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世界のディズニーリゾートと風間俊介さんが大好きすぎて、2018年にJGC修行を決行。お気に入りのコスメや美味しいものについても語ります。イエベ春、骨格ウェーブ(プロ診断)です。

風間担が「第3回 東京2020パラリンピックの成功とバリアフリー推進に向けた懇談会」に観覧参加してみての感想

1月15日から、東京パラリンピックのチケット申込み2次応募が始まりました。それに合わせて東京都の主催で「大会を機に何を変えるか、大会後に何を残すか」というテーマで、東京2020パラリンピックの成功とバリアフリー推進に向けた懇談会が開催されました。

都内在住・在勤者を対象にパネルディスカッションの観覧者を募集していており、ありがたいことに当選したので、午前休で参加してきた様子をお伝えいたします。

会場内の様子

場内はホールが横長に使われており、正面にスクリーン。その手前に各ディスカッションのパネリスト、左手側にファシリテーターという並びで、会場内右手側には手話通訳とモニターでのリアルタイム字幕表示が行われていました。座席は1列目中央が関係者と車いすを利用する観覧者の座席と僅かな自由席、広報にプレスエリアがあり、その他が観覧者・関係者用の自由席となっていました。

パネルディスカッションはテーマ1が「円滑な移動の確保」、テーマ2が「心のバリアフリーを広めるために」というもの。都知事の挨拶の後、最初のディスカッションの準備が行われました。開会が何らかの都合で遅れたこともあり、かなり巻きでそれぞれの考えについてお話しなければならない中、色々なお話を伺うことができたので、掻い摘んでご紹介します。なお、各テーマについてのパートで灰色の文字になっている箇所は、私が思った感想などです。

テーマ1 円滑な移動の確保

中見出しにパネリストのお名前(敬称等は公式サイトより引用)を、その見出し内にパネリストの方によるお話において印象的だったことを記す形で紹介します。文章になっているところや箇条書きの部分など、書き方に統一感がない部分もありますがご了承いただけますと幸いです。

稲垣 具志氏(日本大学理工学部助教)

●施設や設備があれば問題は解決なのか?
正しく設置されていない点字ブロック、過剰な音情報など、用意されたものによって新たに生じる問題も多い

●人のサポートは本当に連続している?
よくある困りごとの理解、私たちができることへの気づき、その人の必要に対する行動の選択⇒傍から見て「不自由している部分がある」=「困っている」と決めつけない。 他者に対する関心とコミュニケーションが重要。

秋山 能久氏(銀座六雁 総料理長)

今後、海外からのお客様がどれだけ来るのか予想ができないというのが現状。バリアフリーの概念として、レストラン内部の情報だけではなく、お店までの道のりや次の目的地への案内なども行えるような体制を目指している。

三浦 浩氏(パラアスリート)

普段、都内の移動は車が中心で、たまに電車に乗るとどこに何があるのかを認識するのが困難。既存のハードに新たな技術を組み合わせることにより、道案内や緊急時の避難経路などを、身体的に不自由を感じることがある人だけではなく、日本語以外を母国語とする人など、全ての人に同じ情報が与えられるような世の中の仕組みを提供する社会を目指す必要性を感じる。

モハメド・オマル・アブディン氏(学習院大学法学部政治学科特別客員教授)

視覚障害者のホームドア転落は非常に多い。駅員によるサポートは時間がかかることもあり、利用しないという人も多い。
障がいの種類によって利害がぶつかることがある⇒点字ブロックの存在は車いす利用者にとっては移動しにくい障害物となる。誰でも使えるものは簡単には作れない、であれば目的をはっきりとさせたものを作った方が良いのではないか。

ロンドンの交通機関では、視覚障害者向けのサービスを本業務として捉えているため、非常にスムーズに移動が可能。日本は交通機関によって対応がバラバラであったりして、駅に到着してから実際に電車に乗れるまでに非常に時間がかかることがある。

二條 実穂氏(パラアスリート)

車いすユーザーにとっては段差はないに越したものはない、しかし視覚障害者にとっては完全にフラットな地面は区別がつかないため危険である。海外のほうが車いすであるなしに関わらず、人と人とのコミュニケーションが密であると感じる。

