020年5月公開予定が延期となり、2021年3月にようやく公開された、劇場版『太陽は動かない』の公開記念舞台挨拶ぶり、今年に入って2回目。会場は同じく丸の内ピカデリー1。記録用に今回の完成披露試写会に参加が決まるまでの経緯も含めて、感想を書き連ねていきたいと思います。おそらく今日は長文。

参加の権利は作品公式告知枠にて

今回の完成披露試写会、私が把握している範囲で募集していたことが確認できているのは以下のとおり。応募したのは公式の2つと風間俊介情報サービスの合計3つでした。

  • 『鳩の撃退法』公式Twitterアカウント
  • 『鳩の撃退法』公式サイト
  • 土屋太鳳ファンクラブ
  • 藤原竜也ファンクラブ
  • 風間俊介情報サービス

風間俊介情報サービスとは別に、ジャニーズJr.情報局でも募集があったというツイートをちらほら見かけたのですが、会員サイト内でのお知らせは確認できなかったので、お気に入りアーティスト登録の内容に応じて、非公開で募集されたものだったりしたのかな?開催後の感想ツイートを拝見すると、思っていたよりも佐藤新くんのファンで会場にいらっしゃっていた方が多かったようなので…。

竜也さんのFCが15組30名、公式はTwitterとサイトがそれぞれ10組20名、風間俊介情報サービスは人数不明でしたが公式や太鳳ちゃんと同じくらいなのかな?という予想。私が当選したのは作品公式枠…だったのですが、Twitterと公式サイトでそれぞれ応募が可能だったからなのか、どういうわけだか当選メールが時間差で2通届いておりまして…。

丸の内ピカデリーで開催された『鳩の撃退法』完成披露試写会

応募時に同行者情報の入力を求められていた上で、本人確認も実施されるようだったので、下手にお声掛けすることもできなかったのですが、まさか自由記入欄のない応募方法だったのに1つのイベントに重複当選してしまうとは…。

過去に『メリー・ポピンズ リターンズ』や『トゥモローランド』など、日本での公開を待たずに海外に行って観てしまおうかと思うくらいに熱を入れていた作品たちについては、ジャパンプレミアを複数当てたことがありましたが、(トゥモローランドに関してはアメリカより公開が早かったので香港で観た)まさか松竹枠で2つも当選するとは想定外でした…。

いや、トゥモローランドを香港で観たの、これだけのためだったわけじゃないとはいえども、今になって思い返してみるとなかなかだなw

完成披露試写会の流れ

今回の試写会は舞台挨拶⇒フォトセッション⇒本編上映の流れでした。観客の前に出演者が登壇するイベントは今回が初めてなので、まずは「公開するんですよ~」っていうところからですもんね。司会はフリーになってから初めましての青木源太アナ。以前は汐留で極稀にお見かけしてました。お久しぶりです。

上手側にPA席があるの珍しいな?と思っていたら、司会が上手側、出演者が下手側の扉から入場という珍しいパターンでした。『太陽は動かない』の公開記念舞台挨拶の際は、下手側に司会の方がいらっしゃって、上手側の扉から出演者一同が入退場という流れだったはずなので真逆…。 

下手側から、タカハタ秀太監督、風間俊介、藤原竜也、土屋太鳳、西野七瀬、青木源太(敬称略)の順だったので、上手側の席に座っていた私はかざぽん真逆サイドでした。センターブロックは竜也さん、太鳳ちゃん枠に分配されていた感じかな?

舞台挨拶では、ほぼ全編が富山で撮影されたことに関するエピソードトークや、「謎」を感じた奇妙な体験についてを順番に語り、フォトセッションを含めて約30分間で終了。近年、こういった場でオーディエンスも撮影可能というイベントも増えていますが、そこはやはりジャニーズ事務所の一員がいるからなのか、マスコミ関係者以外の撮影は全面的にNGでした。(のはずだけど、たまに上映前のスクリーン撮影してる人いたりするよね)

『鳩の撃退法』ネタバレOKな件に関して

舞台挨拶の最後に司会の青木源太フリーアナウンサーから語られたのは、まさかの「ネタバレOK」のお達し!ただし、作中で使用されている楽曲については解禁前の情報があるので、それに関しては触れないように…とのことでした。そのため、かなりストレートに「こんなシーンがありました!」とSNSに書いてしまう人、そのネタバレに被弾してしまいダメージを受けている人、どちらもお見かけしました。これに関しては、そういうことにしてますよっていうのを、事前に公式のアカウントからお知らせしておいた方が良かったと思うし、ネタバレOKだけどクッション置いてね、みたいなことも伝えておいたほうが良かったのでは?とは思っています。

私が思うに、こうやって個々が抱いた結末への印象がバラバラであることによって、「一体、誰が言っていることが本当なの?」と思わせることを想定してのネタバレOKだったと思うので、スクリーンの中で起きていたことをそのまま直球で書く、というのは配給側の意図とは違った感じになっちゃったのではないかなぁ…。これで作品名のハッシュタグミュートとかされちゃったら、盛り上がりに欠ける気がしてしまうし、ネタバレ用のハッシュタグとか事前に教えてくれる、的な感じになってれば話したい人にとっても見たくない人にとってもwin-winだったような気がするなぁ…。

