弊社には「誕生日休暇」という制度があり、誕生月内のみに使える期間限定の有休が毎年付与されるのですが、2020年から1月にピークがくるプロジェクトのメンバーにアサインされ、2021年には十分な準備期間もなくリーダーをやらされ、ここ2年はせっかくの権利を使うことができないという、悔しい思いをしてきました。*1
が、該当プロジェクトに携わって3年目、リーダー2年目という状況と、様々な理由からプロジェクト期間中の業務の進め方について見直しが必要になったので、どうせやるなら「リーダーの私が誕生日休暇を取れるレベル」まで改善してやろうじゃんか~!と張り切った結果、無事に当日に誕生日休暇を使えることに!やればできる!
ということで、久しぶりの平日丸一日休みが確定した時点で、発表された当初から気になっていた「メズム東京」内レストラン、Chef’s Theatreでのオペラ座の怪人 ランチプログラムでご褒美時間を満喫することに決め、しっかり予約して楽しんできました~!
コラボレーション企画について
メズム東京と劇団四季『オペラ座の怪人』によるコラボ企画が発表されたのは、2021年の夏頃。最初に発表されたのは1日1室限定のコンセプトルームの展開で、実は11月に予約を取れていたのですが、どう足掻いても一緒に泊まれる人が調整できずに断念…。
劇団四季『オペラ座の怪人』コラボレーション、延長のお知らせ|ホテルからのお知らせ|メズム東京、オートグラフ コレクション: 2020年4月27日オープン
レストランのコラボ企画が延長になっていたのは把握していたのですが、今回の記事を書く段階になって初めて、コンセプトルームの対象期間も伸びていたことを知りました!さっき見たら、まさかのラス日がまだ空室でした!まさかのー!
そんなコラボ企画から、色んな意味で一人で参加しやすいランチプログラムを一休レストランから予約。OZmallにも同じような内容で掲載されていたのですが、平日であれば公式サイトにおけるコースのみの料金で、スパークリングワイン1杯が付いてくるプランが出ていたので、そちらを活用した次第です。
お店の情報
そんなコラボ企画のコースメニューを提供しているのは、メズム東京のロビーフロアにある「Chef's Theatre」というレストラン。ウォーターズ竹芝までは東京駅からの無料水素バスも出ている(インターコンチネンタル東京ベイ宿泊記で少しご紹介しました)のですが、平日で本数が限られており、ランチ前に到着する便だとかなり時間を持て余してしまいそうだったので、今回は浜松町駅から。天気も良く、時間にも余裕があったので食前のちょっとしたお散歩ということで。
1階のエントランスでレストラン利用であることと予約者名をお伝えすると、ベルデスクの方が丁寧にエレベーターホールまでエスコートしてくださいました。エレベーターでロビーフロアに到着すると、外資ホテルだ~と感じるいい感じの香りがお迎えしてくれます。
「オペラ座の怪人」ランチプログラム
ご案内いただいたのは窓際で浜離宮を一望できるお席。ちょうどこの時は浜離宮が臨時休園中だったので、明るい時間なのに一人も歩いていないという珍しい光景を高いところから見下ろしながらのランチ体験でした。
ウェルカムドリンクのスパークリングワインと、卓上で待ち構えていたファントムからの手紙にお料理が来る前からワクワクが止まらない!To My Guest(Dearじゃないんだよなw)と書かれた封筒の中に、『オペラ座の怪人』第1幕の内容にちなんで構成された、ランチプログラムの内容が記載されています。
まず最初に登場するアミューズは、作品冒頭のオークションシーンにおける布を被った状態のシャンデリアをイメージしたもの。カクテルグラスに入っているので、横から見た状態だと、より劇中のテーマソングと共に時が戻る象徴として上方へ上がっていくシャンデリアの姿を連想できます。
(ちなみにサンフランシスコで衝動的にチケットを取ったオペラ座が素晴らしすぎたので、以後は日本語のオペラ座で上書きしないようにしているので、四季版の演出は存じ上げませんw)
アミューズにはオマール海老、根セロリ、バニラが使用されています。セロリは苦手な食材の一つなんですが、味というよりも茎の繊維質な感じがダメなので、この料理に潜んでいるセロリ成分については特に気が付きませんでしたw
前菜の前にサーブされたのが自家製のカンパーニュ。特製の南部鉄器で焼いたもので、十字に切れ目がはいっていて、熱々のまま卓上にやってきます。オリーブオイルも別添えで。こちらはお店のレギュラーメニューなので、オペラ座に関連しているというわけではありません。
前菜は1幕の劇中でリハーサルが行われていた歌劇「ハンニバル」をモチーフにしたもの。主役である中央の信州サーモンを、ミュスカ(=マスカット)と季節の野菜が鮮やかに囲んだ、目にも鮮やかな一皿です。メインはサーモンのはずなのですが、周りを取り囲んでいる季節の野菜たちがそれぞれ味わい深くて美味しい!
