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世界のディズニーリゾートと風間俊介さんが大好きすぎて、2018年にJGC修行を決行。お気に入りのコスメや美味しいものについても語ります。イエベ春、骨格ウェーブ(プロ診断)です。

【DCL旅行記】これまでに見た全ての「オペラ座の怪人」の頂点に立ったUSツアー版(2018/9/15)

月一ペースになりつつある、ディズニークルーズ&サンフランシスコ旅行記です。

前回は劇場に到着したところとロビーまでの紹介でしたが、ホール内に入るとまた一段とすごい光景が目に飛び込んできました…。 

作中の世界に惹き込む舞台芸術

ロビーからホール内へと足を踏み入れると、まず目に飛び込んできたのが客席前方にある大きなシャンデリア…。これは劇場設備としてではなく、公演本編を彩る大道具としてのもの。

何故それが一瞬で判断できたのかというと…。

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冒頭のオークションのシーンで登場する「オペラ座のシャンデリア」として付けられている「LOT.666」のカバーが掛かっているんです!これには大興奮!

幸いにも開演前のホール内撮影はOKだったので、ここで使うとは思わなかった一眼レフでしっかり収めてきました。

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肉眼での明るさはこれぐらいでしょうか。ホールに備えられているシャンデリアと天井も非常に歴史を感じます。まるで作中の世界にいることを疑似体験できるようなシチュエーションに、否応なしにテンションが上がります。しかも前から4列目とかですよ!?

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ステージ上も開演前からこの状態。薄い幕はありますが、靄のかかったような古びたオークション会場の雰囲気が凄すぎて、もう表現する言葉が出なくなってきます。

会場の雰囲気に圧倒されながらも、いよいよ開演。全編を通して本当に素晴らしかったのですが、特に印象的だった点を思い返してみたいと思います。

舞台装置がとにかくすごい!

私が初めて触れた『オペラ座~』本編はジェラルド・バトラーがファントムを演じた映画版。この公演を観る前日にもお部屋で流していました。

オペラ座の怪人 (字幕版)

その後、劇団四季も見に行きましたが日本語歌詞もキャストのビジュアルもこれじゃない感が満載で、もう四季版はいいや…となって、最終的に一番気に入っているのがロンドンでの25周年記念公演。

ラミンのファントムだし、カーテンコール豪華すぎなので、もはやこれは殿堂入りなんですが、今回の公演はこれまでの全てを上回る圧倒的な感動がありました。やはり自分の目や肌で直接見てみないと得られない感覚ってありますね…。

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それを特に味わったのが、冒頭でお話したシャンデリアからも感じた舞台装置のクオリティの高さでした。

オペラ座のボックス席、支配人のオフィス、クリスティーヌの楽屋など、見どころは数多くあるのですが、その中でも群を抜いて別次元なのが「ファントムの隠れ家へ向かうまでの移動経路」です。

貼りつけた映像の2秒目くらいでクリスティーヌの手を引いて階段を下るファントムが映っていると思うんですが、この階段、驚くべきことに壁から出てくるんですよ…!

何を言ってるんだ?って感じだと思うんですけど、映画のハリー・ポッターでダイアゴン横丁に入るときにレンガの壁が動くみたいな感じで、壁の中に階段のステップが入っていて、それが2人の歩みに合わせて壁から現れたり消えたりするんですよ!もはや、あれは魔法だった。

おなじくファントムの隠れ家へ向かう道中には、私の大好きな『ミュウツーの逆襲』にもオマージュとして取り入れられた「小舟に乗るシーン」があるわけですが、この舟の動きもまた絶妙で…うっ…(思い出すだけで泣ける)

演じるキャストの体型から感じられたリアルさ

日本国外で『オペラ座の怪人』の本編が演じられるのを見るのは今回が初めて。この回のファントムは黒人でとても背の高い方で、クリスティーヌはもちろんラウルとの体格差も結構あるぐらいでした。

これまでに見たことある「劇中のファントム」は四季版オペラ座と東宝版LND版ぐらいで、日本人キャストでしか見たことないこともあって至って(日本人にとって)標準的なサイズ感の成人男性ぐらいにしか思ってなかったんですが、今回ファントムを演じた俳優さんの身長の高さと周囲のキャストとの差から「彼は何歳ぐらいの頃から、現在の身長にまで成長してきたのだろう」「子供の頃から、その顔以外の点でも周りとの違いから隔たりを作られてきたのではないか」みたいなことが頭に浮かびまくりました。

あと、クリスティーヌがファントムに恐る恐る手を差し伸べようとする時の「恐る恐る」の部分が、気持ちの部分だけではなく見た目の部分からも感じられるように思えて、同じ演目でもファントムに感じるものがこれだけ変わるのか…というのを強く感じました。

やはり生オケは最高

最後はシンプルにこれ。やっぱりミュージカルは生音に限ります。その場で生み出される音楽に役者の演技や照明や演出が加わるのが好きなんだよおお~!

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開演前にオケピを覗き込むティーンたち。分かる。その気持ちめっちゃ分かる。私も戻りやすい席の時はよくやってました。

アンドリュー・ロイド=ウェバーが得意とするクラシックとロックが鬩ぎ合うような音楽が目の前で奏でられ、その音に包まれることによって得られる高揚感といったら…。

私が『オペラ座の怪人』の中で特に好きな楽曲は「ポイント・オブ・ノー・リターン」なんですが、これだけ素晴らしい演出のバージョンを知ってしまうと、もう国内版を観ることは一生ないだろうな…と思ってしまいます。 

 LNDはファントムのキャスト次第で追うと思いますが、あらためてオペラ座を観ると「だから、アレはいつ????」っていうのを所々で意識してしまいますねw

考えられるとしたらファントムの隠れ家に到着してから、一度暗転しての場面転換が起こる前までの間なんだけど、その後マスクに触れられたことであれだけの感情を露わにしたファントムが事を起こせるとはとても思えないんだよなぁ…。

かといって、その後に接触できたと考えられるタイミングもないし。やはりALW卿の夢小説ってことでいいよね…。

大満足すぎて放心状態になるレベル

土曜の昼公演ということもあって、大盛況だった会場内。前の人が立ったから私も…という形式的なものではなく、それぞれが感じたままに率直な反応で起こったスタンディングオベーションにも感動…。

終演後、席が前方で退出に時間がかかりそうだったこともあって、しばらくは座席に座ったまま今までに目の前で起こったことを反芻するので必死でした。

この後はギラデリスクエアとフィッシャーマンズワーフへ、という予定ぐらいしか立てていなかったので、特に焦らずに劇場の外へ出たのですが楽屋口前にすでに出待ちの列ができていたのでバスを待っているついでに見学~。

と、今回の出演者の中で最も顔が好みだった支配人役(アンドレとフィルマンのどっちだったっけ…w)が出てきたタイミングに遭遇できたので、2ショットを撮ってもらいました。

NYでメリポピを観た時は、夜遅すぎて挑戦しなかったので初の海外ミュージカル出待ちがまさかのサンフランシスコという想定外の思い出が生まれたことにw

そんな充実のオペラ座に感動した後は、甘いものを食べながらのアフターです♪