「好きなタレント名:川﨑皇輝」で登録した私のジャニーズJr.情報局の名義が、今年めちゃくちゃ仕事してくれてます。しかも、すごくいい仕事を。何なら私が持ってる色んな名義の中で、最もデキる名義な気がする。本厄だから異様に運が良い、という説が私と友達の中ではあるので、それかもしれないけど、とにかくそんな名義のおかげで念願のドリボデビューを果たせました。
そういえば、前回サマステのレポを上げたちょっと後にTwitter見てたら、「私も前方席チケットの写真載せたレポ書いてマウント取りたい人生だった」ってツイートをたまたま見かけてしまったんですけど、私の場合は誰かに向けてとかじゃなくて、書かないと忘れちゃうと自負してるために、チケ写真含めて文章綴ってるだけですので、よろしくどうぞ。良かった現場ほど、後から思い返そうとした時に断片的な記憶しか残ってなかったりするんだよ…(実体験)
ドリボについて知ってたこと
去年の公演で正式に「演出:堂本光一」となったので、2021年のキャストが発表される前に観劇された方のレポを読んでました。古のヲタク、とりあえずタッキーから始まって亀ちゃんに引き継がれたぐらいまでのタイミングと、ボクシングする話ぐらいまでの情報しかなかったのですが、そんな歴史も踏まえながらもジャニー喜多川の演出から堂本光一の演出によって変わったことなどを、勉強させていただいた記事があったんですけど、URL変わったか、非公開になったか、削除されたかになってしまったみたい…。
実際の公演を観てから読み返すと、さらに面白いというか深く理解できたので、読めなくなってしまったの寂しいな…(リンク貼ったのが関係してたらごめんなさい)。ジャニアイやジャニーズ伝説など、近年の純ジャニー風の帝劇作品を通ってこなかったので、なるほどな~と思いながらストーリーの概要を何となく把握はしていました。今年のドリボに入る前には読み返してなかったので、薄ぼんやりとストーリー展開を知ってる、ぐらいのテンションで本編を観た感じにはなりましたが、何も知らないで観るよりは理解に繋がったので良かったです。
帝劇で過去一の席での初ドリボ
そんなふわふわ知識しか知らずにやってきた帝国劇場。ジャニーズの現場以外のミュージカルで夏か冬に来ることは多々あったけど、秋に来ることは滅多になかったので、それだけでも新鮮でした。と言いつつ、今年最初の帝劇は他ならぬ『モーツァルト!』だったのですが。何気に初見作品多いな、今年。
今回は、昨年唐突にSixTONESに沼落ちしたディズニーきっかけのお友達と手を組んで、樹×皇輝名義で土日昼公演に申し込んでの当選で、今年の申し込み形態からしても「当たっただけで奇跡的」と思っていたので、はっきり言って席については何の期待もしておらず…。なのに相変わらず部屋の中にあるはずが見つからないのでオペラグラスは持参せず、で帝劇に向かいました。友人はなんと今回が初帝劇!なのでQRコードをかざして発券されたチケットで座席を見ても、そこまで興奮した様子ではなかったのですが、席を確認させてもらったら思わずこちらが大興奮!!!