ファシリテーター 髙橋 儀平氏(東洋大学名誉教授)によるまとめ

障がいの有無ではなく、人と人とのコミュニケーションや社会性を大切にできれば良いのではないか。点字ブロックを道案内に使ったりと欠点を有効に使うことも大切。スムーズな移動ができるようになることは社会参加の機会に繋がる。

ここまでがテーマ1の振り返りでした。休憩中、何もやることがなくて退屈なので…ということで、欽ちゃんこと萩本欽一さんがマイクを持って場を和ませる場面もあって、ほっこり。 

テーマ2 心のバリアフリーを広めるために

テーマ1の時には左サイドの最後列にいた、風間俊介氏。パネリストとして入場してきたと思ったら、自分の真正面で視線の高さが同じというシチュエーションで正直しんどい。

私がブログを書けないでいる間に大盛り上がりしたのは、パラ応援大使アカウントのこのツイートだったんですよね。当日は全然気が付かず、後になってから知りました。
テーマ2のファシリテーターは川内 美彦(東洋大学人間科学総合研究所客員研究員)さんでした。こちらも各パネリストの発言から、私なりの解釈で文章をまとめてみました。風間氏が実際に話した内容については、ジャニーズWebの中で文字起こしされているので、実際に話した内容が気になるという方は、そちらもご確認いただけますと幸いです。

星加 良司氏(東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター准教授)

心のバリアフリーとは何なのか⇒障がいの社会モデルを理解し、差別をしないこと。
障がいの個人モデル/医学モデルを障がいの社会モデルにブラッシュアップする必要性がある。 多数派にとっての利便性が、少数派にとっての社会的障壁になる現状。

パラリンピックには「勇気、強い意志、インスピレーション、公平」の4つの価値があると、国際パラリンピック委員会は掲げているが、前半3つは個人モデル的な考えで、社会が生んでるギャップを意識させにくいのでは。
感動を生みやすいコンテンツとしての消化するだけでは、真の「心のバリアフリー」には結びつかない。

倉田 秀道氏(あいおいニッセイ同和損害保険株式会社経営企画部次長)

欧州では特別支援学区がなく、部活もないので地域のクラブチームでスポーツ、オリパラともに合宿、遠征を行っている。
混ざり合う社会とは、野菜ジュースではなく野菜スティックのようなものとして、個々がそれぞれ持っている特性はそのままであるべきと考える。
企業として、障害者雇用やアスリートとしての支援、地域と連携することによってパラアスリートの社会での活躍の場をつくることを目指している。

小島 永士氏(全日本空輸株式会社CEマネジメント室CS推進部担当部長)

ユニバーサルサービス戦略を行っている。これまではビジネスパーソンとその他のサポートが必要な人たちを別々の目で見ていた。これからは同じ視点で見ていく。
ユニバーサルサービスをANAのDNAに取り込むことを目標とする。社内の取り組みに手を挙げる社員は意識が高いが、そうではない社員に対してどう働きかけるかを考える必要がある。

花岡 伸和氏(パラアスリート)

カテゴライズから勝手にレッテルを貼ることによって「生きづらさ」というものが生まれる。このスティルマはどこから来るのかを考えると、親から子への伝承に基づくものがある。例として「あの人は〇〇が不自由だから可哀想」みたいなもの。

風間 俊介氏(俳優)

障がいがある人の助けになりたいという考えには落とし穴があるのではないか。障がいがあるから助けるのではなく「困っている人がいるから助ける」という社会を目指すべきなのではないか。

例えばエレベーターの利用を待っている中に、別の手段で移動できうる人がいるのなら、手伝うことができる人が一方に手を差し伸べることで、その手段でしか移動できない人を助けることに繋がることになる。*1

https://pbs.twimg.com/media/EPMUQevUcAE4RKU?format=jpg&name=small

障がいの有無も含めて、世の中には多様な人がいる。そのため、中には自分とは相容れない人もいることを理解していないといけない。これまで、仕事で出会った障がいを持つ人たちと喧嘩をしたり、この人とはどうしても合わない、みたいなことになったことがないけど、それはどこか本音で言い合えるような人に出会えていないようにも思えるので、自分の中では寂しいと感じている。

https://pbs.twimg.com/media/EPMUQerVAAEDP_l?format=jpg&name=small

すでにニュースサイト等に写真が掲載されていますが(上の2枚はパラ応援大使のアカウントより、ツイート添付画像のURLを貼り付けています)、この日は白シャツに紺上下スーツ、ネイビーベースにグレーの配色なダイヤ柄のネクタイ、オリパラのピンバッジと緑の横長のピンというスタイルでした。パネリストの横に置かれた小さなテーブルにはお水とコップが置かれているのですが、右隣に座っていた星加さんは目が不自由ということで、お水飲んだコップを置くタイミングなどにサポートしてあげているのが確認できました。そういうところ~!好き~! 

