先週の日曜日、久しぶりにこの時のメンバーで集まってランチしました。関係性の説明が難しいので、どういう集まりなのかは以前の記事を参照してくださいw
当初はニューオータニの「ガンシップ」に再訪しようと思っていたのですが、土日のWEB予約ができなくなっているようだったので、今回は改めて別のお店を探してみることに。赤坂~永田町~虎ノ門くらいのエリアで探していたので、日曜の昼営業をやっているお店がかなり限られていたのですが、そんな中から非常に良いお店を見つけてしまいました。
お店の情報
神谷町駅から徒歩3分ほどの神谷町トラストタワー…が地図上の住所なんですが、あの辺り一帯のエリアを東京ワールドゲートとか呼んでるらしくて、現地にある案内の看板には後者の名称が記載されており、ちょっとややこしいです。なかなかに初見殺し。
幸い、昨年9月にThe Okura Tokyoへ宿泊した際に一度その状況を確認していたので迷わずに辿り着けたのですが、建物の名称などが分かりにくいので使い慣れていない場合は事前の確認を入念にしておいた方が良さそうです。ちなみに東京エディション虎ノ門も、この東京ワールドゲートの一部です。
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私は銀座線の虎ノ門駅から、日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅までの地下道を経由して、そこから徒歩で向かいました。このルートの場合、「港区立みなと科学館」を目的地に設定して、その角の坂道沿いにワールドゲートの敷地を歩いていくと、2階にあるこちらのお店に辿り着きます。ちょっと言葉で説明するには難しいw
店頭に置かれていたメニューです。日曜日ですが、ホリデーランチの設定もあるみたいですね。ビジネス中心で観光スポットがあるような場所ではないのに、日曜に昼営業しているというのは本当に貴重な存在だなと思います。
店内の雰囲気
開店時刻の11:00からで予約していたので、まだ他のお客さんの姿はなし。さすがに暑すぎて店頭で待ってるのは厳しい気がしたので、先にお店の中で待たせてもらうことに。ご案内いただいたのはテラス席の出入口横の、窓際のテーブル席。
テラス席はソファ席とローテーブルが用意されていました。途中、女子会でこちらを利用しているグループの方々もいらっしゃいました。ちなみにこの写真に写っている観葉植物たち、食事中に強風でどちらも倒れてしまって、お店の方が風の当たらなそうな場所に避難させていました。窓際ですが、日差しは当たらないので暑くなることもなく快適でした。
テーブルセッティングはこんな感じ。写真だとオレンジっぽく見えるテーブルナプキンは赤でした。カトラリーも店内の内装も無機質なんですが、シンプルで洗練された感じが洒落てます。
充実の飲み放題ドリンクメニュー
今回はOZmallで見つけた、2時間飲み放題付きの女子会プランを予約しました。一休レストランや食べログなどにも店舗の掲載はありましたが、このプランについてはOZmallにしか載っていないようでした。そういうところ、案外侮れないんですよね、OZって。
こちらが飲み放題のドリンクメニュー。予約した時点ではプラン詳細のページにここまで詳しい内容が書かれていなかったので、ソフトドリンクも含めて選択肢が多いというのは嬉しいサプライズでした!ベトナムやタイのお酒、自家製のスパイススピリッツについての詳細は、お店の食べログページに詳しい説明が書かれていたので、その内容も含めて紹介すると。
- ルアモイ:うるち米から作るベトナムのお酒。Lua(ルア)はベトナム語で米、Moi(モイ)は新しいを意味する。アルコール度数40%。
- ネプモイ:うるち米を主原料とし、蒸留後にもち米の香料を加えたベトナムのお酒。Nep(ネプ)はベトナム語でもち米、Moi(モイ)は新しいを意味する。アルコール度数30%。
- メコン:メコン川にちなんで名付けられた、タイを代表するスピリッツ。95%の糖蜜と5%の米を原料に6〜8週間発酵させ蒸留したものをベースに、限定された人のみ伝承された特別なレシピに基づき土着のハーブやスパイスとブレンド。スパイシーさをベースにハニー、ジンジャー、キャラメルの香りと、まろやかでスパイスとバニラが融合したユニークでバランスの取れた味わい。
- スパイス・ジン:ビーフィーターにクミンとカルダモンを漬け込んだ、お店の自家製スピリッツ。
- スパイス・ウォッカ:スカイウォッカに青山椒を漬け込んだ、お店の自家製スピリッツ。
- スパイス・ラム:バカルディホワイトラムにカルダモンとコリアンダーを漬け込んだ、お店の自家製スピリッツ。
お友達が頼んでいたスパイスラムやスパイスジンのグレープフルーツ割が、どれも「熱帯地域のリゾートホテルのウェルカムドリンクにありそう~!」って感じだったので盛り上がっていたら、ソムリエの方が漬け込みしたボトルと通常の状態を持ってきて下さり、見た目や香りの違いまで楽しませていただきました。こういう気の利いた感じ、大好きです!
