2023年2月の浜松旅行レポ、続けてます。2日目は午前中に科学館、地ビールのお店でランチを楽しみ、そのまますぐ近くにある「浜松市楽器博物館」へ。
今回の旅、初日に<『どうする家康』大河ドラマ館に行く>という目標を達成してしまったものだから、かなりノープランだったんですよね。これらの場所への訪問順なども初日の夜に部屋飲みしながらプランニングしたような気がしますw
- 浜松市楽器博物館へのアクセス
- 開館時間・入場料について
- 展示された楽器の音色も聴けるギャラリートーク
- 展示楽器の数々~管楽器部門~
- 展示楽器の数々~西洋の鍵盤楽器部門~
- 展示楽器の数々~アジアの民族音楽部門~
- 展示楽器の数々~近代楽器部門~
- こんな人におすすめしたい!
浜松市楽器博物館へのアクセス
JR浜松駅の北口から徒歩10分ほどの位置にある、浜松市楽器博物館。駅前にあり、音楽 ホールもあるアクトシティ浜松とも繋がっている…というかアクトシティ浜松のDゾーンにあたる建物に、楽器博物館が入っているというような感じです。
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ランチで利用した浜松地ビールのマインシュロスは、この楽器博物館から1区間北側なので、お昼を食べてお腹いっぱいになった後の腹ごなしとしては、少し物足りない距離感です。
開館時間・入場料について
開館時間は9:30~17:00、毎月第2・第4水曜日、館内整理、施設点検日や年末年始などがお休みですが、8月は無休とのこと。みらい~らと同じく、夏休みの自由研究でこちらを訪れる子供たちも多いのではないかと思います。
浜松に行くことを決めた時に、楽器博物館には行ってみたいと思っていたのですが、初日が第4水曜と木曜(祝日)だったので、旅程の2日目に組み込んだ次第です。
観覧料は大人800円、高校生400円、中学生以下が無料で、チケット購入窓口の案内によるとJAF会員の場合にチケットの割引制度があるようでした。
展示された楽器の音色も聴けるギャラリートーク
入場券を購入して中に入ると、ちょうど地下フロアの展示室でマリンバをテーマにしたギャラリートークが開催されているとのこと!中高6年間、吹奏楽部のパーカッションパートだった私にとっては、この日に開催予定だったギャラリートークの中でも最も気になる内容だったので、最高のタイミングで入館できました。
途中からの参加ではありましたが、それでも大体どういう流れでお話していたのかは分かったのと、展示されている楽器の音色を実際に聴くこともでき、楽器博物館に入って早々に「来てみて良かった~!!」と思える体験ができました。
毎日数回開催されているようなので、入館する際にはギャラリートークが開催される時間帯を予めチェックしておいて、始まるタイミングに合わせて開催場所に移動しておくと、滞在時間がより充実したものになるのではないかと思います。
展示楽器の数々~管楽器部門~
ここからは館内に展示されている楽器の中でも、かなりの枚数を撮影した写真の中から、特に気になったり印象に残ったりした展示品たちをジャンルごとに何枚かずつ紹介していきたいと思います。
管楽器の中でも大好きな2枚リードゾーン!だがしかし、私の高校にはオーボエもファゴットも(オーボエは1年の時に3年生がいたけど、コンクールはパーカッションのサポートで出てもらったし、学校に楽器はなかったので後継者は)いなかったという事実!クラよりオーボエ、バスクラよりファゴット、バスーンの音が好きです、はい。
ここは貝殻を楽器に使っている事例の実物。イラストとかでは見たことあるけど、実物を目にする機会は滅多にないので、じっくり観察。右奥の方にはスモワでハワイかポリネシアあたりの子が持ってそうなシェイカー系の楽器も写り込んでます。
金管楽器ゾーンに、見たことない形の物たちが並びすぎていたので、まとめて撮影した、の図。一番上の長~いトランペットっぽいやつとか、アニメの世界でしか見たことなくないです??それでもちゃんとピストン付いてるタイプなんだな~とか、ユニークなものが一か所に集まりすぎでしたw
