さて、今日はいよいよ『メリー・ポピンズ リターンズ』前夜祭開催日ですね!
早く2回目が見たくて仕方がない症候群なので本編上映に間に合えば…という勢いで予約してあります。
さて、品川の会場からTOHOシネマズ日比谷に移動すると、いよいよジャパン・プレミア上映の時間です!今回はありがたいことに2DIMAX字幕版での上映でした。
ここから先、わずかな情報がネタバレと感じられる部分を含んでしまうおそれがありますので、未見の方は十分ご注意下さい。
ストーリー
まずは公式サイトに掲載されているあらすじをおさらいしましょう。
大恐慌を迎え暗く厳しい時代のロンドン。バンクス家の長男でありかつて少年だったマイケル・バンクス(ベン・ウィショー)は、今では自らの家族を持つ親となっていた。
かつて父や祖父が働いていたフィデリティ銀行で臨時の仕事に就き、3人の子どもたち、アナベル(ピクシー・デイヴィーズ)、ジョン(ナサナエル・サレー)、ジョージー(ジョエル・ドーソン)と共に、桜通り17番地に暮らしていたが、ロンドンは大暴落の只中で金銭的な余裕はなく、更にマイケルは妻を亡くしたばかりだった。
子どもたちは「自分たちがしっかりしなくては」と躍起になるが上手くいかず、家の中は常に荒れ放題。さらに追い打ちをかけるように、融資の返済期限切れで家を失う大ピンチ! そんなとき、魔法使いメリー・ポピンズ(エミリー・ブラント)が風に乗って彼らのもとに舞い降りた。
20年前と同様にバンクス家の子どもたちの世話をしに来たと言う彼女は、一風変わった方法でバンクス家の子どもたちの “しつけ”を開始。
バスタブの底を抜けて海底探検をしたり、絵画の世界に飛び込み、華麗なるミュージカル・ショーを繰り広げる。そんな彼女に子供達は少しずつ心を開き始めるが、実は彼女の本当の魔法は、まだまだ始まったばかりだった…。
とりあえずマイケルが大人になって子どもがいるよ~、という予告編から読み取れる情報以外は何も入れなかった今回。なので、ストーリーが展開していく中で知っていく情報も多々ありました。
観賞直後の感想
この作品の魅力を簡潔にまとめると「これぞメリー・ポピンズ!」の一言に尽きます。最高にメリー・ポピンズ。ありがとう、メリー・ポピンズ。
今回、ジャパンプレミアの同行をお誘いしたフォロワーさんは、初対面の方もいれば、何度もディズニー作品の試写会にご一緒したり、一緒に海外旅行に行っていたりとそれぞれがあまり繋がりのない方たちばかりでした。
しかし、3人とも前作「メリー・ポピンズ」を何度も見ている、という共通点があったので、劇場を出てから駅に向かうまでの間、興奮や感動の度合いがそれぞれ同じような温度で語り合うことができて、今回このメンバーに声をかけて本当に良かったなぁ~と幸せな気持ちになりました。
2枚当たってくれて本当に本当に良かった…(涙)
何がそんなに良かったのか
音楽、ストーリー、演出、衣装、俳優陣…。とにかくどれをとってもPractically Perfectだったので、どれか一つを選ぶのはとても難しいのですが、やはり脚本が素晴らしいからこそ味わえた感動というのが大きいかなぁと思います。
【メリー・ポピンズ】歌唱披露映像「Practically Perfect」
この楽曲のタイトルどおり、「何もかもパーフェクト」なのが『メリー・ポピンズ リターンズ』なんや…。
具体的には何が?
※ここからは特に作中の演出などに触れる部分がありますので、閲覧注意です
まずは脚本。これがですね、ほとんど『メリー・ポピンズ』(以下:無印*1)なんです。
- ロンドンの街で働く青年による序章
- バンクス家の現状
- 子どもたちの思いがけない行動からメリー・ポピンズがバンクス家に
- 不信感を抱く子どもたちと自分らしいやり方で子どもたちとの距離を縮めるメリー・ポピンズ
- ナニーとしてメリー・ポピンズが子どもたちの信頼を得た後、家族でちょっとすったもんだあってから、平面の世界へ…
- 父親の勤務先である銀行を含めた家族の問題
かなり端折ってるので実際にはまだまだ沢山あるんですけど、基本的な物語の構築が無印の展開をそのままなぞりながら進んでいって、楽曲の構成や雰囲気もまた然り。
観賞後に4人で一致したことの一つに「曲名を覚えるまで『あのステッピンみたいな~』とか『あのジョリホリのところが~』ってなりそうだよね」というのがあったのですが、そんな感じです。
個人的な三大フィーバーポイント
数ある良かったポイントの中から、特に「うっわwwやっばwww」と大興奮したポイントを3点だけ挙げさせて下さい。
- 音響の変態的こだわり
- 無印へのオマージュ(画面編)
- 無印へのオマージュ(音楽編)
音響への変態的こだわり
まず最初の「音響への変態的こだわり」ですが、これを強く感じたのがロイヤルドルトンの陶器の絵の中に子どもたちとメリー・ポピンズが入ってからのパートが特に顕著でして。
いわば「陶器の絵」の一部になってしまうので、見た目は普通の道に見えていても、歩く足音が陶器の上に硬いものが当たっているような、コツコツ…という音が聞こえるんですよ!これ、IMAXシアターだったからなのかもしれないですが、非常に興奮しました。
"Royal Doulton Bowl" Clip | Mary Poppins Returns
イベント会場に展示してあった、メリー・ポピンズとジャックの衣装はこの平面世界におけるシーンで着用していたもの。水彩画のように描かれているのはそういうことだったのか~と納得です。
無印へのオマージュ(画面編)
続いての興奮ポイント「無印へのオマージュ(画面編)」ですが、これは前作を見たことがある人であれば、え?これって…あれじゃん?あの人じゃん?みたいな小物や人物がめちゃくちゃ出てきます。
ディズニーファンの『メリー・ポピンズ リターンズ』特集ページに、無印でジェーンを演じたカレン・ドートリスがカメオ出演しているとあったのですが、これについては全然分からなかったので海外サイトで答え合わせしちゃいましたw
海外ではこういった要素を「イースターエッグ」と呼んでいるので、作品名+イースターエッグで検索(もちろん英語で)すると、思いがけない要素が隠されていることに気が付けたり。
無印へのオマージュ(音楽編)
3つ目の音楽的オマージュは、無印の楽曲がそのまま使われてどうこうとかではなく、全く新しい楽曲なのに「あの時のあの曲を感じさせる」という部分が大きいです。
とはいえ、既存曲の存在が全くなかったことになっているかと言われたら、そういうわけでもなく…。
あるシーンでは「待って…このメロディー…」と察知してしまい、画面に表示されている台詞が読めなくなるほどに目に涙が溢れてしまいました。あれは反則だ…。
大きなスクリーンで見られるのは今だけ!
今晩、2回目を見てみて湧いてくる感情もあると思うのですが、まずは初見時に抱いた思いを漠然とまとめてみました。
これからしばらくの間、できれば大きなスクリーンで何度も見たい作品です。ムビチケは今日の前夜祭で使ってしまうのですが…。上映後に間に合えば、少し買い増ししてから帰りたいと思います。
*1:デジモンかよ