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世界のディズニーリゾートと風間俊介さんが大好きすぎて、2018年にJGC修行を決行。お気に入りのコスメや美味しいものについても語ります。イエベ春、骨格ウェーブ(プロ診断)です。

【デジモンアドベンチャー:】第4話「バードラモン飛翔」無印世代アラサーOLの感想

2020年4月5日(日)よりフジテレビ系列で放送が開始した『デジモンアドベンチャー:』の感想を綴っていくシリーズです。

前回の内容はこちらから。2020/4/19の第3話放送後、ゲゲゲの鬼太郎や今作の1~3話などの再放送を経て、約2か月ぶりの新作放送でした。6月末に放送された第4話のレビューをすっかり忘れてしまっていたので、1週遅れでの更新です。

スタッフとあらすじの比較

:第4話「バードラモン飛翔」

2020/06/28 放送
脚本:山下憲一 絵コンテ:八島善孝 演出:佐々木憲世 作画監督:直井正博 美術:⇒公式サイトに掲載されなくなってしまったので、後で本編映像から補完します


デジモンアドベンチャー: 第4話予告 「バードラモン飛翔」

デジヴァイスの光に包まれて太一がやってきたのは、現実世界によく似た大自然が広がる不思議な場所。アグモンによると、ここはデジモンたちの住む『デジタルワールド』という世界だった。

太一は一緒に来たはずの光子郎を探そうとするが、目の前に現れたのは同級生の空だった。デジヴァイスが照らした石版の導きにより、『神殿』と呼ばれる場所を目指して旅を始める太一とアグモン、空。

だが、彼らの前に突如、凶暴な空飛ぶ昆虫型デジモン・スナイモンが現れる!一方、光子郎はテントモンというパートナーデジモンに出会うのだった。

ようやく物語の舞台がデジタルワールドへ。やっと盛り上がってきたタイミングで放送休止になってしまい、待ち望んだ再開だったわけですが、もう9時前に起きられる体ではなくなってしまっていたので、再開早々リアタイできずでした。

シリーズ開始早々、どういうわけかオメガモンをブッ込んできて何がしたいのか分からんなぁと思っていた「:」の世界。しかし、今回の内容で私が第1話の放送時から頭をよぎっていた「リブート」の件が、より濃くなってきたようにも思えました。そして、4話からピックアップされるデジモンが無印の展開と一致する形に。これについて詳しくは後述します。

無印第4話「灼熱! バードラモン」

脚本:吉村元希 演出:今村隆寛  作画監督:海老沢幸男 美術:清水哲弘

「そーら! そーら!」 「あーっ! もー、いいかげんにしてよー。目が回っちゃうっ!」  うれしそうに頭のまわりを飛び回るピヨモンを空は冷たく突き放した。ピヨモンの甘ったれた態度にはいいかげんうんざりしていたのだ。ただでさえ炎天下を歩き続けて疲れているのに、こっちの都合も考えずにベッタリ甘えてくるのだからたまらない。

「空、疲れてるんだ……、分かった。ピヨモン、おとなしくする」 「分かった分かった。一緒に歩こう」それなのに、しょぼんと寂しそうにされるとつい甘い顔をしてしまう。 「あたし、うれしい! 空大好き!」
無邪気に喜ぶピヨモンの姿に複雑な心境の空。そんな彼女たちが草原で見つけたのは、偶然にもピョコモンたちの村だった。

ピョコモンたちに憧れの視線で見つめられるピヨモン。進化の秘密を聞かれたピヨモンは「それはきっと空を守るため」と答える。 「あたしを守る……? ただの甘ったれのくせして、何言ってるの……」

あきれながらも何かがひっかかる空。アグモンやガブモンがパートナーの危機に進化したことを思い出したのだ。そんな時突然村の噴水や井戸から炎が吹き出す。黒い歯車の力で凶哩サしたメラモンが襲ってきたのだ。逃げ惑うピョコモンや子供たち。ピヨモンは逃げ遅れたピョコモンたちのために一人で引き返す。その姿に胸を打たれ自らもピヨモンを助けに戻る空。しかしメラモンの強力な攻撃の前にピヨモンは傷つき、空もピンチに追い込まれてしまう。そして空にメラモンの炎の腕が迫ったその時。

「ピヨモン進化! バードラモン!」
傷つきながらも立ち上がったピヨモンがバードラモンに進化したのだ。苦戦しながらも空の応援を受けてメラモンに立ち向かうバードラモン。そして必殺のメテオウイングがメラモンの体から黒い歯車をはじき出した。黒い歯車から解放されたメラモンは正気に戻り、村も再び平和な姿を取り戻したのだった。 「……ピヨモンがバードラモンに進化して私を助けてくれた……」バードラモンを見上げる空の胸を喜びが満たす。

「空!そーら!」 「ピヨモン!!」  元の姿に戻って空に抱きつくピヨモン。 ピヨモンを抱きしめる空の笑顔にもう迷いはなかった。

はい、今回もあらすじという名のストーリー全紹介です。無印はDVD-BOXを持っているので、リメイク放送後のおさらいは原則としてディスクで行っていますが、最近はネトフリでも全話配信が始まったので、あのレア円盤を持っていなくとも色々な場所で気軽に無印本編が楽しめるようになってきました。

第4話にして初めて、リメイク版とストーリー展開がシンクロしてきたので、今回は見比べに今まで以上に力が入りました。無印のピヨモン、初期はここまで甘えん坊だったのか…と思わざるを得ません。個人的には無印時代の「モブデジモンの声をレギュラー陣が当てる」のが好きなので、4話のピョコモン祭りはなかなか楽しかったです。

再び湧き上がる、人間界リブート説

登場キャラクターはそのままに、住んでいる場所やちょっとした性格などに違いがある、リメアド*1。第1話を見た時から、もしかしてこういう設定だったりして…と薄っすら感じていたことの一つに「人間界がリブートされた世界なのではないか」ということがありました。「リブート」についてはデジモンアドベンシャーtri.の第4章くらいまでをご覧ください。ネトフリにもあるよ!