こちらはバグパイプとそのお仲間?だったかな。バグパイプの音を聴く機会はあっても、楽器そのものの姿を目にすることは滅多にないのと、テレビなどの映像越しに見る場合でも必ず奏者の人が一緒にいるので、楽器だけだとどういう形状なのかというのに関しては、ほぼ初見だったのではないかと思われます。
展示楽器の数々~西洋の鍵盤楽器部門~
続いては、この部門だけで地下フロアの一部がコーナー化していて、西洋の鍵盤楽器の数々から。かなり抜粋して載せてるので、実際にはもっともっと撮影してます。
ピアノだったりチェンバロだったりそれぞれ固有な名前だったりする鍵盤楽器たち。時代ごとの鍵盤楽器の音の鳴り方の違いについて、仕組みを再現したサンプルの鍵盤を実際に押すことができたり、ただ見てるだけじゃないという展示方法なのも素敵でした。
無料で借りられるイヤホンガイドで、解説やその楽器の音を聴いたりすることもできるそうなんですが、使い始めてしまうと何時間もこの場所で費やしてしまいそうな気がしてしまったので、あえて借りずに自分のペースで回ってみました。もっと滞在時間に余裕がある時だったら、やってみても良かったのかもしれません。
上流の人たちのために音楽が発展した時代は、音や性能だけではなく見た目についても重要視されたのだろうなぁということを、特に考えさせられたのがこのエリアでした。こんな美しいものから奏でられる音楽を聴く時間、それはそれは優雅だったことでしょう。
展示楽器の数々~アジアの民族音楽部門~
ここからは、入口のある1階の展示ゾーンに移ります。エントランスから入ってすぐのエリアに広がっているのは、インドネシアのガムランや日本の雅楽、中国やモンゴルなどの民族音楽に使用される楽器たちです。
この辺りも音楽の教科書で何となく触れたことはあるけれども、実際に演奏する際にどれくらいの場所を使うことになるのか、どういった並びで構成されているのかなど、本物がびっしり並んでいるので、かなり圧倒されました。
元吹奏楽部の私、演奏したことはないんだけどアジア圏の民族音楽と聞くと、どうしてもJalan-jalanを思い出してしまう世代です。ちょうど浜松交響吹奏楽団の公式Youtubeチャンネルがあったので、動画貼っておきますね。このGRのCD、持ってたんだかMDに焼いてもらったんだか忘れたけど、ジャケットをすごく覚えているな…。
展示楽器の数々~近代楽器部門~
最後は順路の後半に位置する近代の楽器ゾーン。記事には中でもより近代寄りなものを載せましたが、河合楽器やヤマハの協力も手厚いので、オルガン類もとんでもない種類が並んでいて圧巻です。
YMOモデルのキーボードとか、一時期購入を検討した(!?)エレアコ鍵盤ハーモニカとか、気になるものがありすぎました!あと、このコーナーの先に実際に楽器に触れられて音を出せるコーナーがあり、大人も子供もひとしきり試してみる!みたいな感じだったのが、とてもいい雰囲気で良かったです。
こんな人におすすめしたい!
浜松市楽器博物館には、世界中の様々な場所や時代の楽器が集っており、そのほとんどがガラスケースなどに入っていない、よりリアルに近い状態で展示されているので、楽器や音楽にそこまで興味がないという人やお子さんでも、地理や世界史など日本以外の文化に関して少しでも関心があれば、この博物館で過ごす時間が有意義なものになるかと思います。
吹奏楽やマーチングバンド、オーケストラや金管バンドなどで何かしらの楽器の演奏経験がある方にとっては、それはもう堪らない空間だと思います!経験者同士で訪れると、それぞれの思い入れのあるコーナーで足が止まってしまい、想像以上に時間を取られることになってしまう可能性も考えられますので、ご注意ください。笑
浜松ならではの楽器博物館に大満足した後、少し休憩を挟んでから通し営業をしているうなぎ料理専門店に立ち寄ってから、東京に戻るまでを次回の更新でお伝えして、この旅行記を結べたらと思っています。引き続き、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。