ぴ、ぴぇ~(涙)
こんな席、光一さん*1にご用意いただいたことないですぞ!!何ならジャニーズ関係ない舞台においても、こんな前方でセンターブロックなんて座れたことないですぜ…。オケピありなので、A列が1列目という構成。それこそ、列に並べば自分で座席を選べた時代のBIG BAND BEATぐらいでしか経験したことがないような眺めでしたね…。今回、皇輝くん目当てなので余計にBBB見てる感が強かった*2です。
印象に残った場面
作中におけるストーリー進行の順には則らず、頭に浮かんだことを思いつくままにアウトプットしていきますね。順不同、ネタバレありありですのでご注意ください。休演日だった今日、誰もいない帝劇前で撮影してきた劇場前のポスター画像挟んでおきます。
織山尚大くん不在での上演
私が入った9/18(土)から9/20(月)までの3日間、体調不良により少年忍者の織山尚大くんが休演しています。現時点でジャニーズ事務所からの発表はないので、コロナウイルスへの感染が確認できたためではなさそうですが、まだ明日以降どうなるのか分かっていない状況なので現在進行形で心配です。
INFORMATION | ジャニーズ事務所 | Johnny & Associates
サマステでとんでもない存在感を放つダンスに魅せられたので、ドリボで演じる役に入った尚大くんがどんな感じになるのか、非常に期待していたという面でも「そうか…尚大くん…」という気持ちはありましたが、本人や担当さん各位はもっと悔しさや切なさ、色々な感情を抱いてますよね…。*3
そして、元々のキャスティングを把握してなかったので、観賞中に分かったのはTV出演歌唱シーンは北川くんが尚大ちゃんパートをカバーしているというのと、後半で何度かヴァサが台詞に苦戦してたところが元は尚大ちゃんの担当だったんだろうという点だけだったんですが、そもそも内通者がワタルじゃなくナオだったのね???いや、最後のセリフが代役であると考えたらそういうことになるけど、多分あの場面がスラっと通ってたら、内通者が代役だったってこと気が付かなかった*4ので、本当すごいと思う!!鈍感なもんだから「この曲は本来5人で…」となるところが「本来4人で…」にしてるんだなぁ~程度しか気付けてなかったですよ…。
5人で踊っていたところが4人になったような場面は、本来どういうフォーメーションだったんだろうな~、と想像を膨らませたり、こういうイレギュラーなパフォーマンスが求められる場面や、乗り越えた回数が増えていけばいくほど、個々の強みになるはずだから頑張れ…と心の中で色々なことを思いながらの2時間でした。代役どうするかという部分には、やはり演出家も携わったのかな…とかもね。
皇輝くんマイクトラブルからの華麗なリカバリー
コウキが入院中のベッドでTV出演する仲間たちの姿を見ながら、自分を取り巻く人たちを思って苦悩した末にベッドから落下して、床を這いずり悲痛な声を上げる場面。このベッドから落ちた衝撃からか、床との接地によるものか、台詞の途中でマイクが声を拾えない事態に。
オペラグラスを持っておらず、盆を回りながらステージ後方に動いていく動きだったため、実際にどのように動いていたのかが見えたわけではないのですが、台詞を続けながらもどうにかマイクの状態を確認したらしく、このコウキのターンで最後の最後のセリフまでのわずかな間に、再びマイクを通した声が劇場内に響きわたるようにリカバリーしていました。
これ、マイクがダメになってからリカバリーまでの時間が本当に数十秒程度で、かつ途中のセリフは役柄の体調や最後に声量のピークが来ることを考えると、大きな声を出してやり通すわけにもいかないような場面だったので、そんな中で持ち直したというのが「これが川﨑プロ…」と驚かずにはいられない、一瞬の出来事でした。かざぽんがJr. 時代に意識していた『臨機応変』のお手本みたいなのを、わずかな時間の中で見せてくれてありがとうだよ…(涙)
「劇場」における風磨のアドリブ
ここ、「フウマのアドリブ」じゃなくて「風磨のアドリブ」で良いよね?笑 追われる身となったフウマがエマさんの導きで身を隠すことになった劇場でのお着替えシーン。水色の衣装を着たマネキンには「神宮寺?いや、だってこの衣装…(首元のタグを見る素振り)神宮寺って書いてある…じゃあ現実の神宮寺は一体…?」、赤の衣装を着たマネキンには「光一さん?大阪にいたんじゃ…なかったんですね。でも、こんな機会でもないと光一さんを脱がすことないし…。(白シャツ脱がす)光一さん、何かすごく揺れてますね?大丈夫ですか?」あと、手袋装着の後に透け感のある白シャツをあらためて見つめて「このシャツ、もしかして溶ける…?年末年始のジャニーズの舞台だったら*5アウトだな…」といった感じのアドリブをブチかましていました!
