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世界のディズニーリゾートと風間俊介さんが大好きすぎて、2018年にJGC修行を決行。お気に入りのコスメや美味しいものについても語ります。イエベ春、骨格ウェーブ(プロ診断)です。

【神戸遠征】北野異人館街「香りの家 オランダ館」でオリジナル香水作り

『最貧前線』兵庫公演を観賞するための日帰り遠征。
12:00から開演する昼公演の前に、北野異人館街を観光してきました。

朝ごはんで入ったお店に感動して速報だけ書いておきながら、そのまま遠征関連の記事の更新が止まっていました。ということで食事の前に訪れたオランダ館での体験を振り返ります。

伊丹空港から神戸までの移動

この日は使える時間が限られていたこともあって、いつになく下調べを入念に行っていたのですが*1今回は公演の前後に三宮を訪れることになる気がしたので「神戸街めぐり1dayクーポン」というお得な乗車券を利用することにしました。詳しい情報は準備記のほうにまとめています。

伊丹空港からモノレールで蛍池、蛍池で阪急電車に乗り換えというところまでは良いのですが、この「神戸街めぐり1dayクーポン」は限られた駅での販売となっているため、乗換駅である十三までは手持ちのSuicaで向かいました。

このクーポンを購入できる駅内のごあんないカウンター、てっきり改札外にあるものかと思っていましたが事前に駅構内図を調べてみると神戸方面行きの電車が来るホーム内にある!飛行機の離着陸が予定より遅れたため、当初考えていたタイムスケジュール通りのモノレールには乗れなかったのですが、ここでのクーポン購入が非常にスムーズだったため、神戸三宮に向かう予定通りの特急に乗ることができました。

また、阪急電鉄の1日乗車券が含まれるタイプのものなので、蛍池の改札でタッチしたSuicaは入場取り消しにしてもらうことができ、神戸三宮で下車する際には1dayクーポンに含まれている磁気カードを改札に通せばOKとのこと。
ということで販売駅まで阪急電鉄を利用して移動する場合にも、その駅までの料金を一日乗車券での利用として取り扱ってもらえることが分かりました!これ、事前に調べても分からなかったので、実は現地で結構嬉しかったです。

神戸三宮からは西陣・山手線に乗り換えて、三宮から新神戸までの一駅だけ移動。ここから北野異人館街を目指しました。

香りの家 オランダ館へ

新神戸駅から、ゆるやかな坂道を登って神戸北野異人館街へ。この日、東京は朝から雨が降っていたので長傘とショートレインブーツの装備だったのですが雨は降っておらず、気温も思っていたよりは高かったため軽く汗ばむほどでした。

チケットの購入について

まだ9時を過ぎたばかりということもあってか、ほとんど人とすれ違うこともなく、最初のお目当てである「香りの家 オランダ館」に到着。

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ここでは神戸街めぐり1dayクーポンに含まれている、700円分の神戸回遊券をまるまる利用しました。パラソルがある辺りに受付があり、このオランダ館のみか隣接するデンマーク館、ウィーン・オーストリアの家と3館共通の割引パスポートのいずれかを選択できますが、オランダ館の次の目的地を決めていたので今回は単体で。

元オランダ総領事邸の館内を散策

チケットを購入後は、入口の扉の外にある靴箱に履物を入れてスリッパに履き替えてから館内へ。短い廊下を抜けて右に曲がると「1日フレグランススクール」の看板が付いた小部屋が。中では先客のカップルさんがカウンセリングの真っ最中だったので、まずは2階建ての建物内を先に見学することにしました。ちなみにこの時点では私とカップルさんの2組しか入っていなかったため、見学中はどのお部屋も貸切状態でじっくり見ることができました。

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まずは2階の奥にある子供部屋から。ベッドの上には可愛らしい子供服が、天井には「エンゼルのほほえみ」という世界的な名作というシャンデリアが。

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バスルームと寝室。お部屋ごとに簡単な説明が書かれた看板が立っているのですが、洗面台があの「ロイヤルドルトン」とのことで、頭の中が突然メリポピリターンズに染まりましたw
ベッドの上に広げられた気品のある白いドレス、ホーンテッドマンション大好きな私が見るとどうしても違う意図があるもののように見えてしまう。ロープは張ってありますが結構近くから見られます。

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ミシン台が置かれたサンルームと領事官の執務室です。一つ一つのお部屋の大きさ自体はコンパクトですが、どの部屋にも年季が入りながら美しく手入れされたアンティークの家具たちが並んでおり、当時の雰囲気を想像しながら見学するだけでも楽しめました。

