imagical pleajous

世界のディズニーリゾートと風間俊介さんが大好きすぎて、2018年にJGC修行を決行。お気に入りのコスメや美味しいものについても語ります。イエベ春、骨格ウェーブ(プロ診断)です。

元・吹奏楽部員の目線で鑑賞した『ナイツ・テイル』in シンフォニックコンサート

池袋西口の東京芸術劇場 コンサートホールで上演された、ミュージカル『ナイツ・テイル』in シンフォニックコンサートに行ってきました。2020年3月に足を運ぶ予定だった、帝国劇場の『Endless SHOCK』が公演中止となってしまったため、久しぶりすぎる光一さん単独現場です。

カウコン遠征、ご飯を食べたお店と乗った飛行機の話しかしてなくて、肝心の本公演について何も書いてないんだな…。そういうところ、私らしいな…。

チケットを手に入れるまで

今回の公演のチケット、お友達と一緒に申し込んでいたファンクラブの枠は残念ながら落選。東宝ナビザーブの先行抽選で、本人1名分のみ応募可能だった枠にて東京芸術劇場公演が当選しました。

今回はナビザ枠、一般販売枠と共にチケットぴあのサービスを利用した販売だったため、チケットの当選が確定した時点で「Cloak」を使用した座席の確認が可能、また現地では自身のスマホに表示したチケットで入場するという、今までにはない形式が色々と導入された公演でした。

開演前の会場の様子

会場に入る前にコンビニに寄ったので、入場は1階の正面玄関から。コンサートホール入口があるフロアに向かうエスカレーター横と、コンサートホール入口の横に今回のコンサート用に作成されたポスターが掲示されていました。

「ナイツ・テイル」in シンフォニックコンサートのポスター

私は終演後にエスカレーター横のものを。上からエスカレーターで降りてくると見えない場所にある&事前に撮っていた方が多かったからか、比較的すんなり撮影できました。

コンサートホール入場時はサーモグラフィーによる体温チェック⇒チケットもぎり*1⇒アルコール消毒という順番で、入場者の健康状態確認ならびに感染防止策が取られていました。この入場フロアにあるクロークは使用不可でしたのでご注意を。

元・吹奏楽部の目線から観るシンフォニックコンサート

芸劇のコンサートホールに来るのは、おそらく高校2年生ぶり。当時は「夏のコンクールで課題曲になっている楽曲をプロの吹奏楽団が演奏するコンサート」みたいなものを聴きに来たような気がします。

ナビザ枠でご用意されたのは3階席の下手サイド。よりによって、自分の担当パートであるパーカッションが少し見切れてしまう席でした。舞台中央前方や指揮台は問題なく見えるので、出演者の方々はほとんど問題なく見られたのですが…。

東京芸術劇場の催し物予定

開演後、最初に演奏された楽曲はインストゥルメンタルの導入曲。この時点で「あ、これオンクラ*2と同じでシンガーより演奏者をメインに見ちゃうやつだ!」と自覚。その後、メインキャスト各位が登場するのですが、やはり予感が的中。特に和楽器を着物で演奏している方や、一人で複数の和太鼓を叩く方がいらっしゃったりと、今までに見たことない珍しい編成というのに意識を持っていかれてしまいました。

特に印象に残ったのが、プレイヤーによる楽器の持ち替えのバリエーション!中でもドラムを叩いている方が、ドラムセットの椅子から離れて何をするかと思っていたら、クラッシュシンバルを叩いた瞬間があったのには、1曲の中で複数の楽器を持ち替えた自身の思い出が重なって、色々なものがこみ上げてしまいました。あぁ、夏だなぁ…。

『ナイツ・テイル』という演目を振り返って

このシンフォニックコンサート、ミュージカル好きの方にはおなじみ(だと勝手に思っている)レミゼやオペラ座の周年コンサートのような感じで、キャストが舞台の前方に登場し、ストーリーの流れに沿って楽曲を披露していきます。曲の前後には、それぞれの登場人物がどのような役割の人物なのかを、キャスト各位が「役柄として」解説をする一面も。

衣装は男性陣がスーツ、女性陣がドレスという「クラシックのコンサートっぽい」縛り。でありながら、それぞれのキャラクターが劇中で着ていた衣装を思い起こさせるような、色使いやデザインなのが印象的でした。大きなスクリーンが用意されており、公演中のものだけではなく、初演時の舞台映像が流れていたのもあって、女性陣はフィナーレの時点で着ていた衣装に合わせてドレスのカラーを選んだのかな?という考察に繋がっていったり。

あらためてストーリーや楽曲のセリフをおさらいしてみると、やはり随所に「シェイクスピアっぽさ」が詰まった演目なんだなぁということを再確認。初演当時に『せっかくだから原作も読んでみようかなぁ』と思ったまま、何の行動をすることもなく2年もの月日が経ってしまっていたわけですが、オリジナルを知っていることでより楽しめる要素がまだまだありそうな気がしてなりません。

また、これは初演時から変わらない個人的な思いなのですが『ナイツ・テイル』という演目は、今後オリジナルキャストでの上演だけではなく、様々な規模の劇場や演者で長きに亘って演じられ続けてもらいたい、「新作だけどクラシックっぽい」作品だと考えていて。

