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世界のディズニーリゾートと風間俊介さんが大好きすぎて、2018年にJGC修行を決行。お気に入りのコスメや美味しいものについても語ります。イエベ春、骨格ウェーブ(プロ診断)です。

オープン直後の「美少女戦士セーラームーンミュージアム」に行ってきました!

『美少女戦士セーラームーン』の連載開始から30年の軌跡を辿る大展覧会として、2022年7月1日(金)*1から12月30日(金)までの約半年間、六本木ミュージアムで開かれている「美少女戦士セーラームーンミュージアム」に行ってきました!

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」外観

公式SNSで外観が紹介されたオープン2日前くらいまでは、普通に六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーかと思い込んでたので、告知様様でしたw ちなみに森アーツでは10月からセーラームーンの原作者である竹内直子先生の夫・冨樫義弘先生の展覧会が開催されるので、タイミングによっては夫妻の作品展を一度にハシゴすることもできちゃいそうです。

冨樫先生の方は2か月と短い開催期間ですが、セラムンミュージアムが開館している3分の1くらいに被ると思うと、どちらも好きな人には嬉しい期間になりそうだな~と勝手に想像しています。

入場について

公式サイトのFAQに「入場時間の前ではなく、入場時間内にお越しください。各時間帯の受付開始直後にお客様が集中するため、少しゆっくり来られた方がスムーズにご入場いただけます。」という記載があり、実際に指定時間入場制だった東京ステーションギャラリーでのハリポタ展でも、入場指定時間の後半に到着することでストレスフリーな入場ができた実績も踏まえて、10:00から入場のチケットで10:25くらいにミュージアム到着、といった感じで現地入りしました。

建物外、建物内どちらも列という列はなく、前に1~2組ほど入場待ちの方がいる程度。展示物に触れてしまう恐れのある傘などは、完全にバッグの中に入れるか傘立てに預けるかになるので、日傘を利用予定でいくつかの中から選択できるのであれば、持ち手が一般的な雨傘のようになっているタイプだと、鍵付き傘立てに預けられるので楽だと思います。

ちなみにロッカーはありません。作品保護の観点から、そういった点に気にかけているのは良いと思うのですが、その点を踏まえてミュージアムとしてコインロッカーの常設を考えても良いのでは?と思ってしまいました。ちなみに六本木ミュージアムって元スヌーピーミュージアムなわけですが、その頃はどうだったんだろうな…。

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」時空の扉を通って館内へ

紙チケット、電子チケット共に受付カウンターで館内での注意事項説明ならびにショップでのグッズ購入券を受け取ってから場内へ、という流れでの入場でした。メインの展示エリアに向かう入口は、【時空の扉】なストリングカーテンを抜けていくことに…。これは始まりからアツすぎる…。

アニメーションの歴史を振り返る

※ここから先は展示内容のネタバレを含みます

時空の扉を抜けた先のエリアでは、まず最初に一定の組ごとに入場して部屋の出入口を閉めた状態でオープニングムービーを観賞するところから始まります。待っている間、このエリアに飾られているものを撮影することができるのですが、上映後は次の部屋への案内&次に入場する方たちの案内が始まってしまうので、展示品は映像が流れる前までに撮影するのがおすすめ。また、ムービーの後は数十秒ずつ戦士たちの原画イラストが流れ、その場面は撮影OKという案内があるのですが、のんびりしてると最初のムーンを撮り逃すので、スマホはカメラをオンにしてバッグにしまっておくのが良いです◎

この先、会期によって展示内容が入れ替わる原画エリアと一部の動画以外はほとんど全て撮影が可能だったのですが、撮ってきた写真を全部載せると大変なことになってしまうのと、肉眼で見てこそのものがあるので、数々の展示の中から特に私の印象に残ったものを選り抜いて紹介します。

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」アニメシリーズ設定画など①

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」アニメシリーズ設定画など②

このエリアではテレビアニメや劇場版の名場面や設定画がシリーズ毎に展示されていました。私の推し戦士はサターンなのですが、シリーズの中で一番好きなのがSsという、推しキャラの活躍と推しシリーズが一致しないという、偏った愛で方をしていますw

