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世界のディズニーリゾートと風間俊介さんが大好きすぎて、2018年にJGC修行を決行。お気に入りのコスメや美味しいものについても語ります。イエベ春、骨格ウェーブ(プロ診断)です。

初めての転職活動に向けて、背中を押してくれたミュージカル

社会人歴はまだ一桁台ですが、現在働いている会社は3社目で3年目。
2社目から3社目の転職は特に躊躇することもなくスパッと決められましたが、新卒で入社した会社を辞めるにあたってはそれなりの葛藤がありました。

転職を考えだしたタイミング

振り返ってみると、転職を考え始めたのは結構早くて、4月に新卒で入社してから半年経つか経たないかの頃でした。1社目に入社したのは従業員30名前後の小さな会社で、会社の歴史自体は20年以上あるものの新卒社員の採用は私の代が初めて、かつ入社者も1人だけという状況でした。

そんな規模の会社なので、一次面接の段階から社長自らお話をしてくれて、その考え方も含めて一緒に働きたいと思ったわけなのですが、その社長が入社半年もしないうちに辞任?退職?具体的には忘れてしまいましたが、会長との方向性が何とか…だった気がしましたが、新しい方を迎えることになりました。

その新しい社長が入った後しばらくして、社長の他にもう1人、面接を担当してくれて私の直属の上司だったバリバリ働く女性社員の方も退職することに。結婚とか出産とかそういったライフイベントによるものではなかったと聞いています。

色々とモヤモヤした香港一人旅

社会人になってから最初の海外旅行は香港。かなり直前に連休が取れることが確定したので学生時代に通い詰めたHKDLなら一人でも大丈夫でしょうということで、ハロウィーンのHKDL旅行を決行。

直行便は高くて買えない…ということで上海経由で初の乗継便を利用したわけですが、まぁ順調に行かなくて大変でしたw ちょっと過去ブログ振り返ってみたら、当時は現地から様子を綴ってますね。

5周年が終わって、それまでと日本からのゲスト層に変化があった頃合いなので、現地で好き放題やってる人たちの姿を見て、そして同行者がいないがためにその状況に対する負の感情を吐き出せないこと、そんな日程で来ざるを得なかったことなどを色々と考えてしまいました。

今になって読み返してみても、なかなかしんどいな…。

当時のストレス要因

いくつかありますが、パッと思いつくのは会社に関連することばかりでした。仕事そのものは楽しくやってたんですが、会社との体質が合わないすぎた…。

  • 最も年齢の近い社員が10歳上でちょうど良い距離感の人がいない
  • クライアントの都合で急に土日出勤が発生したりする
  • 新しい社長*1がとにかく合わない
  • 前もって予定を立てて連休を取りにくい=旅行が計画できない
  • 給料が安く、残業もほとんど発生しないので収入が低い
  • けど奨学金も返済しないといけない

うわ~、書き綴って思い出そうとすることでストレス感じますね、これはw そんな日々の生活に嫌気を感じながらも、新卒入社から1年も経ってないのにこんなこと考えてちゃダメだよね…という内なる自分と戦っている時に出会ったのが、私の大好きなミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』でした。

胸に響きすぎた歌詞

こちらは2018年公演のプロモーション映像ですが、ラカージュの楽曲は当時の自分に刺さりすぎる歌詞が多くありました。本当はここで紹介したい!が歌詞をブログに載せるのは著作権上よろしくない!なのに歌詞紹介サイトには東宝版の歌詞がない!

ということで、ミュージカル俳優のオムニバスアルバムに収録されていた、岡幸二郎さんが歌っているバージョンの歌詞を紹介します。*2

この「I am what I am」の邦題は「ありのままの私」で市村正親さんが演じるザザが一人で歌います。それよりも前にオープニングチューンとして「ありのままの私たち」としてカジェルと呼ばれる踊り子たちが同じメロディーで異なる歌詞の楽曲を歌うのですが、私はその時点で涙腺崩壊。その理由は「今の生き方は、私が私らしくいられるための生き方じゃない」ということを正面から思い出させてくれるような内容の歌詞だったから。

1幕のラストでザザが歌う「ありのままの私」と2幕前半とカーテンコールで歌われる「今この時(The Best of Time)」の歌詞に【あなたらしく生きなさい、そして今という時間と自分を大切にしなさい】というエールを貰った私は、自分らしくいられない今の環境から抜け出さなきゃならない、ということを自身の心に誓い、それから1年後に次の会社での仕事を始めました。

『ラ・カージュ・オ・フォール』という作品は市村さんが過去に出演したうちの一本として、先に楽曲だけは聴いたことがありましたが、本編を観たのはこの時が初めて。

あのタイミングで観賞していなければ、いつまでも悶々と自分の気持ちに嘘をついて生きていたのかなと思うと少し恐ろしいですが、絶妙な気持ちの時に観られたからこそ、今も一番好きなミュージカルとして自分にとっての大切な作品になっているのだと思います。

今も心の支えになっている作品

自分の気持ちには正直に。自分にも他人にも嘘はつかない。愛する人が幸せでいることが幸せ。そんなザザの生き方は、今となっては私にとっての生き方そのもののようになっています。

若手市村担として2012年以降は毎回足を運んでいるラカージュの公演。

キャストも少しずつ入れ替わっているし、次にザザに会えるのがいつになるのかも分かりませんが、新しくこの作品の世界に足を踏み込んだ方が楽しそうにされているのを見ると、勝手にカンパニーの一員かのような気持ちで嬉しくなります。

壁にぶつかった時は、ラカージュで輝くカジェルたちとザザのことを思い出して、時にはサントラに合わせて曲を口ずさみながら、自分を奮い立たせるエネルギーになっている『ラ・カージュ・オ・フォール』と私のターニングポイントについてを振り返ってみました。

*1:ディズニーではないDがつく関連会社出身

*2:岡さんのザザがいつか見られるかと夢見ているのですが、果たして…