ディズニークルーズでオレゴン州のアストリアに寄港した際に立ち寄った洋館も素敵だったなぁと思い出しました。横浜の山手にも西洋館が立ち並んでいますが、あの辺りは訪問頻度の割に王道の場所に行ったことなかったりするので、実は未体験です。

自分だけの香水作り体験

さて、こうして館内を見学していると最初にお部屋に入っていたカップルさんたちのカウンセリングが終了したようだったので、1階のお部屋へ。
同じぐらいのタイミングで新たに入館した2人組の女性もオリジナル香水作りを希望されているということで、3名で同時に説明を聞いてアンケート回答を開始しました。

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香水作り体験は1人につき\3,410(税込)の別料金での体験になる旨を確認いただいた上で、まずはこのヒアリングシートに血液型、星座、年齢、好きな色、好きなテーブルの素材(!?)、好きな果物、好きな香り、好きな花、好きな服装、愛用している香水の銘柄などを記入します。

同席したお一人がすごく悩んでいるのを見て、調香を担当するオランダ館のお姉さんが「もしかしてご自身の香水ではないですか?」と尋ねたところ、今話題の推し香水を作りたいということが判明。お姉さん、そういったリクエストにもかなり慣れているようで「その場合には対象となる方の情報を分かる範囲で書いてもらって、好きなものなどはご自身がその方に抱いているイメージから決めて下さい」とのことでした。

推し香水を作りに来たお姉さん、ちょっと気まずそうだったけど大丈夫ですよ~。オープン直後に一人でここに乗り込んでる私も結構なヲタクですから~。分かるキャラなら会話に参加してみても良かったんですが、自信なかったので自粛しました。*2

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質問事項を埋めたら、最後は目の前にある5つの瓶の香りを嗅ぎ、好きなもの2つと苦手なもの1つを選びます。(グルマンはNG、グルマンはNG…)と頭の中で唱えながら確認しましたが、シトラス、ウッディ、フローラル、グリーン、ムスクみたいな感じの5種類だったような気がしました。

単体での印象とベースにした時の印象で変わる部分もあるけど、ここは今日のコンディションで思ったままを書いてみようかな!と3つを選んでオランダ館のお姉さんに提出。強めのローズっぽい香りを感じたものを苦手な香りとして、落ち着くウッディと爽やかなグリーンを好きなものとして選んだ…かな?

またシートに記入した内容から「このお花を選んだのは見た目ですか?香りですか?」「フルーツを選んだのは味ですか?香りですか?」など、いくつかの追加質問に答えたらヒアリングは終了。しばらく館内を散策して、完成を待ちます。

フレグランススクールの室内

今回は一緒に香水作り体験をしたのが3名だけだったので、完成を待つ間に室内の気になるところをじっくり撮影させていただきました。
こちらは室内にある様々な香水が飾られているキャビネット。ミニ香水が多く、現在も市販されているものもありますが、これだけ並ぶと圧巻です。

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さらにアップで。これだけの種類があると、香りのタイプ別とかブランド別に分類しておかないと、使いたい時に使いたいものを見つけられずに「今日はこれでいいかな…」と妥協してしまうことになりそうw 私の場合は、その前にちゃんと収納できるようにしろよって話なんですが。

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YSLのベビードールとか、カボティーヌとかめちゃくちゃ懐かしい~。手前の重厚なホルダーに入っているシャネルのNo.5も気になります。
ミニ香水、かつてはゲーセンの景品として出ているのを見かけたりすることもありましたが、最近はコフレやキットの一部やノベルティのものがたまにあるぐらいで、自分の生活圏内では見かけなくなってしまったような。
5mlくらいの小さいボトルを作るの、なかなかコストがかかりそうですしね。

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1枚目はショーケース内の一画、2枚目は調香担当の方が作業をするスペースです。この反対側に同じようなセットがもう1組あり、ヒアリングシート回答後にはこの台の後ろに立っての記念撮影も可能でした。

歴代のオリジナル香水たち

完成を待っている間に1階の売店を見学。オランダ館特製の5種類の香水や、過去にここでオリジナルの香水を作った著名人の写真とその香りのムエットも置かれていました。

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特製香水は以下の内容で5種類。北野異人館街やこのエリアをイメージして作られた、ここだけの香りです。お値段は調香がないため、自分だけの香水作りよりもお手頃な\2,310です。

  • 神戸の夕ぐれ(シトラスノート)
  • オランダの香り(フローラルノート)
  • 六甲からのそよ風(グリーンノート)
  • 絹のドレス(オリエンタルノート)
  • 香りの家オランダ館(ウッディーノート) 

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また、一度作った香りはレシピが3年間保存され、その期間に一度でも再注文をすると永久に(!)香りのレシピを残してくれるとのこと。送料は無料で行っているというのもすごいですが、これだけ過去のデータが残っているというのも、また素敵。