いや、変身アイテムとか攻撃アイテムは好きなんですけど、セラムンを見ていた頃から敵役の美学みたいなところに目覚めてしまったところがあるので…。デマンド一族とかアマゾントリオとか、好きなんじゃ…。

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」アニメ名場面

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」劇場版設定画

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」劇場版設定画

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」劇場版設定画

お気に入りシーンと気になった設定画をいくつか。アマゾントリオは「声優さんってすごい」の芽生えだった気がする。だってフィッシュアイ、普通に女の子だと思ってたもん!!!!!(C.V.石田彰)

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」セーラーウラヌス変身バング絵コンテ

Rのコーナーにウラネプ変身バンクの絵コンテがあって、ヒュ~ってなってたんですが、そのコンテについての説明書きを見て、さらにヒャンってなりました…。あの天王はるかさんとシンジくんが同一人物なの、本当すごいよね。そしてミサトさん…。

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」庵野秀明監督の名前を発見!

こんな方々が携わっていた作品で幼少期を過ごしたんだから、令和の時代になっても引き続き懐古気味なヲタクなのは仕方ないよね!目が肥えちゃってるんだもんね!

ときめき溢れるコレクションの数々

アニメーションの歴史を振り返るエリアを抜けると、そこには思わず声を上げてしまうような、数多の宝物たちが一堂に会した夢のような空間に…。

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」コレクション展示①

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」コレクション展示②

なりきりアイテムやスティック&ロッドは当時物から復刻物まで、そして何より驚くべきは、殆どがパッケージも含めて展示されているということに驚いてしまうコレクションのお部屋です。ちなみにもう少し引きで撮った画像のほうが分かりやすかったのですが、この部屋の壁やタイトルの文字などは当時のおもちゃのパッケージをオマージュした感じになっているのが最&高すぎる感じになっています。涎が止まらない。

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」タリスマンの玩具

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」外部系戦士のリップロッド

このコーナー、自分が持っていたもの・持っているものも含めて、「ちゃんと並べるとこんなにも芸術的な価値があるように見せられるんだな」という気付きにもなりました…。まぁ、つまり「物はあるけど場所がねぇ…」という反省の念を抱くということでもあるんですが。タリスマンやリップロッドが全部揃って並んでいるのは圧巻です。そして、こうして見ているとセラムン世代がVivienne Westwoodのブランドロゴに惹かれてしまうのは必然だよな、なんてことを考えてしまったりもw

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」ウェディングドレスたち①

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」ウェディングドレスたち②

フィギュアやカードダスなどの立体物や紙物など、展示されている数がとにかく半端じゃないのですが、存在は知っていても実物を拝む機会はないと思っていた、直子姫が監修したウェディングドレスを間近で見られたのは嬉しい驚きでした!

布ヲタなので、許可されてる範囲で寄りに寄って細部まで撮りましたが、キリがないので…。外部戦士ドレス、色使いとか布地はすごく好きなんだけど、シルエットがもう少しなぁ~と、着る予定は全くないのにパニエでボリューム出してもらったりとかできるんだろうか?みたいなことを考えながら眺めていたり。

会期によって変わる原画展示と描き下ろしの新作

来館のタイミングで内容が変わるとされていると思われるのが、最後に待ち受けている原画展示のコーナーです。ここまで、殆どが自由に撮影OKでしたが原画エリアの撮影は不可。歴代の表紙絵を集めたコラージュまでは撮影可ですが、その先へ進むところに「撮影不可」の看板が立っているので見逃さないように注意しましょう。

現在は原作第1部・第2部を中心とした作品が展示されているので、内部系4戦士が好きな方々にとっては、おそらく今回が最も見応えのある会期じゃないかと思います。外部系はちびうさの登場と共にプルートが少し登場するものの、他3人は今後のお楽しみという感じ。