初演こそ帝国劇場という箱で上演されたものの、ミス・サイゴンのヘリコプターやクラシックカー、SHOCKにおける大階段やフライングなどのような大規模な装置が必要というわけではなく、観客側のイマジネーションと少しの小道具だけでも、どのような場面なのかを連想させるようにそれぞれのシチュエーションが描かれているので、変な例えだけど高校の文化祭とかでも、やろうと思えば*3再現可能だと思ってるんですよね。アーサイト役はパラモン役より背が低い人をキャスティングする、とかそういう細かい条件はあれども。

宝塚バージョンとか、アーサイトとパラモンという単純バカで自惚れの強い、若い騎士たちを20代、30代前半くらいの世代が演じるバージョンとかね。色んな可能性がある作品だと思っています。2021年にミュージカルとしての再演を予定…という段階とのことですが、せっかくだからWキャストとかになっても面白いのになと思ってます。
城田優くんの身長が190cmらしいので、彼がパラモンやってくれたら、大抵のミュージカル俳優がアーサイトできることになるね?こんな感じでキャスティング妄想するのも楽しいですし、もし別キャストでの上演になっても必ず一度は足を運びたいと思っています。

2年という時を経た上白石萌音の「牢番の娘」

今回のコンサート、豪華なオリジナルキャストの中でも特に私の心に残ったのが、初演当時には20歳だった、牢番の娘役・上白石萌音さんの姿でした。『ナイツ・テイル』の後、先日スペシャルドラマの放送もあった『記憶捜査~新宿東署事件ファイル』でかざぽんこと風間俊介さんと共演したこともあり、テレビ等に出演した際に目が行く機会が増えたというのもあるかもしれませんが、醸している雰囲気が「少女」から「女性」になったというか、パラモンに裏切られたと理解して悲観的になる部分に、ミュージカルの時とは違った感情が乗っていた(ように見えた)というか何というか。

これは『恋つづ』をフルではないとはいえ、そこそこ見ていたことによって、自分の好きな人と周囲を取り巻く環境に一喜一憂する役柄というのを目にしていたからこそなのかもしれないですが、視線一つにしても歌詞の中に含まれていないような気持ちまで伝わってくるような、不思議な魅力を感じたように思いました。

本人の歌唱シーンではなかったものの、エミーリア役の音月 桂さんが行方知れずとなった思い出の中の幼馴染を思いながら歌っている際に、音月さんが歌っている奥に見えている萌音ちゃんが、何ともまぁ愛おしい表情をしていて。あれはきっと役柄として、あの歌を聴いていたんだろうなぁと想像させられる瞬間でした。

良い意味で初演当時から揺るがない男性組の役柄と比べて、コンサート形式で上演されることで女性組の役柄が本編の中で伝えようとしていたことが、より噛み砕かれて分かりやすく、伝わりやすくなっていたようにも思います。

次週の東京オペラシティ公演にも期待です

東京芸術劇場での公演が今日のマチネで終わり、次は東京オペラシティ コンサートホールでの公演が控えています。芳雄さんはその間に帝国劇場での豪華メンバーでのコンサートも挟んでますね。市村さんがゲスト出演する日の配信チケットを買っているので、こちらも楽しみ。

オペラシティ公演は、チケットぴあでの一般発売で購入できました。こちらも1公演につき1人1枚ということで、できることならご一緒したかったお友達の分を一緒に取れなかったのが、現在のような公演形式の上で仕方ないこととはいえ、残念ではあるのですが…。

東京オペラシティ、中劇場や小劇場には斗真やかざぽんの舞台で何度か足を運んでいるのですが、コンサートホールはもしかしたら初めてかもしれず、元吹奏楽部で日本各地のホール好きという変わったジャンルのヲタクをしてた身としては、まだ足を運んだことがない(と思われる)ホールで一流のオーケストラによる演奏を聴けることが、非常に楽しみでもあります。

一般発売で取れたチケットは、ありがたいことに1階席のセンターブロックだったので、演奏する方々の姿はあまり拝めないかもしれないですが、今度はそれぞれの役柄を演じる俳優の方々の表情をじっくり拝めたらいいなぁと思っています。

毎日刻々と状況が変わるような世の中なので、いつどのタイミングから公演が中止になるか分かりませんが、息苦しい日常における一粒の清涼剤として、また無事にあのカンパニーによる歌声と演奏を聴けるよう、アテナへの祈りを捧げたいと思います。

※ここからは余談です

終演後、ある場所でしか購入できないものを求めて渋谷へ立ち寄った際、せっかくの『Smile』発売日だし…ということで、渋谷のTSUTAYAにも寄ってきました。セブンネットで既に購入済みでしたが、チャリティーだからね、いいよね、ということで追加購入。

トニトニのコーナー

発売当日だけど、思っていたよりも小さな展開なんだなぁ~と思いながら、店内奥のほうへ進んでみたところ…。

Sexy Zone『RUN』のPOP

大きなセクゾちゃんたち(等身大?)が、どーん!と構えていました。POPだけ撮るとアクスタのようだ…。そんな寄り道をしてから電車に乗ってTwitterを開いてみたら、ちょうどシブツタにいたぐらいのタイミングで、聡ちゃん活動再開のニュースが入っているじゃないですか!

何というタイミングの良さだろう…と思いながら、温かいワードが並ぶTLを眺めて、ほっこりしながら次の目的地へと向かいましたよ、という話でした。明るいニュースは嬉しいね。

*1:紙チケットの場合は自身でもぎって半券を箱に入れる

*2:ディズニー・オン・クラシックの略称

*3:諸々の権利等についての問題は別にあるとして