『北海道グルメ』というジャンルの中には、他の都道府県とは比べものにならないくらいに様々なメニューや素材が存在しますが、その中の一つで地域特有な名称ながらも知名度が高いのが「ザンギ」。
そんなザンギの名店として名高いのが「中国料理 布袋」ですが、路面店である本店の他に札幌駅付近からアクセスしやすい商業施設・赤れんがテラスのフードコート内に姉妹店があり、他のお店のフードと共に気軽に有名店の味を楽しむことができるのはご存知でしょうか。
お店の情報
北海道庁旧庁舎の目の前にある商業施設「赤れんがテラス」内のフードコートに入っています。建物内にはフードコートエリアにも飲食施設が多く入っているため、近隣で働くビジネスマンでも、休日の家族連れやデートなどにも活用できそうです。
また、日頃からお世話になっている三井ショッピングパークアーバンの施設でもあるため、三井ショッピングパークのアプリでポイントを貯めたりQRコード決済ができるのが、個人的には非常にありがたい要素でした。
店内の雰囲気
フードコートには６店舗（が入る面積になっているものの、現在営業しているのはそのうち５店舗みたい…）あり、座席の数も形式も豊富です。忙しい人がササッと食事を済ませられるスタンディングのカウンターあり、旧道庁の正面に伸びる道に面してガラス張りになっている眺望の良い席ありと、選択肢が多いのは良いなと思いました。
また２名用テーブルであれば向き合った人たちを隔てるように、カウンター席であれば隣の人との間に、アクリル板の設置がされており、小まめにテーブルを巡回して消毒を行う清掃スタッフの方も。同じ場所を複数の人が利用するフードコートだからこそ、感染防止対策には力を入れていると感じました。
「布袋」のブースはフードコートながらも名物のザンギはもちろん、麺類に副菜にとメニューの種類が多く、頼みたいものを決めるまでに少し迷いました！また三井のアプリ特典で１ドリンク無料のクーポンがあったので、こちらも活用～。
オーダーしたもの
すごくお腹が減っているわけではなかったものの、布袋の名物メニューを食べてみたい…という感じだったので、２人で２品をシェア。フードコートということもあって、こういった頼み方が気兼ねなくできるのは嬉しいです。
まずは布袋グループ３店の個性あるザンギが一堂に会した「ザンギ３種食べ比べセット」から。真ん中の「布袋式ザンギ」が本店、左の「レモンザンギ」が赤れんが、右の「ピリ辛ザンギ」が点心メインの姉妹店・弁財天を象徴する味なのだとか。比較対象となる割り箸やおしぼりが見切れているので分かりにくいかと思いますが、それぞれが結構な大きさです！
手前のタレを好みで付けて食べても良いのですが、スタンダードな味わいを楽しむためにも一口目は何も付けずにそのまま行くのがおすすめです。ピリ辛ザンギは某フライドチキンチェーンのレッドホットのように衣そのものが辛いわけではなく、後から辛いフレークをかけて楽しむタイプ。これを見て、何度か自宅でも唐辛子フレークと鶏肉で真似させていただきましたｗ
レモンザンギは「唐揚げレモン論争」じゃないけど、やるならもっとガツンとレモン！！みたいな突き抜けた酸味があるほうが好きかもなぁ。ちょっと物足りなかったので結局は普通のザンギと同じくタレを付けて食べてました。
２品目は麻婆麺。麻婆豆腐をかけた麺というよりは、麺にかける用の麻婆豆腐をのせました的なあんかけラーメンっぽい感じ。この違い、伝わりますかね？スープと麻婆豆腐が最初から一体化していると言えばいいのかな？例えば蝋燭屋とかはラーメンどんぶりに入ってるけど、その表面だけ見れば普通の麻婆豆腐に見えるというか何というか…。
そんな見た目の通り、辛さはマイルドで誰でも食べやすい感じ。何やかんや言いつつも、これはこれで美味しいんですよね。ただ、辛いもの好きとしてはもっとレベルを上げた状態で食べてみたい…という気持ちになってしまうのです。困ったものだな…。
重みがあるので、なかなか難しかった麺上げ。黄色くて中太な麺はとろみのあるスープと絡むのには抜群。器自体がかなり大きめなので、ボリュームも相当な量がありました。麺類のミニサイズは定食系を含めてもないみたいなので致し方ないですが、１杯でミニラーメン３杯くらいに分けられるくらいのはたっぷりです！
商業施設内なので何かのついでにアクセスしやすいため、ランチや狭間の時間に使うのに向いていると思います。姉妹店の「弁財天」が狸小路商店街のドン・キホーテのビルに入っているようなので、次に札幌でザンギを食べてみたくなった時にはそちらを利用してみようかな。点心と担々麺があるという点にかなり心惹かれています。
中国料理 布袋 赤れんがテラス店 （中華料理 / さっぽろ駅（札幌市営）、大通駅、札幌駅（ＪＲ））
昼総合点★★★☆☆ 3.4