この場面、公開で衣装替えをしながら一人きりで場を持たせなくちゃならないわけで大変そうですが、菊池風磨の度胸と陽キャ力からか、そんなに負担が大きくなさそうに見えちゃうくらいには、劇場の空気をものにしてる感がありました。レポ見てると、他の日と比べてちょっと長かったっぽいのと、光一さんネタ入ってきたの今年初めてっぽかった?身内ネタが多いみたいなので、事務所全体の人や仕事の関係性を把握してないと、置いてかれてしまう人が出てしまうかも、という点は少し気になりましたが、そんな中で光一さんネタの回に当たったのはラッキーすぎだったと思ってますw
色々あって嶺亜が刺されちゃう流れ
3年B組金八先生の兼末健次郎世代をリアタイで見ていた風間担としましては、この「大切な人を守ろうとした結果、自身が持ち出したものではないナイフで人を刺してしまう」を皇輝ちゃんでも見られるなんて!!ありがとうございます!!ありがとう!!ございます!!って感じでした。登場人物に対する感情移入とか全然してないもんだから、こんな非情なことを思って見守っておりました。
流れとして、その前のデススパでディズニーハロウィーン2007みたいな衣装で冷たい眼差しをした風磨の幻覚による皇輝ちゃんを楽しませていただけるのも良かった。サイコパス皇輝がもっと見たいので事務所さんよろしくお願いします!
ナイフの件に関することだと、去年のレポによるとチャンプがナイフを持ち出した張本人を諭す際は「お前がそんなになるなんて…」みたいな文脈だったみたいなんですが、今年は「だからナイフなんて持ち歩くなって言ってただろ」という感じで、樹チャンプの雰囲気にあった台詞に変わってたみたいですね。光一さんの色んなとこでの発言から、演者が変わるごとに内容を変えるのではなく『DREAM BOYS』としてのスタンダードを2021年の上演で確立したいのかな?と思っていたので、この表現がこれからも続いていくのかどうか、見守ってみたい気持ちが湧きましたね。ワクワク!
一人のミュージカル好きとして
サマステでもそうだったけど、日頃入ってる現場がKinKi関連と東宝・ホリプロ系ミュージカルとかなので、まぁ生歌じゃない部分がどうしても気になってしまうわけで。
ドリボ9/18昼 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ https://t.co/lJrgWRJX8C
— にあぽん🦚 (@imagicaln) 2021年9月18日
そういう観点から最もしんどかった点についてはfusetterしました。何というか、元々の好みじゃなくてWキャストで配役されてる時なんかも極力選ばないようにして自衛してたんだけど、ドリボはシングルキャストですしね。ずっと同じの使い回してるんじゃろか?と思うくらいには、現メンバーの声質や言い回しとマッチしてなくて違和感あったな…。
ストーリー全体についてはもはや言うまでもなく、ツッコミどころが満載だという前提で観てるので、細かいことは気にせずに各自が解釈した上での表現を楽しもう!という感じで観てましたね。あと、コウイチもこれくらいカンパニー全体のことを考えた演目作ろうな?とSHOCKの世界線にいるヲタクとしての目線でも見てたり。
最後にドリボの円盤が出たのはキスマイ世代とのことなので、そろそろ出てくれたらいいのになぁと思っていますが、Wユウタを飛ばして2021バージョンが…となると、色々巻き起こるだろうから難しいのかな?松竹系の滝沢歌舞伎ZEROや虎者は配信も開催されましたが、帝劇はSHOCKの前例があるとはいえ、これも大変そうだったからな…。
媒体は何でもいいので、フルメンバーでの公演をどうにか観られる機会があったらいいなぁ。思いがけない事態のイレギュラー体制な公演でしたが、出演者それぞれの「SHOW MUST GO ON」を感じられた貴重な機会で、忘れられない公演になりそうです。*6