デジモンアドベンチャーtri. 第1章「再会」

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  • 発売日: 2015/12/28
  • メディア: Prime Video
 
デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」

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  • 発売日: 2016/04/02
  • メディア: Prime Video
 
デジモンアドベンチャー tri. 第3章「告白」

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  • 発売日: 2016/11/02
  • メディア: Prime Video
 
デジモンアドベンチャー tri. 第4章「喪失」

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  • 発売日: 2017/04/04
  • メディア: Prime Video
 

この説が思い浮かんだのは、ピヨモンが空と接触した際の反応や発言から。スナイモンに追われているところを一行に助けられたピヨモンは、最初こそ喋るまでの反応を見せていなかったものの、一度気を失って意識を取り戻した後に、涙を流しながら「私、ピヨモン。待ってたよ、空」と言っているんですもん。

これを書いているのがテントモン進化回を見た後だからというのもありますが、今作はパートナーデジモンがよく泣いてるなぁという印象を受けてます。しかも悲しいことが起きたからとかじゃなく、本能的に涙が自然と出てきたみたいな描写で。

無印ピヨモンとリメイク版ピヨモンを比較すると

無印におけるパートナーデジモンたちも、いつかその日が来たら現れると言われていた「選ばれし子どもたち」に出会えることをずっと待っていた存在でした。 しかし、無印4話とリメアド4話のピヨモンを比べると、リメアドにおけるピヨモンのほうが明らかに(内面が)成熟してると思うんですよね。無印の初期は空にベッタベタな甘えんぼさんでしたが、リメイクでは若干の気弱そうな雰囲気こそあったものの、お母さんから離れられない子どものような感じがなかったことから、そう感じました。

武之内空の歴代キャラクターデザイン比較

無印におけるピヨモンと空の関係は、特に序盤では親子や年の離れた姉妹のようにも見えるパートナーシップだったように思うのですが、今回は「助けてもらうだけじゃなく、自分でもどうにかしよう」という気持ちが垣間見えるように思えました。もちろん、無印の4話でもバードラモンへの進化を遂げたのには、根底にある「(まだ小さなピョコモンたちや)空を守るために」という「愛情」があってこそだとは思うのですが、今回の進化における「愛情」は空とピヨモンの間に新たに生まれたわけじゃなく、互いを再認識するような関係性のように何となく見えました。

想定外の設定に滾る天使型デジモンヲタクとは私のことだ!

さて、スナイモンやシーラモンとの戦いの末、明らかになったのは光が指す方向に存在する神殿のような建物のこと。というか、デジタルワールドについて早々、*2太一が石版に記されたデジ文字を読んでいたり、比較的すんなりと現在のデジタルワールドでの出来事を受け入れているのも気になりますが、こういったその世界における神話とか言い伝えとか出てきちゃうと滾るタイプでしてねぇ。

しかも、どうやらセラフィモンやオファニモンなどの天使型デジモンらしき石像が見えてるっぽいじゃないですか。周囲のデジモンファンにはあまり共感者がいないのですが、無印以外のシリーズではデジモンフロンティアの世界観も結構好きだったので、こういう展開は大好物なやつです!

無印でもお台場での激闘における究極進化の開放などで、ゲンナイさん発信のデジタルワールドの予言詩が登場したりもしましたが、神殿の造り(というが作画の気合い)からも、ただ簡単に通り過ぎてしまうような場所ではないように思います。

これについては翌週分がテントモンの進化回っぽい雰囲気なのにもかかわらず、タイトルが『聖なるデジモン』であるところからも、今後の展開の鍵を握る内容が明かされる可能性を示唆しているように感じました。実際に、その回も見てしまっているので言えているようなことかもしれないですが…笑

待ってたよ!テントモン!

ビジュアル面では推しキャラというわけでもないのですが*3、tri.シリーズでとっても愛しさが増したパートナーデジモンの1人がテントモン。無印の放送当時は新人で、今や売れっ子ベテラン声優として名高い櫻井孝宏さんが演じる彼が、ようやく第4話で初登場を果たしました。出てくると、なんか嬉しい、テントモン。

デジモンアドベンチャー テントモン ぬいぐるみ S

うん、可愛い。今回のエピソートでは光子郎とどのような初対面をしたのか、詳しい反応が描かれていないので、自分で想像を膨らませるしかありません。光子郎とテントモンについては次回の感想であれこれ語りたいと思っていますが、彼もまたピヨモン同様に「今回が初めてではない」っぽさを醸してくるのでしょうか?

*1:リメイク版デジモンアドベンチャーの略称。他に使っている人がいるかどうかは不明

*2:デジヴァイスの力っぽいけど

*3:ごめんね