中高生は最初の1本目を\2,420と少しお安く作れる*3とあって、修学旅行生にも人気なのではないでしょうか。フレグランススクールのお部屋にあったテーブル、6人掛けか8人掛けか忘れてしまったのですが、それぐらいの人数が同時に受けられる上限なのかな?と思います。

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過去にここでオリジナル香水を作った方々の中でも、特に「ゆず」のお二人がファンクラブの会報企画で訪れたものがファンの方の間で有名らしく、それぞれがお互いをイメージして作った香水は、実際に再現して作ってもらうことも可能なんだそうです。

なんだそれ!ブンブブーンあたりでKinKi Kidsにもやってほしい!でも光一さんが館内にう入った瞬間にくっせぇ!っていう未来しか見えない!完!

完成したオリジナル香水

1階にあるリビングやキッチンなどを見学していると、私の香水が出来上がったとのことで呼び出しが。調香を行っている部屋だと別の香りが混ざってしまうため、ダイニングルームでムエットを受け取り、香りの説明をしてもらいました。

使われている香りの内容、後で箱に入れてもらえるので一緒に詳細が入ってたりするかな?とか思っていたんですが、考えが甘かった…。
爽やかなシトラス系の立ち上がりから、スズランやヒヤシンスなどのフレッシュなフローラル、ラストは石けんのような可憐さと清潔感をイメージした、みたいな感じだったかなと思いますが、この後も観光を満喫&舞台観賞したので記憶が定かではありません。でも白い花のフレッシュフローラルという点は多分言われたとおりだったかと思います。何故なら、シトラス系のトップノートからフローラル(特に白い花をつけるもの)って私が好む香りの系統として自己分析済みだった内容と一致していたから!

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その人の星座や好きなテーブルの素材によって調合にどのような影響があるのか定かではありませんが、思っていた以上に自分の好みを見破られた1本が出来上がったことに感動~!

この日はムエットをバッグの中に潜ませておき、観劇中は往路の機内で購入したフェイラーとJALとディズニーのコラボタオルに包んで、涙を抑えつつも作ってもらった香りを楽しんだりしていたのでした。

過去に作られた方の体験談によると、香水の分類としてはパルファンに相応するものらしいのですが、解説を担当してくれた方が研修中の方だからか、こちらから特にツッコミもしなかったからなのか、そこについての詳しいお話はありませんでした。

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ただ、9mlという少量ながらも外蓋を外した段階で香りの存在を感じられること、スプレー式ではなく密封できる状態の中蓋が付いている点などから、おそらくパルファンに分類されるものなのではないかと思っています。

数日後、実際に肌の上にものせてみたところ、私が持っている他の香水とは被らない、クラシカルな大人の女性が連想されるフレッシュフローラルな香りを感じました。
ラストは軽やかなシャボンのような雰囲気なので、ボトルから直接嗅いだ時と比べるとかなり優しく、落ち着いた印象です。これ、ヒアリングシートの内容だけじゃなくて声や仕草、話し方などもイメージの参考にしているらしいですよ。

初めて会った人にはそういう印象を抱いてもらえてるんでしょうか。ありがたいことです。付き合いが長くなればなるほど、地が出てきてそんなことないことが露わになってしまうわけですが。

香りの家 オランダ館の基本情報

最後に、今回の遠征の中で最初に訪れた、北野異人館街「香りの家 オランダ館」の情報をまとめます。

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アクセス

JR・私鉄各線三宮駅を出て、北野坂を北へ徒歩約15分
JR新神戸駅から徒歩約15分

※シティーループバスの場合
各線三ノ宮駅又はJR新神戸駅よりご乗車後、「北野異人館」下車、徒歩5~6分

入館料

オランダ館のみ
一般 \700 中高校生 \500 小学生 \300

3館共通割引パスポート
一般 \1,800 中高校生 \1,000 小学生 \700

営業時間

9:00~18:00(冬季 1~2月は17:00閉館)
※混雑状況によって早まる場合があります
※定休日は公式サイトに記載がありませんでした。

自分だけのパーソナル香水を作ってもらうも良し、推しをイメージした香水を作ってもらうも良し、建築物やインテリアそのものを楽しむも良し。
神戸での観光を調べ始めてから存在を知ったオランダ館ですが、もし今回の記事の中で気になる要素があるようでしたら、実際に足を運んでみることをおすすめします。

そして、私の激推し朝ごはんのお店*4にも是非…。あれはまた行きたいがすぎる。

 

*1:仕事がめちゃくちゃ暇だったのもある

*2:おそらく刀剣乱舞だと思うんですが…

*3:量は通常と同じ9ml

*4:記事冒頭を参照