生田斗真、黒柳徹子が出演する朗読劇『ハロルドとモード』を観に、生まれて初めてEX THEATER ROPPONGIの劇場内に入った日の帰りに利用した、中華料理のお店です。
仕事を早めに切り上げて六本木駅で下車、劇場へ向かっている途中にふと「担々麺と餃子」の文字が目に入って気になっていたので、終演後は他のお店と比較することなく、真っ直ぐこちらへ足を運びました。
お店の情報
六本木ヒルズとは高速道路を挟んだ反対側、六本木通りに面したファミマとローソンの間の道を入っていくと、冒頭に載せた「担々麺と餃子」の看板が見えてきます。東京メトロの場合は2番出口から出て、徒歩1分ほど。
日頃、あまり利用することのないエリアで担々麺情報を調べたことがなかったので、紅虎餃子房や万豚記、ドラゴンレッドリバーと同じく際コーポレーションの系列店であることは、今この記事を書いていて初めて知りました。他にも支店がありそうな雰囲気ではありましたが。
ブログにもインスタにも載せていなかった、八重洲地下街の「ちょもらんま酒場」とメニューが似てるな？と思ったのも、同じ会社が経営するお店だったからみたいです。気になっていたので、その意味が分かってすっきり。
店内の雰囲気
厨房を囲むようなL字型のカウンターとテーブル席が並んだ店内。食べログによると35席ほどあるようですが、カウンターは隣り合う席の距離が広くなるようにセッティングされ、木製の仕切り板が用意されていたため、現在の営業で案内できる最大人数は記載の数よりも少なくなっているかもしれません。
こんな感じの仕切り。幅としては真ん中に自分が座る席があり、両脇のどちらかにある椅子を荷物置きにできるような感じだったので、新しい生活様式導入後にカウンターに仕切りが置かれているタイプのお店を利用した中では、最もゆったりとしたスペースが確保されている印象でした◎
真ん中にメニューと調味料たちが置かれていても、かなり余裕のあるスペースとでもいいましょうか。麺料理専門のお店というわけではなく、一人で利用してサイドメニューを頼むお客さんも多いことから、広めのスペースが使えるようにしたのかな？と思われます。
オーダーしたもの
そんな蒼龍唐玉堂のメニューの中でも、一番の辛さを誇るという「無頼漢担々麺」をオーダー。大振りな餃子も気になったのですが、初めてのお店で麺のボリューム感が分からなかったこともあって、今回は麺単品にて。
こうして運ばれてきたのがこちらです！すごい！赤い！もはや麺は全く見えない！黒胡麻と白胡麻、数種類の唐辛子が視界を埋め尽くしています。でも、こんな見た目をしている割に意外と目に来たりとかはしません。この攻撃力は見た目だけなのか？
気になる麺を持ち上げ。つけ麺に使われるほどの直径ではないものの、平たく太くやや不揃いという、ちょっと個性的な麺です。そんな麺を食べる前に、まずは恐る恐るスープを一口…。あれ？やっぱり見た目のインパクトと比べて、そこまでの辛さじゃないね？
1枚目よりも寄りのショットがこちら。うん、見た目はすごい鮮烈な色だし、パッと見て挽肉もほとんど見えないぐらいに唐辛子祭りっぽいけど、その辛さが100%の勢いでスープに影響しているかというと、そうではなさそう。ということで、見た目に反して途中の水分補給をほとんどしなくとも麺を食べきることができました。
そのまま飲んでもそれほどのダメージにはならないものの、れんげでかき混ぜてみるとスープだけではなく、わずかながらも挽肉たちが丼の底の方に眠っていた模様。となれば…ということで、ここで小ライス（100円）を追加。
唐辛子の塊は避けつつも、掬い上げられる分をご飯によそってみると、ちょうどいい塩梅。よく混ぜ合わせて、丼の底に沈んだ旨みたちを最後まで味わうのが、ボリューム的にも無理のない範囲でちょうど良い味わい方でした。または小ライスの代わりに後から大餃子や水餃子を頼んで、このスープ＆具材と合わせるか、かな。
さすがに丼の中を真っ新にするのは勇気がいりましたが、れんげで掬うことができる分のスープは完飲できたんじゃないかな？という程度になりました。いやしかし、この1杯にどれだけの量の唐辛子を使っているんでしょうか。圧巻です。
担々麺の種類が豊富でリーズナブルなのと、サイドメニューも様々なものがあって再訪したいと思えるお店だったので、次に六本木エリアに用事があった時には、また別のメニューを頼んでみようかなと思います。辛いものが苦手な人でも食べられるメニューはあるので、安心してどうぞ。
蒼龍唐玉堂 六本木店 （担々麺 / 六本木駅、乃木坂駅、麻布十番駅）
夜総合点★★★☆☆ 3.3
