東京駅構内、新幹線改札口と京葉線方面への連絡通路の間にある、グランスタ東京の＜京葉ストリート＞エリアのリニューアルに伴いオープンした、イートインのお店を初利用してきました。
今回も東京駅での乗り換え時に予定の路線が運転見合わせしていたが故の、急遽の寄り道。移動途中で立ち往生になるよりは全然マシなのですが、なんか７月はやたらと帰り際に東京駅で足止めを食らっていたような気がしなくもないです。
お店の情報
元々は築地にある鶏肉専門卸のお店で、首都圏及び全国の鶏料理専門店や料亭に新鮮な鶏肉・鴨肉を卸しているとのこと。「とりそばスタンド」としての営業は築地場外市場の魚河岸食堂というエリア内にある店舗に続いての２軒目なのだとか。
京葉ストリートはお弁当などを含む、主に持ち帰りの食品を販売するお店が多いので、その中にひっそりと佇むカウンター席はちょっと異質な存在です。同じ京葉ストリートにある「T'sたんたん」はイートインがメインで、物販が並ぶこちらのエリアとは別枠なので、同じ麺料理というジャンルながらも席数含めて差別化されてるのかなという印象を受けます。
こちらの「鳥藤」は焼き鳥などの持ち帰りができる物販も併設されていて、カウンターの空席を待っている間も何組ものお客さんが購入していってました。持ち帰ってお家で楽しむのはもちろん、新幹線などですぐ食べるお客さん向けに温め有無のヒアリングもしているようでした。
店内の雰囲気
席数がカウンター５席のみと小規模なので、タイミングにもよりますが平日でも多少の待ち時間が発生する可能性のほうが高いと思われます。長距離移動する／したお客さんがスーツケースを置けるような空間も少しありますが、５人全員が大きな荷物だったりすると少し厳しいようにも思いました。複数名で利用する場合、２名までがベターかなぁと思います。
なお、とりそばスタンドを利用する際は、物販と共通のレジで事前に注文＆お会計を行います。現金の他、交通系ICカードやクレジットカードの利用も可能。JREポイントも貯まる＆使うことができます。
オーダーしたもの
私が頼んだのは「親鶏の四川担々麺」です。ラーメンストリートの旨辛フェアを攻略中だったのもあって、どうしてもこの手のメニューを選んでしまう…。オーソドックスなメニューも気になったのですが、やっぱり暑い時期に食べるなら辛いやつ（冬は冬で「寒い時期に食べるなら辛いやつ」って言ってそう…ｗ）がいいかなと思い、この一杯を選びました。
クリーミーそうなスープに赤い辣油がたっぷりと漂う上に、鶏ひき肉、メンマ、カイワレ大根、ネギといったトッピングが確認できる一杯。目の前のカウンターから、トレイに一式が乗せられた状態での提供です。お水はカウンター上にあるので待っている間にセルフで。
卓上の調味料と、トレイをカウンターに運んだ状態の全体像です。箸やレンゲは写らないように避けてたのかな？７月前半の利用だったからか、もう忘れている部分が…。
鶏の担々麺ってどういうことなんだろう？というのがメニュー名称を見た時点の第一印象だったのですが、スープを一口飲んでみて納得！
担々麺ならではのクリーミーさのベースに、水炊きのスープみたいな鶏の旨味が感じられる、新しいタイプの一杯です。そのままの味でも飽きずに食べ進められますが、味変に七味や山椒なども用意されているので、好みで追加するのもありかなと。
麺上げを試みてみたものの、ずっしりしていてあまり上げられなかった、の図。スープが結構ひたひたです。紙エプロンはお店の方にお伝えすればご用意いただけます。シンプルな見た目ながらも、かなり食べ応えがありました。ご飯が欲しくなるスープの味だけど、さすがにお米の追加は無理…。でも、この美味しいスープは最後まで残したくない…。ということで、どうにかペースを考慮して食べ飲み進めることでご飯の追加なしで完食～！
タイミングによってはそれなりに待つことを覚悟しなければではありますが、8:00～22:00という営業時間の長さなので、また改札内で猛烈に美味しい鶏スープの麺類が食べたくなった時には、再訪してみたいと思っています。
最上段の「とりそば」が東京駅店の限定メニューなんですよね。待っている間と食べている間の注文率としては、とりそば、むしどりそばの人気が高いように感じました。ちょっと変わり種で、あまり辛くない担々麺を探している方におすすめの一杯かなと思います。
鳥藤 とりそばスタンド グランスタ東京店 （ラーメン / 東京駅、京橋駅、二重橋前駅）
夜総合点★★★☆☆ 3.4
