遅すぎるホテル宿泊記シリーズ。第二弾は2023年3月中旬に宿泊したホテルニューグランドについての思い出を振り返ります。ちらほらと桜が咲き始めた頃でしたが、この日はあいにくの曇り空。
宿泊プランに3,000円分+一休ダイヤモンド会員の特典で2,000円分=計5,000円分のレストラン券が付いてくるので、初日の夕方は軽く中華街で食べ歩きをしてから、館内の「ザ・テラス」で足りない分を補おうか、となりまして。
素泊まりだったので朝食で使うのもありでしたが、翌朝はこちらのお店に行ってみると決めていたので、初日のうちに使います!
お店の情報
利用することにしたのは、本館1階でカジュアルな食事やデザートを楽しめる「ザ・カフェ」。季節のパフェ(この時は桜メニュー)などもあり、今の時期はかき氷や夏季限定カレーの提供も行っているようです。
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一度、中華街散策をした後に部屋から混雑状況を確認し、席の準備ができたタイミングで客室に連絡してほしい旨をお伝えしたので、それまではお部屋でのんびり。席の用意ができたというお知らせをいただいてから、本館1階の店頭に向かいました。
店内の雰囲気
ザ・カフェは山下公園側の道路に面した1階にあり、店内は明るくカジュアルな雰囲気。お店の入口ではホテルメイドのパンの販売も行っています。
私たちが座ったのは比較的エントランスに近い、長めのテーブル。席数は100席で入口から見える印象よりも多くの席があり、テーブルの間隔も広く取られていて、全体的にゆったりとした空間という印象を受けました。
オーダーしたもの
ホテルニューグランドが発祥と言われるシーフードドリアやナポリタン、プリンアラモードなども気になりましたが、この時の気分とお腹の好き具合に合わせて2人で選んだのはアメリカンクラブサンドイッチとオニオングラタンスープ、そして季節のケーキたちでした。ここの名物メニューを一切選ばないという、気持ちに正直なオーダーです。笑
温かくて塩気があって、お喋りしながら食べやすいという理想が全て詰まったアメリカンクラブサンドイッチには、サイドにフライドポテト付き。なかなか日常では作らないので、こういう機会でもないと口にしないよなぁと思いながら食べ始めました。
そんな中、このお皿が運ばれてくる少し前ぐらいから、窓際の席に座っている男女2人組の女性がえらく頭に血が上った様子で、ホールスタッフやら社員やらを呼びつけているのがやたらと目と耳に入ってくるのがじわじわ気になる…。
すぐ近くには保育園か幼稚園の卒園式を終えた記念で来てるのかな?と思われる、父母とお子さんの3人組が座っていて、その子がうっかりお水をこぼしてしまったりしていたのもあって、クレーム対応する社員と緊急対応するホールスタッフとが近しいエリアに混在していて、なかなかにカオスっている模様。
全ての主張を聞いても、お店側に不手際があるとは全く思えないけど?という内容のクレームが周囲に聞こえまくりで、どこまでこの主張を正義として貫こうとするのかが気になりすぎてしまったのですが、その声の大きさもあって先ほどの3人組親子と我々のテーブルに席を変えましょうか?という提案が来るほどで、もはや失笑を超えて爆笑w
すぐに席を移動するには惜しかったので、食事が終わってデザートを用意していただくタイミングで…ということで返答して、その後もしばらく聞こえてくる主張に耳を傾けながら食事をしていたのですが、言ってることを整理すればするほどに面白かった…。
- 誕生日の記念に宿泊(よかったね~)
- レストランの予約はしていない(まぁそういう人は少なくないでしょう)
- さっきのキッチンに近いあの席はなんだ(ウォークインだし空いた順じゃない?)
- せっかく誕生日の記念なのに(なら予約しとけば?)
- この席も外を通る人がじろじろ見てくる(自意識過剰では?)
- わざわざホテルのレストランに来たのに(言うても、ここ超カジュアルよ?)
- こんな日にこんな思いをさせられて(記念日前提なら他のレストラン選ぶべきでは?)
結構前なので思い出せるかぎりではありますが、こんな感じでしたw そもそも記念日向けのディナーする雰囲気でもないし、どうしてもここのお料理が食べたい前提かつお誕生日の何かしらをしてほしい気持ちがあったなら、事前に予約&誕生日で利用する旨を予め伝えておくべきだったのでは?など、ツッコミどころが続出しすぎでした。
もうこんなホテル泊まらない!みたいに言ってたけど、どの主張もあまりに言いがかりがすぎていたので、ホテル側としてもリピートしていただかなくて結構です~って気持ちだろうなぁと思いながら、一部始終を聞いていましたw
我々が食事を終える頃には退店してしまいましたが、お店の方が気を利かせて少し離れた窓際のお席を用意してくださっていたので、デザートはそちらで。私は桜のモンブランを選んでみました。この時期に食べた桜味のあれこれも、今年は全然まとめられてないな…。
てっぺんの桜の塩漬け、たっぷりと絞られた桜クリーム、中の生クリームとダックワースの土台にサンドされたフランボワーズジャムの酸味で、それぞれの層で違った味わいと食感が楽しめるケーキでした。
注文したメニュー分で5,000円分のレストラン券を使い切れる計算でいたのですが、宿泊者特典のレストラン割引が適用になるため、せっかくなのでベーカリーのパンもいかがですか?と会計の際にスタッフの方からご提案が!
周囲の状況をよく見て、そのタイミングに合った最適な提案ができる優秀な方が揃ったレストランなんだなぁというのを、最初から最後まで感じられた「ザ・カフェ」での時間でした。
食後に少しだけ散策した本館の中庭。宿泊した客室があるのはタワー棟でしたが、本館との行き来に不便を感じることもなく、良い意味でホテル全体がコンパクトなので、チェックインから客室までも、客室からレストラン利用時も常に動線のスムーズさを感じるホテルでした。宿泊したお部屋については、次回の記事でレポートしたいと思います。