小松駅前のホテルに泊まっていた理由は、他ならぬこちらでした。お友達の20周年ライブレポを読んだり、同ライブの円盤を見せてもらったりして、「次にツアーした時には一緒に入りたいね!」と言っていた、V6のコンサートです。
いくつかの舞台で個人やトニセン*1での活動を目にしたり、大型音楽番組やカウコンなどで僅かな時間だけグループでのパフォーマンスを生で拝む機会はありましたが、「V6のコンサート」は今回が初めて。何なら、KinKi以外のデビュー組の単独コン自体が初めてなような…?
KinKi Kids関連では東京と大阪と神奈川ぐらいにしか行ったことがなかったので、様々な「初めて」が詰まったコンサート体験になりました。
全てが新鮮で濃密だった、あっという間の2時間
アリーナクラスで開催されるジャニーズグループのコンサートに入るのは、私にとって生まれて初めての生ジャニーズだったKinKi Kids*2の横アリ公演(1998年)ぶりで、以降はフィルムコンサートだったりソロだったりドームだったりで、まさかの23年ぶりという恐ろしいまでのブランク!
全体の所要時間としては15:00に開演、17:15ごろにアンコール含めて公演終了という感じのスケジュール。14:00をちょっと過ぎたくらいのタイミングでの入場だったのですが、席が、なんと、驚きの引きの良さで…。2021年の自名義、マジで何なんですかね。やっぱり、これが本厄の力というやつなのだろうか…。
ちなみにアリーナ席の構成、撮影NGとなっていることが多い気がするのだけど、この日のエリア図にはそのマークはなし。ですが、念のためブログには載せずに個人で楽しむ用にしておこうと思いますので、気になる方がいらっしゃったらTwitterでお声掛け下さい。DMします。
一言で総括するならば…
細かい感想を綴っていくと、とんでもなく長くなりそうなので先に結論から述べます。初めて参加したV6のコンサートを一言で表現するならば、『ライブDVDで観たことある景色がそのまま、目の前に広がっていた』というのが、自分の目や耳で感じたことを総括する上で最適ではないかなと。
これをもう少し噛み砕くと「自分は同じ場所から動いていないのに、V6のパフォーマンスを様々な距離や角度で体感できて、数多くのカメラを切り替えて余すことなく収録した、完璧な計算のもとで構築された時間を体験できた」といった感じの意味になるのですが、こんな感じの表現で伝わるでしょうか…。
オープニングを飾った『雨』では、花道を横長に使った状態で一人ずつ順番に階段を上がってステージ上に登場するのですが、今回ご用意された席がこの花道のちょうど真ん中あたりの真正面という感じで、「わっ…絶対ここにバミりある…」っていうぐらいにコンサート全編を通して、6人それぞれが立ち止まって歌い上げる場面があったように記憶しています。
すぐ近くで真正面から、ステージ全体を少し離れたところから、トロッコや光剛山に乗ってスタンドのお客さんの方を向いている姿を後ろから、などなど。自分に割り当てられた席からは動いていなくても、V6のメンバーが会場内の至るところを様々な方法で活用してパフォーマンスをするので、複数のカメラでメンバーの姿を追った映像を見ている時と同じような完成度のように感じたのがとても新鮮でした。そう思うのは「全席一律料金」のMCでおなじみなKinKiのファンだからかなw
V6とファンとの絆
新鮮だったのと共に、何とも言えない感情が湧いてきてグッとくるものがあったのが、会場内のどこにいるお客さんでも楽しめるようにと考え抜かれたんだろうなと思える、ステージや機構の使い方でした。一人ずつ別々の、それも左右をアクリル板で挟んだトロッコが、外周のみならずアリーナのブロック間までも通り抜けるとは!
メンバーが6人いると、歌割りでフリーになるタイミングもあるので特にメドレーのコーナーでは隅々に目を配って、客席の熱気を浴びている感じが背中から伝わってきて、目に熱いものが込み上げました。本人たちの表情が見えてない瞬間に泣きそうになるなんて思ってもいなかったんですが、一人一人の思いがうちわのメッセージに詰まっていたりするのがアリーナ客席からもしっかり確認できて、そういうところが何とも、ねぇ…。
MCで思わず漏れてしまうクスクス笑いみたいなものはあれども、声を出せない分は拍手や手拍子やペンライトのモーションで気持ちを伝えられる観客席の一体感。このような状況下ではあれど、みんなこの日が来るのを本当に待ち望んでいたし、今後も無事に公演を続けることができるようにという気持ちを、それぞれが抱いているんだなという方向性?みたいなものがその場の空気から感じられるようでした。
今年の夏以降に参加した現場の中で唯一、フェイスシールドを装着していない人が自分の客席からは見えなかった程度には、みんな着けてた。そうあるべきなんだろうけど、別にいいじゃん?な人たちを大勢見てきたので、そういうところにも絆の強さを感じたり。
三宅さんより改めて、ライブ開催にあたりコロナ対策に関してのメッセージをいただきました。 pic.twitter.com/WyDsZTeSok
— V626 (@V626_avex) 2021年9月11日
健くんからのお願いみたいなことを、有観客でコンサートをする人たちはもっと発信するべきだと思います。まぁ、それ以前にそんな距離感での番組収録やら動画撮影とかしちゃうんだね…という感じのグループやユニット?もあるから、考え方はそれぞれなのでしょうが。
印象に残った曲
「生で聴くことができて嬉しかった曲」ともいうかもしれない。
- 太陽のあたる場所
- over
- MAGIC carpet RIDE
- MUSIC FOR THE PEOPLE
- TAKE ME HIGHER
- 素敵な夜
- PINEAPPLE
- 家族
- Full Circle
- Believe Your Smile
- 愛のMelody
- Daring
- グッデイ
- HONEY BEAT
- CHANGE THE WORLD
- 愛なんだ
- 95 groove
90~00年代のシングルと最新アルバムに偏ってますが、特にメドレーに選ばれたシングル曲は「これぞV6!」という感じで『学校へ行こう!』世代に刺さる名曲ばかりで、26年という歴史の流れを曲と共に味わっているような感覚で。あと、個人的に『犬夜叉』がとても好きなので、メンバーの歌声から始まる「CHANGE THE WORLD」のイントロは、本能的に鳥肌が立ちました。
最新アルバムの曲は、なるほどパフォーマンスになるとこういう表現なのかと楽しませていただいたというか。坂本くんのどアップが映し出されたの「素敵な夜」への繋ぎになるとは思わなかったよ!笑
セトリや演出は予習していなかったけど、勝手に「知ってる曲ばっかりだ〜!!」という気持ちになれて、楽しい時間でした。なんというか、毎週火曜日20時になったらテレビの向こうにV6がいる時代を過ごせて良かったなぁって。
KinKiと比べてMCがまとまっててすごい(オチるところでちゃんとオチる)とか、下ネタ単語をちゃんとオブラートに包んでるところとか、同じ時代のグループだけど大人だった!!←KinKiがちゃんとKidsしてるとも言う
エンディングを迎える頃になると、このコンサートが終わる瞬間があと何回で…ということが脳裏によぎってしまい、とても胸を締め付けられる気分にもなりました。やっぱりまだ信じられないし、復活当選するかもしれないけど、11/1は大きい画面で配信を浴びられるように、早いうちから準備をしなくては…と背筋が伸びる思いも抱いたり。
他の方のレポを読んで思い出すこともありそうですが、今日は一旦このあたりで。また何かあったら追加します。