ファシリテーター 川内 美彦(東洋大学人間科学総合研究所客員研究員)

あまり時間が残されていなかったため、各パネリストの発言についての全体像をまとめ。「やさしさ、思いやり」と「人権や尊厳」を混同してはならない。真のバリアフリーは、障がいがある人のことだけを考えているだけでは成り立たない。

その他出演者の方も含めた意見交換

指定の2セッションを終えて、その他の出演者の方からも今回のテーマに関して伝えたいことを挙手制で発言する時間が設けられました。オーディエンスとして参加してみて感じたのは、東京都が設定してきたテーマや方向性に対して、必ずしも集まった有識者の方々の全員が同じ方向を向いているわけではないということ。これは悪い意味ではなくて、それぞれが持っている着眼点から「こういう面からも向き合う必要があると思う」みたいな感じで、自身の意見を持っている方がこの場に集っているんだなという感じで。

一般枠で参加して感じたこと

抽選による観覧の参加枠は100名と言われていましたが、実際に観覧席に座っていた方々の雰囲気から、果たして実際に一般公募枠が100名確保されていたのかな?と思う部分がありました。これは推測でしかないですが、最前列に関係者として座っていた方に挨拶をしてから席に着く方が何人かいたり、その方たちは4~5名ほどの集団で来場していたり。私は元から一人での応募だったので最終的に何人まで申し込めるのか把握していませんでしたが、終わってから挨拶を交わしあっている人数などを見ても、かなりの人数が関係者だったのでは、と感じてしまうような光景が見えてしまいました。

また、入場時に配布物と共にアンケートが配られ、記入の協力が何度かアナウンスされてはいたのですが、肝心の筆記具がアンケート用紙には付随していない…。本当に参加者の感想を広く集めたいということであれば、簡易的なペンの用意があるのが普通だと思うのですが…。*2

閉会後も、会場に集まったパラ応援大使でフォトセッションを行いますという流れになったものの、一般参加者も見学していていいのか、それとも会場の外に出る必要があるのか、マイクでは登壇者たちの誘導をするのみで一切のアナウンスがなく。会場右側にはリアルタイムで話者の発言を文字に起こした内容を映し出すモニターや、手話通訳士の方もいらっしゃったことから、耳の不自由も来場する予定が最初からあったということなんだと思います。また、一般参加者の一員として車いすで来場されている方もいらっしゃいました。

そういった参加者層を考えると、ふわふわと閉会したまま来場者の誘導が主催側から一切行われないというのは、なんか…。ハードの整備や社会の意識を変えていくことも大切だけど、もっともっと近いところに気を配ることがあるのではないのかな、というのも感じてしまいました。

最後は少し辛口な意見になったかもしれませんが、必ずしも最初から最後まで全てが素晴らしい運営内容だったとは思えなかったということを、今回の懇談会のテーマを考えると、あえて残しておく必要があるような気がして。ということでまとまりに欠けますが、ハートネットTVに自担が携わり始める前から、個人的にパラスポーツへの関心を持っていた風間担による、東京都主催の懇談会に参加してきた感想でした。

司会の風間俊介の他、レギュラーメンバーで仮面女子の猪狩ともかさん、Travis Japanの川島如恵留くん、天才てれびくんYOUのてれび戦士たちなどにより、幅広い層にパラスポーツの魅力を伝える、NHK教育テレビの『パラマニア』も是非ともご覧ください。

*1:ここで自担はベビーカーを押してる「お母さん」を例として挙げていたけど、それは「お父さん」であっても手伝ってあげるという意味であると信じたい

*2:久保みねヒャダこじらせライブのアンケートですら、鉛筆付いてくるよ?