個人的に印象に残ったのは、今や超レア物とされている原画集のために描き下ろされたカラーイラストの数々!デジタルではなくアナログで描画されている時代の作品ということもあり、コラージュやポスターカラーなどの使った素材の質感がそのまま感じられる彩色に、酔いしれさせてもらいました。

最近だと『黒執事』の原画展で生原稿の数々を浴びるように見ることができましたが、やはりアナログ原稿でホワイトやベタが塗られたのが分かる部分が見えた時ほど、熱く滾るものがあったので、「人の手で創られたんだ」というのが噛み締められるような状態に弱いのだなと自覚した次第。

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」描き下ろし新作

少し遠くからの全景なのでぼんやりしてますが、今回の展覧会のために描き下ろされた新規絵の10戦士が集合した、撮影OKな1枚です。それぞれが守護する惑星(ちびうさはピンクムーン♡)が一緒なのが、とても良いです。あと近くで見ることによって気が付く素晴らしさがあるので、これは是非とも現地でご確認を!

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」スーパーセーラー戦士たち集合画

こちらは過去の扉絵だったエターナルセーラー戦士たちの集合図。アニメだとエターナルよりスーパーのコスチュームが好みなんですが、原画の色使いだとアニメ塗りでは再現されない透明度みたいなものがあって、良いんだよなぁ…。

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」プレオープンの日付入り直筆作品!

展示エリアの出口付近には、立体的なお花もコラージュされた、2022年6月30日に書かれたばかりのサイン入り新規セレニティ絵も!メッセージが別の紙に書かれたっぽい後貼りみたいなの、ちょっと気になるけどw

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」ジミーチュウとのコラボブーツ

最後の最後には、ジミーチュウとコラボした眩しすぎて写真に上手く写らないコラボブーツの展示もありました。これ、実際に履けるように作られてるってことだもんなぁ…。ここを抜けるとショップになるので、展示エリアに戻ることはできませんのでご注意を。

ショップ購入品と細部あれこれ

現時点で発売されている中には外部戦士のモチーフが少なめだったので、グッズ購入はそんなにしないと思ってたんですが、気付いたら想定よりは買ってしまっていましたw

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」購入グッズたち

アクリルフィギュアは運試しで1つだけ買ったんですが、一緒に行ったあさちゃんの推しであるジュピターが出てくれて、そのあさちゃんはサターンを引いてくれたので、無事に現地で交換◎第2期の展示に変わった後、グッズも増えると思っているのでそれに備えて今は控えたつもりです。

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」ミュージアムのトイレサイン

カフェの利用はしなかったのですが、ミュージアム内のお手洗いが女性用はセーラームーン、男性用はタキシード仮面様のシルエットになっているのも良きでした。Dヲタ、こういう細かい部分へのこだわりにときめきがちw

「美少女戦士セーラームーンミュージアム」出口の看板

ミュージアムの外に出ると、かつての付録にあったレターセット?に使われてたウェイトレス風コスチュームのうさぎとちびうさがお見送りしてくれます。THE ALLEYのコラボドリンクとテイクアウトのクッキーは、建物外のキッチンカーで発売しています。座席もいくつかあったので、買った後にその席で寛ぐこともできます…が、この時期はちょっと尋常じゃない暑さなので、そちらの対策は万全に。

オープンして最初の週末で早めの時間帯ということもあって、かなり真剣にセーラームーンが好きな人が多いんだろうなという、良い雰囲気の中で展示が観られて非常に満足度の高い時間でした!作品のことを本当に愛してる感じが、持ち物や撮影可能な場所での譲り合いなどに溢れていたというか…。

おそらく、私が一番好きなシリーズの原画は次の会期にまとまって登場すると思われるので、その時には同じ会期の中で複数回の来場もあるかもな…なんてことを「美少女戦士セーラームーンミュージアム」正式オープン2日目に足を運んでみて感じた時間でした。セーラームーンをリアタイで見られた時代に幼女だったの、本当に良かったぁ…。

*1:うさぎ&ちびうさの誕生日である6/30にファンクラブ会員向けにプレビューオープン