観賞後の第一印象

さて、では私はというと、具体的な内容には触れずに自分が観賞後に抱いた感情の部分を軸にして、感想をお伝えしていきたいと思います。これを読んで下さった方が、劇場に足を運んでみたいと思えるように。まずは終演後、何よりもこれを最初に伝えなければ…という感情を詰め込んだツイートがこちら。

まさかのタカハタ監督ご本人にRTしていただき、めちゃくちゃ驚きました。いや、あの『監察医 朝顔』を見て、泣いてしまうことはありましたよ。でも、あれはストーリーや演出に泣けたのであって。

今作で私が思わず涙を流してしまったポイントは、別に感動を狙ったシーンではない、はずなんですよ。なんだけど、大きな画面いっぱいに映し出されたその表情の中に、本編の中では語られていない幸地秀吉という一人の男が歩んできた人生で起きてきたことが垣間見えたような気がして、その時にツーっと。いや~、やられた。やられてしまいましたよ、俳優・風間俊介にまたしても。

以前から私のブログを読んで下さっている、あるいはTwitterをフォローして下さっている方にはこの感じが伝わってるかとは思いますが、私は別に顔が好きで風間担やってるわけじゃなく、「可愛いしぐさ」と分かった上で本人が自ら萌え袖とか狙いにいっちゃってるような、今の自分が求められているものに対する向き合い方みたいなところが大好きだったりして。(きっかけは昔むかしの黄金期時代のキレッキレのダンスだったけど、今はこういう部分を見せる瞬間に惚れ直しがち)そう、この感じが一番味わえるのが、TV Bros.の連載コラムなんですけど。

そんな私が久しぶりに「あ~、やっぱりかざぽんのお芝居たまんないわ~!!」というのを映像作品で感じたのが今作だった、という意味でのツイートでした。

作品全体を通して受けた印象

「感想」じゃなく「印象」なんですが、まずは「事前情報なかった気がするけど、この作品って全年齢向けってことで大丈夫でしたか?」というのが1点。あの400億の某無限列車ですら、PG12だったよね?直接的にまずいものが写ってしまっているわけではなかったと思うし、作品情報の内容からしても子連れで観るような場面はあまり発生しないと思うけど…。とりあえず、佐藤新くん目当てで保護者の方と一緒に行くかも…みたいな未成年の方がいらっしゃったら、観賞後ちょっと気まずくなるかもしれないことだけはお知らせしておきますね。

ストーリーの軸となるのは、藤原竜也さんが演じる小説家・津田伸一が執筆している新作の内容について。現実か虚構か、何が真実でどこからがフィクションなのか。話が進んでいくにつれて、繋がり始める点と点の数々。しかし必ずしも全ての点が線になるというわけでもなく…。

私が作品全体を通して感じたことは、作中でもそのワードが登場する「TMI」=too much infomationというのが、一つの鍵なのではないかなと。映画として目の前で起きていることを見守っている観客としては、詳しく分かっていないことについてもっと知りたい気持ちにさせられる、しかしながら物語で語られる中でその欲求が全て満たされるとは限らない…。

あえて詳しく描写しないことによって、「あの人のあの発言はどういうことだったのか」「何かしらの理由があって、その人たちが知り合っているはずだけど何故なのか」みたいな部分を観客の一人一人が想像し、各自の頭の中で登場した人々の物語を生み出そうとしている。それが『鳩の撃退法』における小説家・津田伸一の狙いなのではないか。というのが私なりの解釈です。

そう、こうして『鳩の撃退法』という作品が何を描こうとしていたお話だったのか考察し、記事を書いている私そのものが、「津田伸一」という人の術中に嵌ってしまったわけです。公式Twitterが行っているハトゲキクイズ、2問目の答えが「結末」だったのはそういうことなんじゃないかなぁ…。

2021年8月27日、すべてはスクリーンで

ここまで結構な文章になってしまいましたが読んで下さった方なら、きっと『鳩の撃退法』という作品を自分の目で見てみたいと思っているのではないでしょうか。劇場公開は2021年8月27日(金)です。

言葉では語り尽くせない、天才が書き連ねた”フィクションであるはず”の物語。Youtubeで配信されたトークイベントが「実はウソの話をしていた」だったこともあり、舞台挨拶で語られていた各出演者のエピソードについても、どこか事実ではないのではないかと疑いながら聞いていましたが、果たしてその答え合わせはいつかしてもらえるのでしょうか…。

二度、三度と回数を重ねることで気が付ける部分、理解できる部分もあると思うので、今のうちに前売り券を確保して、公開後は短いスパンで鑑賞することで『鳩の撃退法』の世界にどっぷりと浸かろうか、そんなつもりです。