コースのお料理たち
ドリンクの紹介だけで1セクション使ってしまうほどに、今回のプラン内容に満足しているわけですが、そろそろお料理のほうも紹介していきましょう。
まず一皿目がこちらの鮮やかなサラダ!思い返せば、この段階で優勝ランチなのが決まってましたわ…。OZmallに掲載されているコースメニューでは「柑橘とパクチーのブラータ」と記載があったので、入荷状況などによりデフォルトの素材から変更になる場合もありそうです。苦手な食材がある場合には、そのつもりで事前にお伝えしておくのが良さそうですね。
食べる前から「絶対に美味しい」が保証されているなと思っていたのですが、最初に口に入れたスイカが、カットしてそのままではなく、少し塩気を含んだ美味しさを最大限に引き出された状態で和えられていて、最高でした。
続いては蒸し鶏の生春巻き。別添えのスイートチリソースを含め、人数分の小分けのお皿で提供でした。現地で出てきそうな素材のお皿なのが、またいい感じ!最近、あまり外食でエスニック系を選んでいなかったので、かなり久しぶりに味わいました。
続いての一皿は「白姫海老と九条ネギのアジアンカルパッチョ」なるお料理。この状態だと海老の存在が分かりにくいかもしれないですが、葱をちょっと避けてみると…。
加熱されたことによる色の変化はありながらも、少し透明感を残した白姫海老の姿が!少し反ったような身の状態からも、蟹しゃぶを冷水で締めて花を開かせるみたいな感じに見えるよね~と話していたら、やはり一尾ずつお湯に潜らせてますとのこと!一度に入れてしまうと加減ができないので…とのことで、一皿一皿を丁寧に調理しているのが伝わってきます。山椒を使ったペーストも好みすぎるやつだった~!
続いてはペーパーチキンと海老トースト。卓上に用意されている調味料たちと共に。左からスイートチリソース、ナンプラーに蜂蜜(だったはず)を入れたソース、醤油ベースのソース、だったと思います。お料理が美味しいのと話が弾むのと、居心地が良すぎるので結構なペースで飲んでいたため、ちょっと情報が曖昧ですがご了承くださいw
その名称や容姿は知っていた(はてなの料理系ブログで見たw)ペーパーチキンですが、実際に食べるのは今回が初めて。キャンディのように鶏肉を包んだキッチンペーパーを外すと、中には旨味をたっぷり吸いこんだジューシーなチキンが!生姜の細切りも共に包まれていたのですが、お肉と一緒に柔らかくなっているのでトッピングとして一緒に美味しくいただきました。
続いて登場したのは、コース内容の紹介ページでも印象的な存在を放っていたラムのロースト。こちらは1人に1本ずつ、個々のお皿で提供されます。パクチーもスパイスもたっぷり!暑い季節の骨付きラム、最高かよ~!(と言いつつ、季節を問わず羊肉を愛してはいる)
最後はガパオライスで〆。こちらは3人で一皿をシェアするタイプ。目玉焼きに隠れてしまっていますが、結構なご飯の量だったので一皿ですが大満足です!このランチの後、ケーキを買ってから近くのお友達のお家にお邪魔するコースを考えていたので、女子会プランながらも最後がデザートじゃなくガパオで終わるのが最高だったね~とお店を出てから話していました。ランチの後、話が尽きずにカフェに行ったりとかしがちだから、案外デザートなしの方が嬉しかったりするんですよね。
女子会プランを利用してみて
仕事帰りに立ち寄るエリアとして候補に挙がってこなかったのと、休みの日に誰かと会うのには選ばれにくいという意味で、これまで殆どなじみがなかった神谷町。しかし、今回ご紹介した「トラピリカ」に出会えたことで、また機会があったら来てみたいなと思える場所になりました。まぁ、エリアというよりはピンポイントでお店に来たい、という感じですが。
私たちが利用していたのは涼しい店内の席ですが、窓が大きくて開放的なので、テラスの景色をお借りすると外飲みしてるみたいな気分も味わえたのも、また良かったなぁ。
あ、ちなみに今回のプランですが、これだけ充実していて1人あたり4,500円(税込)です。しかもお会計、個別でもOKでした◎神なのかな…?
2021年の12月にオープンしたばかりなので、昨年のThe Okura Tokyo宿泊時にはまだなかったのか…と思うと、次に泊まる時には1日目の夜か2日目の昼をこちらで食べてみるのも良さそう(立地とお店の満足度から)だなぁと思える、料理も接客も居心地も大満足なお店でした。
トラピリカ (アジア・エスニック(その他) / 神谷町駅、虎ノ門ヒルズ駅、六本木一丁目駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0