これはもしかして、本来はハンニバルのプリマドンナだったはずのカルロッタではなく、コーラスガールの一人であるクリスティーヌが代役として抜擢されるという展開を意図している!?そういう説明をされたわけではないので、完全に私の勝手な妄想なのですが、割と辻褄が合ってしまうので可能性ゼロではないと思ってますw
ランチのメインは肉料理:Angel of Music -音楽の天使-か、魚料理のThe Phantom of the Opera -オペラ座の怪人-からいずれか一つを選びます。私はファントム贔屓なので、もちろん後者!この日の魚はホウボウ、その主役の上にツブ貝と香草たちが乗っています。
右側の黒いものは生地にイカスミを含んだパンのようなもので、ファントムが地下の隠れ家にクリスティーヌを連れていく時にも登場した小舟をイメージしています。この小船、オペラ座の怪人の日本版オリジナルキャストである市村正親さんが出演する「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」でも、オペラ座へのオマージュとして登場するんですよ~!
リメイク版もかなりの回数見ましたが、あちらはあちらでパイプオルガンとかステンドグラスとか、ちょっとラブネバ*2っぽさを感じる要素もあって、市村さん大好きな私にとっては嬉しいファンサービスでした。
ランチのラストを飾るのは、第1幕のクライマックスでもあるシャンデリア落下シーンをモチーフにしたデザートです。細かく割れて飛散するキャラメルシートが、本番中に落下して無残にも散らばったシャンデリアの破片のようで、とっても素敵!!
天辺のつるんとしたドームにナイフを入れると、中からとろ~りとカシスのソースが流れ出てきます。この色がオペラ座で起きた悲惨な事件の様子を想像させて、なかなかに攻めたデザートだなぁと。舞台版ではそんなに激しく血が…みたいなわけにいかないので、どちらかというと私の頭の中では「オペラ座館殺人事件」を思い浮かべてしまいましたがw
デザートと共にコーヒーか紅茶をいただけるとのことだったので、宿泊時の客室に備えられているものにこだわりがあると聞いていたのもあって、コーヒーをチョイス。猿田彦珈琲のオリジナルブレンドで、どうやら一杯ずつハンドドリップしている(と思われるものの、座席位置からその様子は見られず)みたいです。
そんな美味しいコーヒーでまったりしていたら、思いがけずバースデーメッセージ入りのプレートが!一応、予約の時の「利用の目的」で『誕生日』の項目を選んではいたんですが、一人での利用だしあまり盛り立てられても気まずいなぁと思っていたので、さりげなく持ってきてくれて軽くお祝いしてくれる温度感がちょうど良かったです!ありがとうございます!
ランチでもしっかり小菓子まで用意されているところに、このプログラムの本気を感じたフィナーレでした。お会計ではJRE MALLで事前に交換していた5,000円分のデジタル利用券(通常4,500ポイントで交換のところ、クーポン適用で3,500ポイントで交換したもの)を使い、残りをカードでお支払い。
JRE MALLのお得なクーポンは小まめに出ているみたいなので、JREポイントの最も有効な活用方法として、今後もこのホテル利用券にはお世話になるつもりです。
快晴で人の少ない平日のランチということで、とても快適に楽しく過ごすことができた「Chef's Theatre」での時間。有意義に過ごせた誕生日休暇の報告をTwitterに投稿したことから、このランチの4日後にディナーで再訪することが急遽決まるわけなのですが、そのことはメズム東京を後にする時点では全く考えていませんでした。
ということで近日中にディナープログラムの様子についてもご紹介する予定ですが、果たしてこのコラボが開催されている2月中に更新を終えることができるのでしょうか!笑